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スズキは隠れ名車を数多く輩出してきたが、現行車ではその筆頭にあるのかもしれない……!? ”軽い”&”パワフル”&”高速も乗れる” スズキ・ジクサーの欠点を見つけてみようとしたが……

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150ccという日本の区分では中途半端になってしまう排気量は、インド生産でグローバルモデルとしている経緯があるから。海外で大ヒットし、2年前に国内ラインナップに名を連ねると、日本でも瞬く間に人気モデルに。小兵ながら実力者で、欠点など見当たりません。

REPORT●青木タカオ(AOKI Takao) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

ジクサー……321,840円

「ジクサー」の国内デビューは2017年1月から。その報道向け発表会では、生産国であるインドで13もの部門がある「バイク・オブ・ザ・イヤー」の賞を総なめにし、大ヒット中であることが明かされました。2014年からアジアや中南米を中心に輸出され、日本導入前の時点から各国ですでに人気者となっていたのです。

 アメリカで「GSX-R1000」や「GSX-R750」が“ジクサー”と呼ばれ親しまれ、そのGSX-RシリーズのDNAを受け継ぐことに、車名は由来します。足まわりは前後17インチ、つまり兄貴分らと同じ大きさ。エンジンは空冷4サイクル単気筒SOHC2バルブで、最高出力14PS/8,000rpm、最大トルク14Nm(1.4kg-m)/6,000rpmを発揮し、信頼性・実績も充分です。

 インドから国内への2輪車輸出はスズキとしては初で、321,840円というリーズナブルな価格を実現しました。今回の車両は赤(キャンディソノマレッド / ソニックシルバーメタリック)で、印象深かったブルー(グラススパークルブラック / トリトンブルーメタリック)とはまた違うイメージ。あまりメディアに露出されていないカラーで、赤もまた新鮮で好印象です。車体色は全3色で、もうひとつは黒(グラススパークルブラック)が設定されています。

グラススパークルブラック / トリトンブルーメタリック
グラススパークルブラック

抜群の足着き性とフィット感

 アップライトなハンドルがゆったりとしたライディングポジションをつくって、窮屈さは感じません。ステップも近すぎず、そして車体とのフィット感が素晴らしい。車体がスリムなうえ、タンクの両ひざが当たる部分がえぐれていてニーグリップがしやすく、シートも先端が絞り込まれています。

 それでいて足着き性が良く、シート高は785mmと低く設定されているから嬉しいかぎり。身長175cm、体重65kgの筆者の場合、両足を出してもカカトまで地面にベッタリです。

 車両重量は135kgと軽く、小柄なライダーや女性も取り回しに気をつかう必要はないと思います。この足着き性の良さと軽さは、ジクサーの大きな魅力になっているのではないでしょうか。

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