Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンテック
  1. TOP
  2. バイク
  3. ニューモデル

スクランブラーとカフェレーサーがまさかの融合! っていう発想がすでに勝ち。|ドゥカティ スクランブラー カフェレーサー試乗

このエントリーをはてなブックマークに追加

スクランブラー カフェレーサー細部解説

初代はキャストホイールでしたが、現行モデルでは軽合金スポークホイールに。フロントブレーキはモノブロックラジアルマウント4ピストンキャリパーと330mmのフローティングディスクの組み合わせです。

カフェレーサースタイルを強調するショートフェアリングを標準装備した丸型ヘッドライト。LEDリングライトを配し、精悍なフロントマスクを演出しています。

アルミカバー付きLCDインストルメントパネル。スピードを中央で大きく見やすく表示し、シフトポジションや燃料計も備え機能的です。

スクランブラーながらも常識を覆し、クリップオン式のセパレートハンドルを装着。ただしグリップ位置は持ち上げられ、乗車姿勢が前傾すぎないのが秀逸です。バーエンドには丸型のミラー。お洒落なクラシックムードも漂わせているところがドゥカティらしいです。

青くペイントされたスチール製トレリスフレームに、スクランブラーシリーズ共通の空冷LツインDOHC2バルブ803ccのエンジンを搭載。最高出力73PSを発揮し、スリッパ―クラッチも組み込まれます。

カフェーレーサーらしいシングルシート風テールカウルカバーを標準装備。車体色に合わせて、シート表皮をブルーにコーディネイトしています。

車体の左サイドにてリンクレスで装着されるリアサスペンションは、KYB製プリロード調節機構付きモノショック。150mmのストローク長を確保しました。

LEDテールランプもコンパクト。シンプルで軽快なテールエンドがスタイリッシュとしか言いようがありません。

テルミニョーニ製デュアルテールパイプエグゾーストは、ブラックアルマイト加工のアルミ製カバー付き。車体右サイドにレイアウトされ、ショートサイレンサーがマスの集中化に貢献します。

スクランブラー カフェレーサー主要諸元

■エンジン
L型2気筒デスモドロミック 2バルブ 空冷803 cc
ボアXストローク 88 x 66 mm
圧縮比 11:1
最大出力 54 kW (73 ps) @ 8,250 rpm
最高トルク 67 Nm (6.8 kgm) @ 5,750 rpm
燃料供給装置 電子制御燃料噴射、50mm径スロットルボディ
エグゾースト アルミニウム製サイレンサーカバー付き ステンレス製エグゾーストシステム、 触媒コンバーター、O₂センサー×2
ホモロゲーション ユーロ4規制

■トランスミッション
ギアボックス 6速
減速比 1速2.461、2速1.666、3速1.333、4速1.130、 5速1.000、6速0.923
1次減速比 ストレートカットギア 1.85:1
最終減速 チェーン:フロントスプロケット 15T、リアスプロケット 46T
クラッチ 湿式多板 油圧式 セルフサーボ / スリッパ―クラッチ機構

■シャシー
フレーム スチール製トレリスフレーム
フロントサスペンション KYB製41mm径倒立フォーク
フロントホイールトラベル 150mm
フロントホイール 軽合金スポークホイール 3.50 x 17
フロントタイヤ ピレリ製ディアブロロッソ3 120/70 ZR17
リアサスペンション KYB製 プリロード調節機構付モノショック、 アルミニウム製両持ち式スイングアーム
リアホイールトラベル 150 mm
リアホイール 軽合金スポークホイール 5.50 x 17
リアタイヤ ピレリ製ディアブロロッソ3 180/55 ZR17
フロントブレーキ ブレンボ製M4.32 4ピストン ラジアルマウントキャリパー、330mm径ディスク、ボッシュ製コーナリングABS
リアブレーキ ブレンボ製1ピストンフローティングキャリパー、245mm径ディスク、ボッシュ製コーナリングABS
インストルメント LCD

■サイズ、重量
ホイールベース 1,436 mm
キャスター角 21.8°
トレール 93.9 mm
ステアリングロック角 35°
燃料タンク容量 13.5リットル(リザーブ容量含)
乾燥重量 180 kg
車両重量 196 kg
シート高 805 mm
全高 1,066 mm
全幅 875 mm
全長 2,090mm

テスター:青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説し、休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持されている。現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアにて執筆中、バイク関連著書もある。

やる気にさせる前傾姿勢、これは攻めのハーレーダビッドソンだ。|ソフテイル ローライダーS

かつてダイナファミリーの一員としてラインナップされていたローライダー。のんびりと長距離を走り抜ける、というハーレーの...

あわせて読みたい

おすすめのバックナンバー

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい!

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい! 一覧へ

解決します! 交通ルールの素朴なギモン

解決します! 交通ルールの素朴なギモン 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ