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畑を借りて、自分専用バイクコースを作ってみた。/休耕地スクランブル♯2

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2週間で再び雑草に覆われるスクランブルコース。コース管理って大変なんだなぁ! 田舎で畑を借りて、そこでバイクをぐるぐる走らせて楽しんじゃおう企画の第二弾、今回はどんなバイクで走ったら楽しいかを検討します。

TEXT●ノア セレン
PHOTO●松川 忍

こりゃ大変! コース管理・というか雑草管理!

 前号展開で草刈りをしたアバウトなコースをちょっと試走し「アー楽しかった!」となって僅か2週間。私設スクランブルコースはまた雑草に覆われました……。
「田舎暮らし」なんていう言葉の響きは素敵ですが、各種の虫とか蛇とかとの戦いもノベツでありながら、何よりも最大の敵は雑草です。本当に、刈ったそばからまた生えてくるんです! イッタンブ(300坪)もあると、グルッと刈ってスタート地点に戻った頃には「本当に生えてきてるんじゃないか!?」と疑いたくなるスピードですよ。

 というわけで私設コースに盛り上がるのもつかの間、特にこの春から夏にかけての季節はコース管理に追われるのです。草は刈りっぱなしでも良いんでしょうけれど、切った後にちゃんと集めて捨ててくると本当に綺麗になりますからね。エンデューロレースに出て「いい汗かいた!」なんて言いますが、私設コースではバイクに乗る前から相当いい汗をかくことになるわけです。

刈払い機にて草を刈っていくのもイッタンブもあるとそれなりに大変だけれど、その後の草集めが何より重労働。しかしミミズの数とサイズに驚く! さすが元ハタケ!

 草だけでなく、初夏になると木の枝も春先の新緑とは違って立派な葉っぱが生えて、重さで垂れさがってきます。コース上に垂れ下がってくる枝は容赦なく切り払います。「田舎暮らし」とか「ロハス」なんていうのが好きな人は木を切ったりするのをためらいますが、田舎者はそんなのためらいません。できることなら根元から切っちゃいます。ちょっと目を離してるスキに木もどんどん大きくなってきますからね。あまりに大きくなってくると自分で切るのは危険になって、高いお金を払って業者さんに頼まなきゃいけなくなっちゃう……自分の力で何とかなるうちに、しっかりとコントロール下に置いておくのが土地管理のポイントだと実感しています。

いったいナニで走ろうか

 一応なんとなくコースができた前回は、やっぱりオフ車で走った方が良いだろうとTT250Rで試走しました。デコボコタイヤがついてたこともあってすぐにコースが荒れちゃったけれどそれなりには楽しむことができました。でもちょっと過ぎるというか……。本気度が高すぎるんでしょうか。あと、スクランブルとかグラストラックというのはリアを滑らせるのが楽しいわけですから、グリップしちゃったらツマラナイというか。いや、つまらなくはないんですが、なんか「マジ感」みたいのが出ちゃうんですよね。べつにレースじゃないしタイムを計るわけでもないので、楽しめることが第一。いったいどんなバイクで走るのが良いのだろう。

 ということで、検討すべく自分のコレクションに加え色んなバイクを持ち寄って試してみました。

畑の規模にぴったりのパーフェクトマシンを模索する

①Vストローム650 コースとのマッチ度20%

 こちら、普段から公道で乗ってる自分のメインマシンです。一応アドベンチャーモデルという枠ですが、スズキとしてはオフロード性能を謳ってはおらず、あくまで優秀なオンロードツアラーという位置づけ。とはいえ、ちょうどオフロードっぽいタイヤを履いていることだし走ってみよう。
 結果、「走れなくはない」けれど楽しめるかって言ったら厳しいですな! 力があるからいくらでもリアを振り出すことができるし、サスストロークもあるから凸凹も何とかなっちゃうけれど、なんと言っても重量がありすぎることと、タンクが長くて前に方に座れないなどの理由でオフロードっぽい走りはちょっと難しいイメージ。そして何よりも絶対的に転ばせたくない!! 本来は汚したくもないですからね、試走後すぐにケルヒャーしたのは言うまでもありません。ただ、BMWのGSやドゥカティのムルチストラーダみたいにオフロード走行もしっかり考慮されているアドベンチャーモデルだったら、(あと転んでもかまわないなら)それなりに楽しむこともできそうですけどね。

普段の愛機Vストローム650で試走。さすがの良いバイクで普通にこなすけれども、楽しめるかって言うと「転ばせたくない」気持ちが強すぎて……。まだイケるでしょう!と言うカメラマンに「こりゃ無理っす!」という僕。

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