Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンテック
  1. TOP
  2. バイク
  3. ニューモデル

KTM RC390は、コーナー依存症ライダーに贈るベストな選択 DUKEでは物足りない、KTM RC390はそんなストイックなライダーのために存在する。

このエントリーをはてなブックマークに追加

ディテール解説

シングルディスクにラジアルマウントされたBYBRE製キャリパーはとてもコントローラブルでありつつ絶対制動力はサーキットでも十分通用するレベルを確保。フロントブレーキはこのスモールDUKEシリーズにおいて特に良い部分。

やはりWP製を用いるリアサスはプログレッシブスプリングを持ちリンクなしで装着。出荷時はソフトなセッティングだがプリロード調整も可能。

最小限に見えるシートだが、快適性やホールド性に不満はナシ。タンデム部はカウルに見えるがフォームになっていて柔らかく、タンデムライダーはそのままこのカウル状のタンデムシートに座れる。シート下は小さな小物入れが。

2灯式のプロジェクターヘッドライトとカウル上部を大きく覆うスクリーンがRCのアイデンティティ。どこか「奇妙な冒険」をする漫画を連想するのは筆者だけか。

ちょっと広めのセパハンはかなり積極的にフロント周りを抑え込んでいるようなイメージを提供してくれる。目に入るメーターはちょっと旧く感じ始めたデザインではあるものの情報は見やすいもの。

転倒時には上下にも曲り折れるのを防いでくれるレバーはやはりパワーパーツ。またバーエンドに装着されるガードキットはレースなどで他車に接触した際にブレーキやクラッチレバーをひっかけないための安全装備。MotoGPでも使われているだけに気分も盛り上がる。

シンプルなスイッチ類はいつもの場所にいつものボタンが配置され使いやすい。また各アイコンは裏側に明かりがあり、夜は光って見える。アクセルはライドバイワイヤ―を採用。ブレーキのリザーバータンク上のビレット部品はKTM純正オプションのパワーパーツだ。

主要諸元

エンジン形式: 4ストローク単気筒
排気量: 373.2cc
ボア×ストローク: 89/60mm
最高出力: 32kw(43hp)9500rpm
最大トルク: 35Nm/7,250rpm
圧縮比: 12.5:1
スターター/バッテリー: セル式/12V8Ah
変速機: 6速
燃料供給方式: Bosch製EFI(スロットルボディ:46mm)
バルブ数/カムシャフト: 4V/DOHC
潤滑方式: セミドライサンプ
エンジンオイル: Motorex Formula 4T
プライマリードライブ: 30:80
ファイナルドライブ: 15:45
冷却方法: 水冷
クラッチ: PASC™スリッパークラッチ・機械操作式
EGマネージメント/イグニッション: Bosch製EMS・RBW
フレーム: スチール製トレリスフレーム(パウダーコート)
サブフレーム: スチール
ハンドルバー: スチールクリップオンハンドル
フロントサスペンション: WP製倒立フォークφ43mm
リアサスペンション: WP製モノショック
サスペンションストローク(F/R): 125/150mm
ブレーキ(F): 4ピストンラジアルマウントキャリパー、ディスクブレーキφ320mm
ブレーキ(R): シングルピストンフローティングキャリパー、ディスクブレーキφ230mm
ABS: Bosch 9MB 2チャンネル(解除可能)
ホイール(F/R): アルミキャストホイール 3.00×17”/4.00×17”
タイヤ(F/R): 110/70 ZR-17/150/60 ZR-17
チェーン: メリング 5/8×1/4"
サイレンサー: ステンレススチール製ブライマリーサイレンサー/アルミ製セカンダリーサイレンサー
キャスター角: 66.5°
トレール量: 88mm
ホイールベース: 1,340±15mm
最低地上高: 178.5mm
シート高: 820mm
燃料タンク容量: 約10ℓ
車輌重量: 約147kg(半乾燥)

おすすめのバックナンバー

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい!

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい! 一覧へ

解決します! 交通ルールの素朴なギモン

解決します! 交通ルールの素朴なギモン 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ