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充実した足まわりといい、ライバル不在の独創性が魅力!! GPXの売れ線は、ロケットカウル付きのこのカフェレーサー。|ジェントルマン レーサー200

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ロケットカウル風のフェアリングにセパレートハンドル、そしてシングルシート風のタンデムシートカバー。カフェレーサースタイルにまとめあげられた“ネオクラシック”モデルは、タイGPXの上級モデルですが、アンダー40万円(税抜き)で手に入ります。「Gentleman Racer(ジェントルマン レーサー)200」、注目せずにはいられません!!

REPORT●青木タカオ(AOKI Takao) 
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●GPX 千葉 クロニクル(https://chronicle521.com)

Gentleman Racer(ジェントルマン レーサー)200……42万9000円

 スチール製ダイヤモンドフレームに空冷単気筒SOHC2バルブエンジンを搭載する車体構成は、「Gentleman(ジェントルマン)」を踏襲しますが、独創的なシルエットのフェアリングやセパレートハンドル、バーエンドミラーで独創的なカフェレーサースタイルとしています。

 側面をレイヤー構造とするなど、手の込んだ形状としたフェアリング。リング状のLEDポジションランプを持つヘッドライトと絶妙なマッチングを見せ、第一印象では違和感がありましたが、見慣れていくうちにどんどんカッコイイと思えてくるではありませんか。不思議な魅力を持ったスタイルです。

 ステンレス製スリップオン・メガホンサイレンサーは、GPX JAPANの母体となるツキギレーシングがプロデュースするオプションパーツ「TRエキゾーストシステム」です。レーシーなジェントルマンのスタイルをよりスポーティなものへと昇華させました。

 アンダースポイラーやスネの内側で押さえ込む部分にある丸い形状のカバーなど、独創的なスタイルを決定づけるエクステリアパーツは、ベースとなる「ジェントルマン」譲りの装備。前後17インチの足まわりなども変更ありません。

 ホイールはリムをブラック仕上げにしたクロススポーク仕様。トラディショナルな足もとにラジアルマウント式4ピストンキャリパーや倒立式フロントフォーク、ピレリ製のバイアスタイヤ「ANGEL CITY」がセットされ、新旧の要素が融合したレトロモダンなモデルであることを強調しています。

 セパレートハンドルによって、上半身が前傾となるライディングポジション。車体はコンパクトですが、窮屈ではなくゆったりとした感覚もあります。ニーグリップがしやすいよう、大きなラバーが燃料タンクに貼られているのもありがたいところです。

 シート高は800mmと低く、身長175cmの筆者だと両足カカトまで地面に届きます。車両重量は160kgで、公式スペックではカウルなしの「ジェントルマン」と変わりません。軽量・コンパクトで押し引きも容易い印象です。

 上はベースモデルで、フラットバー装備のジェントルマン。セパレートハンドルのジェントルマン レーサー200の方が上半身は若干前傾となることがわかります。

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