あたらしい生活様式に合わせて増加するデリバリー需要を支える、日本の新しいEVブランド・aidea(アイディア)が本格始動 国内生産の電動スクーターブランド、aideaが稼働開始|航続距離80km・AAカーゴ
- 2020/06/15
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MotorFan編集部
aideaは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により遅延していた国内生産工場の操業を2020年6月より開始した。
また、同工場における量産第一号モデルとして、新しい生活様式への転換に伴い需要の高まっているデリバリー用途に最適な屋根付き3輪電動スクーター「アイディア AAカーゴ」を、2020年6月15日に新発売する。
aidea(アイディア)とは
aideaは、2019年東京モーターショーで誕生した、日本の新しいモビリティブランドだ。走行時にCO2を排出しないZEV(ゼロエミッションビークル)によって、地球環境をはじめとするさまざまな課題を解決し、社会に貢献することを目指している。
aideaの前身は、1996年にNicola Pozio(ニコラ・ポツィオ)により創設されたイタリアのバイクメーカー、ADIVAだ。2000年に最初の製品として、開閉式ルーフ、大型リアボックス、オーディオシステムを装備し、従来のバイクにはない快適性を持つスクーター、ベネリ アディバ150を発売。以来、常識にとらわれることのない独自の発想と技術により、全てのライダーの「移動を喜びにする」先進的なプロダクトを開発し続けてきた。
aideaは、ADIVAが掲げていた想いを受け継ぎながら、これまでのバイクの領域を超えた新しい価値を創造する。エネルギーの効率的活用を追求することで、新しい生活様式やビジネス環境の構築をサポートし、人々の心豊かな生活を実現する。
AAカーゴとは/AAカーゴが解決する課題
1.エネルギーを効率的に活用、環境にやさしい
太陽光・風力・水力など自然現象から得ることができる再生可能エネルギーが活用でき、走行時にCO2を排出しないEVは、深刻な問題である地球温暖化を抑制する。2015年国連サミットで採択された、SDGs(持続可能な開発目標)を達成するための一つの鍵と言えるだろう。
2.社会に貢献し共存できる、新しいモビリティ
●走る蓄電池として非常電源にも
4kWhという大容量のバッテリーを搭載するAAカーゴは、蓄電池としても有用だ。バイクならではの機動性を活かし、「移動できる電源」として、いつでもどこでも電気が使えるようになる。屋外イベントや災害時の電源として活用することも可能だ。
●都市に最適なサイズ
縦・横ともに、小型乗用車の半分以下のサイズであるAAカーゴ。駐車場不足、狭あい道路、渋滞など、都市部の交通課題を解消することが可能だ。一人の人間と少量の荷物の移動において、圧倒的に高効率なモビリティだ。
●音が静かで匂いが少ない
AAカーゴには、ガソリンエンジン車のような始動音やアイドリング音が感じられない。早朝や夜間の住宅街でも、気兼ねすることなく走行可能だ。排気ガスを出さず匂いも少ないので、食品を扱う場所や、倉庫などの屋内施設でも使用できる。
3.ビジネスを支える、EVならではのメリット
●コストと手間を軽減
ガソリンエンジン車と走行に直接必要なコストを比較すると、電気代はガソリン代の1/3以下。また、エンジンオイル交換など定期的なメンテナンスの必要性が少ないため、距離を走れば走るほどコストメリットが高まる。さらに、車両を構成する部品が圧倒的に少ないため、トラブルのリスクも減る。
電気の力で走るAAカーゴは、ガソリンスタンドへ給油をしに行く必要はない。使用後は、携帯電話のように充電ケーブルをコンセントにつなぐだけ。EVは、エネルギーの使い方と共に、ユーザーのライフスタイルも変えてしまう。
電気の力で走るAAカーゴは、ガソリンスタンドへ給油をしに行く必要はない。使用後は、携帯電話のように充電ケーブルをコンセントにつなぐだけ。EVは、エネルギーの使い方と共に、ユーザーのライフスタイルも変えてしまうだろう。
●優れた走行性能
AAカーゴの走行特性は、ガソリンエンジン車とは全く異なる。アクセルを開けた瞬間にモーターが大きなトルクを発生し、一気にしかもスムーズに加速。紙や飲料などの重量物を積載して坂道を上るようなシチュエーションで、特にその性能を発揮する。
AAカーゴの特徴
●大容量バッテリー搭載のEV
4kWhの大容量バッテリーを搭載し、最大走行距離は80km※。EVの国際規格であるJ1772ソケットにより、全国約15,000カ所にある四輪車用200V普通充電器が使用可能だ。自宅に200Vコンセントを設置すれば、わずか104円でフル充電ができる。
※当社試験環境下での数値です。運転方法や走行距離に応じて、値は変化します。
●前後13インチホイールの3輪構造
3輪という独自の車体構造により、バイクに乗り慣れていない方も安心して乗る事ができる。大径13インチホイールを前後に装着することで、段差や悪路でも安定した走行が可能だ。
●使い勝手の良いフルフラットな荷台
さまざまな用途に対応する、大型でフラットな荷台(荷かけフックつき)。ホンダジャイロ用など、一般的に販売されているボックスの取り付けが可能。
●フロントスクリーンとルーフ
冷たい雨や厳しい日差しからライダーを保護。ウォッシャー機能付きワイパーが雨天でも良好な視界を確保し、快適に走行することが可能だ。
●イタリアンデザイン×ジャパンクオリティ
AAカーゴは、イタリアでデザインされ、日本の厳しい品質管理のもとで生産されている。所有する喜びを得られるデザインと、心地よい日常を実現するクオリティを体感できる。
AAカーゴのデザイナーは、クラウディオ・ザンキーニ(1976年イタリア・リミニ生まれ)。1996年からそのキャリアを築き、bimota、Benelli、MotoMorini、Vyrus、TMなど、さまざまなメーカーのデザインを手がけてきた。2019年に発表された「bimota TESI H2」は、世界中から大きな注目を集めている。
ラインナップ、発売日
●AAカーゴα4(原付一種)
メーカー希望小売価格:767,800円(本体金額:698,000円/消費税10% 69,800円)
●AAカーゴβ4(原付二種)
メーカー希望小売価格:900,900円(本体金額:819,000円/消費税10% 81,900円)
※その他、100Vコンセント用 充電ケーブル、着脱式バッテリー搭載モデルも開発中です。
●発売日
2020年6月15日
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