得意種目は長距離巡航。台湾発の高級志向250ccスクーター、CRUiSYM 250は長距離走行にも最適｜SYM

2020/04/18
MotorFan編集部北秀昭

スクーター王国・台湾の人気バイクメーカー「SYM（エス・ワイ・エム）」。同社のスポーティーで高級感溢れる250ccスクーター「CRUiSYM（クルージム）250」が、ついに日本上陸。ビッグスクーターならではの快適なクルージングデザインに、アドベンチャーの要素を盛り込んだ、話題の1台をチェックしてみよう。
REPORT●北秀昭(KITA Hideaki）

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CRUiSYM（クルージム）250……649,000円（税込）

USB電源 / 可動式スクリーンを装備

「CRUiSYM」は、快適なクルージングにアドベンチャーの要素を盛り込み、スポーティーなアピアランスを軽量なボディに結実させた250ccパフォーマンススクーター。
　このマシンの特徴は、長距離ツーリングに適した高級志向のクルーザーであること。フロントビューには、泥除けとしてアドベンチャーバイクに装備されている、鳥の“くちばし”のイメージをブレンド。

　大型のデュアルヘッドライトの上部には、LED のポジションライトを採用。クルマのようにボディに装備された折り畳み式のバックミラーには、LED ウインカーが配置されるなど、スタイリッシュなデザインが盛り込まれている。

　長距離ツーリングも快適に楽しめるように設計された車体には、風や粉塵からライダーを守る、ロングスクリーンに加え、ゆったり座れる大型シートを採用。フットスペースの前方には、走行中に足を伸ばしておくことのできる40度～42 度のボード。また、後方にはワインディング時に車体をホールドしやすい、滑り止めのあるボードが配置され、様々なシーンでのライディングポジションを想定した設計が成されている。

　耐摩耗性と耐熱性に優れた高品質セラミックシリンダー採用のエンジンは、21.5馬力のパワフル仕様。リアサスペンションはアップグレードされ、操縦安定性を向上。より快適にライディングを堪能できるモデルへと進化している。250ccの他、海外輸出用として同車格の125㏄・300㏄の各モデルもあり。

CRUiSYM（クルージム）250の各部をチェック

アナログタイプのスピードメーターとタコメーターは別体型とし、中央にデジタルメーターを配置。

CRUiSYM（クルージム）250　主要諸元

全長× 全幅× 全高（ mm ）：2,175 × 760 × 1,440mm
軸距（ mm ）：1550mm
最低地上高（ mm ）：125mm
シート高（ mm ）：760mm
車両重量（㎏）：196kg
乗車定員（人）：2 人
燃料消費率（ 50km/h 定速走行時）：41.0km/L
最小回転半径（ m ）：2.6m
エンジン型式：水冷4 サイクル
エンジン種類：SOHC 単気筒
総排気量（ cc ）：249.4cc
内径x 行程（ mm ）：71.0 × 63.0mm
圧縮比：10.5 : 1
最高出力：15.8kw（21.5ps）/7500rpm
最大トルク：23.5Nm/5500rpm
始動方式：セルフ式
燃料供給装置形式：電子制御燃料噴射(EFI)
燃料タンク容量：12.0L
変速機形式：CVT
タイヤ：F 120/70-14 55P　/　R 140/60-13 63P
ブレーキ形式：F 油圧式ディスク　/　R 油圧式ディスク
懸架方式：F テレスコピックフォーク　/　R ユニットスイング式
フレーム形式：パイプアンダーボーン
製造事業者：三陽工業有限股份公司
製造国：台湾