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前後サスもタイヤもイイ! 足着きも意外と良かった!|ホンダ・ADV150試乗

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⚫️ディテール解説

左右3灯(両端はハイビーム用)ずつにセパレートされたLED式ヘッドランプデザインが精悍。スクリーンはスライドロック機構による調節式で2段階(高低差は71mm)に可変できる。
風が心地よく感じられる季節にはこのLOWポジションが良い。スクリーンは工具不要で簡単に高さの上下調節ができる。
スクリーンアジャスターは両手で左右のつまみを引いて操作する。HIGHポジションでは、顔面への風圧が緩和される。
正立式フロントフォークのストロークはクラス最長の130mm。ABS付き油圧ディスクブレーキは、φ240mmのウェーブディスクローターにNISSIN製2ピストン・ピンスライド式キャリパーを組み合わせる。
前方へ突っ張るように踏ん張る事もできる。ポジションに自由度があるフートボード。
カウル内側右手のスイッチ操作でパッカンと蓋が開く燃料給油口。車体の左右どちらからでも楽に給油できる。
基本的にはPCX150のエンジンと共通だが、出力特性やVマチックはADV150独自の設定が施された。
右側で跳ね上がるショートマフラーはなかなかボリュームがある。エキゾーストパイプの直ぐ上にあるのは水冷エンジン冷却システムのラジエターだ。
ユニットスイング式サスペンションには3段レートスプリングを使用したSHOWA製リザーバータンク付き2本ショック方式を採用。ストロークは120mm。
φ220mmのウェーブディスクとNISSIN製1ピストン・ピンスライド式油圧キャリパーを採用。リヤにABSは無い。太めのIRC製タイヤを装着。ブロックパターンが採用されている。
センターのクランプ部分はφ28,6mm。テーパーパイプバーハンドルがリジットマウントされている。
一番下段にプッシュキャンセル式ウインカー、中断グレー色の三角ボタンスイッチはホーン。上段の黒スイッチはヘッドライトの光軸を切り替えるディマースイッチだ。
ハンドル右側スイッチは上から順に、アイドルストップ機能のON/OFFスイッチ。ハザードランプスイッチ、そしてエンジン始動用のスタータースイッチだ。
各種インジケーターランプを下段に配置したセパレートメーターを採用。メインの液晶表示は多彩な情報伝達を担う。
プッシュ操作でロックの開け閉めができる左側インナーボックス。容量は2L。中には12V1A(12W)のアクセサリー電源も装備されていた。
スマートキー方式を採用。左のリモコンキーを身につけて車体に近づくとダイアル式スイッチが操作できるようになる。定位置で右のシーソースイッチを操作するとシートと燃料給油口の蓋が開けられる。
前後で軽く段差のついた一体式のダブルシート。クッションは硬めの感触だが、座り心地は良い。
後席の両脇にはしっかりしたハンドグリップが装備されていて二人乗りでの安心感も高い。
シートは前ヒンジで大きく開く。ご覧の通りメットイン+αの収納スペースがあり長尺物も入れられる。容量は27L。
フルLEDランプが採用されているテールビュー。急ブレーキ時にはハザードランプが自動点滅するエマージェンシーストップシグナルも装備。

◼️主要諸元◼️

車名・型式:ホンダ・2BK-KF38
全長(mm):1,960
全幅(mm):760
全高(mm):1,150
軸距(mm):1,325
最低地上高(mm):165
シート高(mm):795
車両重量(kg):134
乗車定員(人): 2
燃料消費率(km/L):
 54.5(60km/h)〈2名乗車時〉
 44.1(WMTCモード値)〈1名乗車時〉
最小回転半径(m):1.9
エンジン型式 :KF38E
エンジン種類 :水冷4ストロークOHC単気筒
総排気量(cm3):149
内径×行程(mm):57.3×57.9
圧縮比:10.6
最高出力(kW[PS]/rpm):11[15]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):14[1.4]/6,500
始動方式:セルフ式
燃料供給装置形式:電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
点火装置形式:フルトランジスタ式バッテリー点火
燃料タンク容量(L):8.0
変速機形式:無段変速式(Vマチック)
タイヤサイズ(前 /後):
 110/80-14M/C 53P
 130/70-13M/C 57P
ブレーキ形式 (前/後): 油圧式ディスク/油圧式ディスク
懸架方式 (前/後):テレスコピック式/ユニットスイング式
フレーム形式 :ダブルクレードル
キャスター角:26°30′
トレール:85mm
ステアリング切れ角:46°
製造国:タイ

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