Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンテック
  1. TOP
  2. バイク
  3. ニューモデル

【ちょいレア輸入車】レトロな見た目の155cc。ヤマハXSR155は乗った感じもなかなか良し!

  • 2020/05/04
  • 後藤武
このエントリーをはてなブックマークに追加
目次開く

ヤマハXSR155……399000円

力強いパワーを発揮するVVAエンジン

ディテール解説

主要諸元

ディテール解説

穴開きのディスクに2ポットのスライドピンキャリパー。ストリートではタッチ、効きとも文句のないレベル。
フロントフォークは倒立。ゴールドのアウターチューブは見た目にもゴージャス。ストリートライディングを考えたしなやかな動き。
むき出しのラジエターは機能美を感じさせる。フレームに取り付けられたカバーはもう少しスマートに処理したいところ。
エンジンは水冷SOHC4バルブ155cc。可変バルブタイミングVVA搭載。ボア・ストロークは58.0mm×58.7mmとわずかにロングストローク。最大出力は19.3ps/10000rpm,最大トルクは14.7Nm/8500rpm。
アンダーガード風のカバーの中には冷却水のリザーバータンクやサブサイレンサーが隠されている。
大型のサイレンサー。消音効果は高く排気音も心地よい。
リアブレーキに使われているのは片押しシングルピストンキャリパー。
ステップ位置はネイキッドしては後退している。ヒールガードが外側に張り出している点は気になった。テスターがオーナーだったらステップをもう少し追い込みたい。
リアサスはモノショック。リンクを介してプログレッシブな作動をする。ストリートを走った限りでは乗り心地も悪くない。
スイングアームはアルミのキャスティングを組み合わせたもの。価格の割にゴージャスな感じが漂う。
タックロールの入ったレトロデザインのシートも上位機種と同じイメージ。シートの断面が丸いので尻の落ち着きは今ひとつ。
シートを外すと電装類が顔を出す。収納スペースはなく、整備や確認をする為のものだ。
高品位なペイントが施されたタンクは樹脂製のタンクカバー。10リッターのスチールのインナータンクを取り付けている。
デジタルのスピードをドット表示のタコが取り囲むようにレイアウトされたメーター。
ハンドルはフラットで幅広い。ハンドルポストが高い位置にあるので見た目ほど前傾姿勢にはならない。
スイッチボックスのデザイン、レイアウトも兄貴分と瓜二つ。ウインカースイッチは下でホーンボタンが上。親指を真横に伸ばした時、ホーンに指が届くようになっている。
右のスイッチボックスにはセルとキルスイッチを一体化させたボタンを配置。スロットルホルダーやグリップ、バーエンドにいたるまでXSRデザインコンセプトを守っている。
XSRのロゴが刻まれたヘッドライト。アルミのライトステーなど、質感にも気を使っていることが分かる。
XSRシリーズと共通の丸形テールランプを採用している。

主要諸元

全長x全幅x全高:2000x805xl080mm
シート高:810mm
ホイールベース:1330mm
最低地上高:170mm
車重:134kg
エンジン型式:水冷単気筒4ストローク 4バルブSOHC
排気量:155cc
ボア✕ストローク:58.0x58.7mm
圧縮比:11.6: 1
最大出力:19.3hp/10,000rpm
最大トルク:14. 7nm/8,500rpm
オイル容量:Wet sump 0.85 - 0.95L IOL
燃料供給方式:インジェクション
変速機:6速
フロントタイヤ:110/70- l 7M/C 54S,
リアタイヤ: l 40/70-17M/C 66S

後藤武

自動車関係の実験職を経て渡米。飛行機、ヘリコプターの事業用ライセンス取得後に帰国。バイク雑誌クラブマン、航空雑誌シュナイダーなどの編集長を務める。現在はフリーランスとしてバイク、クルマ、飛行機、アウトドア、食などの記事を執筆。2ストロークマガジン編集長。日本工学院八王子専門学校講師。

おすすめのバックナンバー

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい!

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい! 一覧へ

解決します! 交通ルールの素朴なギモン

解決します! 交通ルールの素朴なギモン 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ