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レクサス レクサス LBX 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2024/04/15

レクサス LBXの新型モデル情報を紹介します。レクサス LBXの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。レクサス LBX新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

レクサス LBX新型モデルの概要

レクサス LBXは、全長4190mm。レクサスSUVで最も小さく、他のレクサスモデルを含めても最も全長が短い。以前ラインアップされていた5ドアモデルのCTでさえ全長4320mmあったのだから、実に小さな高級車である。

1.5Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、2WDと4WDをラインアップ(4WDは2モーター)。グレード構成は、個性を際立たせた2つのパッケージとして「Cool」と「Relax」を用意する。また、発売に際し、好みの仕様を選べるオーダーメイドシステム「Bespoke Build」を設定。こちらは100台の抽選販売で、抽選の申し込みは2023年11月9日から11月21日までの受け付けとなっていた。

コンパクトサイズでありながら、走りやデザインも上質。サイズのヒエラルキーを超えたクルマを。そんな思いを具現化して生まれているだけに、レクサスの名にふさわしいハイクラスなモデルとなっている。ヤリス級サイズの高級車、LBX。ここでは「Cool」と「Relax」を中心に、その魅力を見ていこう。

レクサス LBXの外観・内装デザイン

デザインでは、コンセプトを「Premium Casual」としたレクサス LBX。新たに挑戦したフロントフェイスのデザインなど、そのオリジナリティあふれる外観は、ぜひチェックしたい項目だ。また、小さなボディにいかにクオリティの高い室内を構築したか、内装デザインについても確認していこう。

外観:ダイナミックなプロポーション

LEXUSの新たな顔の造形や、低重心でシンプルな塊感を主張するリアデザインなど、強い存在感を示すレクサス LBX。冷却性能向上を活かしたフロントマスクの「スピンドルグリル」や、電動化に向けてグリル形状に頼らないスタイルの「スピンドル ボディ」など、レクサスは絶えず新たな顔を作り出すことにチャレンジしているが、今回、取り入れたフロントフェイスを「ユニファイドスピンドル」と呼ぶ。低い位置に配置されるラジエーターまでスピンドル形状を上下に圧縮。また、フードとバンパー間のスリットが左右ヘッドランプに繋がる意匠などが特徴だ。

大径タイヤを強調する張り出したフロントフェンダーや、ショートオーバーハング、低重心でスタンスの良い構えのリアまわりなど注目点は豊富。フロントのライトまわりは、フードとバンパーの間のスリットからつながる、外向きのL字シグネチャーを採用。リアは他のレクサスモデルと一貫性のあるLシェイプ一文字シグネチャーを踏襲している。

内装:水平ラインを強調したインテリア

水平基調でシンプルなインストルメントパネル。その水平ラインは、実に潔く、インパネの端から端へと貫かれている。センターディスプレイからコンソールにかけての一連の造形は、高さを抑え、傾斜させてデザインした。これによって室内との一体感が生まれ、操作性の良さもイメージできるものとなった。

センターディスプレイは、9.8インチのタッチディスプレイ。スイッチ類も組み合わせて配置するが、その一体感は実に巧妙だ。メーターは12.3インチの大型フル液晶で、視認性のよさも魅力。室内を彩るアンビエントイルミネーションはプリセットした14色の推奨カラーに加え、カラーパレットで50色からチョイスできるため、64色から好みにあったカラーで居心地のいい室内を演出できる。

レクサス LBXのサイズ・室内スペース

コンパクトで高級感に満ちたモデルを目指して誕生したレクサス LBX。実際、どれほどの大きさを持つのか、検討の際に、そのサイズは大いに気になるポイントだろう。また、室内スペースの広さや、荷室を含めた収納のスペースはどんな設えか、ここでチェックしていこう。

ボディサイズ:ヤリスクロスほどのコンパクトさ

TNGAプラットフォーム「GA-B」を採用するLBX。ボディサイズは、全長4190㎜×全幅1825㎜×全高1545㎜だ。トヨタブランドのコンパクトSUVであるヤリスクロスと比較すると、全長は10mm(つまり1cm)長いだけ。ボディのダイナミックさやタイヤサイズに呼応するためか全幅は60mmワイドだ。全高は35mm低く、高さ制限のあるパーキングにも対応している。

この大きさだから、取り回しは楽。もしも狭い路地に入り込んでも、安心して抜けていけるだろう。駐車する際も小ささの恩恵を実感するに違いない。

室内スペース:上質さを貫いた高級車のイメージ

インテリアも高級感にあふれる。2つのパッケージを用意するが、どちらもレクサスのモデルとしてふさわしい仕上がりだ。

「Cool」は、コンセプトの「Premium Casual」を最も象徴する。セミアニリン本革とウルトラスエードで構成され、遊び心あるステッチ&シート・トリム刺繍で、洗練されたモダンな空間に仕上がっている。もういっぽうの「Relax」は、落ち着きと華やかさを両立するラグジュアリーな雰囲気を強調。セミアニリン本革による上質な質感に、サドルタンカラーと手の込んだ刺繍をあしらったプレミアムな空間を演出している。

このインテリアを見ると、まさに「小さな高級車」。パッケージングはフロント優先の構成で、リアシートのスペースは制限を感じる箇所だ。実際に乗り込んでみると後席のヒザ前スペースはもう少し欲しいと感じる人も少なくないかもしれない。短時間の移動はこなせるものの長距離ドライブは難儀しそうで、緊急用スペースとも考えられるタイトさ。ある意味、高級プレミアムモデルのセカンドカーとしての使用がふさわしいのかもしれない。

収納スペース:2WDのラゲージスペースは2段デッキ

ラゲージスペースは、コンパクトSUVながら実用性を求めた設計。ラゲージルーム内の凹凸を減らしつつ、使いやすさを追求した。2WDは2段式デッキで、2段デッキボード使用時は237Lのメインスペースとデッキ下収納50L分を確保。2段デッキボード未使用時は330Lまでメインスペースが拡大し(デッキ下収納は2Lに)、このとき75Lのスーツケースなら2個積み込める。

AWDはスペースが制限されてしまうため、デッキは高い位置のみで、253Lのメインスペースとデッキ下収納2Lという設えとなる。2WD、AWDともに、後席は6:4の分割可倒式だ。

コンソールまわりは、シフトレバー前にカップホルダー1つと小物入れ。センターディスプレイ下も小物を収納でき、すぐ上に充電用のUSB端子(Type-C)とマルチメディア通信用のUSB端子(Type-C)を各1つずつ設定。同時にここに、置くだけ充電を装備させられる(置くだけ充電は「Cool」「Relax」ともにオプション)。センターコンソール下はロアトレイとなっていて、運転席側と助手席側の双方からアクセスでき、ここは良い収納になりそうだ。ロアトレイにも充電用USB端子(Type-C)と、アクセサリーソケット(DC12V)を備える。

シフトレバー後方のコンソールボックスは、スライド式カップホルダーを持ち、ドリンクを置くことができる。スライドさせ、500mlペットボトルも収納可能だ。また、スライド式カップホルダーは取り外すこともできるので、コンソールボックスに小物を多く収納したい場合は、取り外して使用するのがよさそうだ。

リアセンターアームレストはなく、後席のカップホルダーは未設定。後席はドア内側に配置されたボトルホルダーを兼ねたスペースを活用することになる。なお、フロントドアにも同様のスペースがあるが、別途ドアポケットを持たないため、小物をドア内側に置くにはこのボトルホルダーのスペースを使うこととなる。シフトレバー下のロアトレイもあるから、前席は小物用スペースに関して大きな不満は出ないで済みそうだ。

レクサス LBXの性能・燃費・装備

小さな高級車としてのキャラクターをアピールするレクサス LBX。直3エンジン+モーターのハイブリッドシステムをパワートレインに持つ。ここではまず走りの性能や燃費の性能を確認。また、安全や運転支援のデバイスや、装備・機能についても見ていこう。

走行性能:パワフルなフロントモーター

1490ccの3気筒エンジンとモーターのハイブリッドシステムを搭載。2WDモデルはフロントに、AWDはフロントとリアにモーターを積む。エンジンのパワースペックは最高出力67kW(91ps)/5500rpm、最大トルク120Nm(12.2kg・m)/3800〜4800rpmで、ヤリスクロスのハイブリッドモデルとも共通する。いっぽう、モーターはとくにフロントモーターを強化していて、フロントが69kW(94ps)、185kW(18.9kg・m)。4WDのリアが5kW(6ps)、52Nm(5.3kg・m)を発揮する。

専用開発を施したGA-Bプラットフォームの採用による高い運動性能は、レクサスを名乗るにふさわしい実力。音や振動の発生源を抑制する源流対策にこだわった高い静粛性も、コンパクトモデルとはいえ高級ブランドとしてのクオリティを追求している。

アクセルを踏み込んだ瞬間に感じるドライバーとクルマの一体感など、フィール面にもこだわって開発。着座位置を下げてドライバーを車両重心に近づけたドライビングポジション、リニアな操舵応答性と上質な乗り心地の両立を図ったフロントサスペンション、微低速の減衰力を確保し、操安性・乗り心地の両立を高次元で達成した新開発のショックアブソーバー、ペダル操作の質感アップも目指したブレーキシステムなど、走りを構成する部位のクオリティアップを徹底して行っている。

タイヤサイズは、225/55R18。コンパクトモデルの枠を超えた大径幅広タイヤも、コントロール性の高い運動性能に貢献する。

安全性能:上位モデル並み装備のウェットアームワイパー

最新の「Lexus Safety System+」を採用。運転状況に応じて、適切な操作サポートを行うプロアクティブドライビングアシストや、ドライバーモニターとの連携による運転状況に応じた最適制御など、安心安全なドライブに貢献する。

また、「Cool」「Relax」ではオプションとなるが、高度運転支援技術「Lexus Teammate」の「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」を設定。自動車専用道路での運転において、渋滞(0〜40km/h)になると車線維持、加減速、停車、発進を支援する。同様にオプションだが、並列駐車シーンで前向き駐車・バック出庫・前向き出庫も可能になった「アドバンストパーク(リモート機能付き)」を設定する。

レクサスの上級モデルに装備のウェットアームワイパーも採用。ワイパーアームに内蔵したノズルからワイパーブレードの進行方向に対してウォッシャー液を噴射するもので、ウォッシャー液による視界阻害を低減するアイテムだ。またドア開時のワイパー停止制御も心憎い。

燃費性能:WLTCモード燃費27.7km/L(2WD)

緻密な制御でハイブリッドシステム全体の高効率を図ったLBX。WLTCモード燃費は、2WDで27.7km/L、AWDで26.2km/Lを達成する。

2LハイブリッドのレクサスUX300h(バージョンCグレード)は2WDで26.3km/L、AWDで25.2km/L。215/60R17タイヤを履くが、比較すると、LBXは、2WDで1.4km/L、AWDで1.0km/Lのアドバンテージを見せる。

●レクサスLBX WLTCモード燃費
WLTCモード 2WD27.7km/L AWD26.2km/L
・市街地モード 2WD28.1km/L AWD24.7km/L
・郊外モード 2WD29.8km/L AWD28.8km/L
・高速道路モード 2WD26.4km/L AWD25.3km/L

装備・機能:e-ラッチでドアオープン動作がスマート

レクサスクライメイトコンシェルジュ(運転席・助手席独立温度調整オートエアコン)のほか、ステアリングヒーター、運転席・助手席シートヒーターなどを装備。また、運転席8Wayパワーシート(ポジションメモリー/電動ランバーサポート付き)やパワーイージーアクセスシステム(運転席オートスライドアウェイ&リターンメモリー機能)も標準で備える。なお、助手席がマニュアルシートなのは少し残念だと感じるかもしれない部分だ。

オーディオ関連は、プレミアムサウンドシステムや、9.8インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)を標準装備する。e-ラッチも注目のアイテムで、外からドアを開く時はドアハンドル裏のスイッチを押してドアオープン。降車時はプルハンドルのスイッチを押す。スマートな所作でドアオープン時のラッチ操作が行える。

レクサス LBXおすすめポイント要約

小さな高級車という魅力を備えて登場したレクサス LBX。ライバルを見つけようとしても、国産モデルで匹敵するものが見つけにくい。それだけに、とにかくコンパクトなプレミアムモデルを国産車で乗りたいユーザーにとって注目したい逸材だ。この大きさなら、路地の多い住宅街や、ショッピング施設の駐車スペースでも取り回しがイージーだ。

そのいっぽう、難点を挙げるとすると、やはり後席の足元のスペース。実際の検討時にはぜひ乗車して、納得できるかしっかりチェックしたい部分だ。ちなみに乗車定員は5名。優れた質感のインテリアもLBXの大きな魅力だけにしっかり確認したい。

そこが問題とならなければ、セカンドカーとしてのニーズのほか、子どもたちが独立したあとのシニア層の審美眼にもかなう魅力あるモデルと言えそうだ。

レクサスLBX 2024年10月発売モデル

エレガント

価格 420万円
排気量 1500cc
駆動方式 FF
最高出力 91 ps(67 kW)/5500rpm
最大トルク kg・m(12.2 Nm)/3800〜4800rpm
乗員 5名
燃費 -

エレガント

価格 446万円
排気量 1500cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 91 ps(67 kW)/5500rpm
最大トルク kg・m(12.2 Nm)/3800〜4800rpm
乗員 5名
燃費 -

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