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マツダ マツダ フレア 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2025/03/12

マツダ フレアの新型モデル情報を紹介します。マツダ フレアの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。マツダ フレア新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

マツダ フレア新型モデルの概要

マツダ フレアは、扱いやすさと室内の広さが魅力の軽ハイトワゴン。ここに紹介するのは、2017年に登場した2代目モデル。スズキのワゴンRとワゴンRカスタムZのOEMモデルだ。

この2代目モデルは2017年の登場以来、ターボ仕様が追加された2022年9月の一部改良など、3回の改良を受けている。ここでは2022年9月以降の改良モデルを中心に話を進めていきたい。

全車、マイルドハイブリッドで、ワゴンRにある純ガソリンモデルはラインアップがない。グレードは、NAエンジン版が「ハイブリッドXG」と「ハイブリッドXS」、ターボ版が「ハイブリッドXT」。それぞれに2WDと4WDを設定する。

「ハイブリッドXG」がワゴンR標準モデルのOEMで、「ハイブリッドXS」と「ハイブリッドXT」がワゴンRカスタムZのOEM。フロントマスクをはじめディテール各部のデザインが異なるのが注目ポイントだ。

では、さっそく、マツダ フレアの魅力を、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに、見ていこう。

マツダ フレアの外観・内装デザイン

2タイプのフロントマスクを採用するマツダ フレア。そこには、幅広い世代のライフスタイルと、多様な価値観に対応させようとした狙いがありそうだ。まずは、その外観と、内装デザインの注目ポイントにスポットを当てて、マツダ フレアの個性を見ていこう。

外観:定番と上級版で差別化した外観

幅広いユーザーに受け入れられる定番のワゴンRと、スポーティさと上質さを備えたスタイリッシュな上級版のワゴンRカスタムZ。それぞれの個性を、OEMであるフレアも受け継いでいる。

まずフロントマスクは、フレア「ハイブリッドXG」ではワゴンR同様、正方形に近いスクエアデザインのヘッドライトによって親しみやすいイメージ。「ハイブリッドXS」と「ハイブリッドXT」は、ワゴンRカスタムZ同様、スマートな印象をもたらすグリルに薄型ヘッドライトを組み合わせ、V型デザインでフロントマスクを形作っている。

背の高さを実感させるサイドビューは、すべてのモデルで存在感を示す太いBピラーが特徴。リアビューは、「ハイブリッドXG」がボディ色だけで塗られたリアバンパー。「ハイブリッドXS」と「ハイブリッドXT」は、中央下部をブラックで仕上げ、ホワイトレンズのテールランプが印象的だ。

内装:視認性と操作性を確保した三段式インパネ

インパネの造形は、三段構えのデザイン。上層がセンターメーター、中段が空調ルーバーだ。そして下段には大型のトレイを採用したうえ、ディスプレイ、オーディオのスイッチ類、インパネシフトを配置。言い換えると、上層がフロントウィンドウを含め目線を集約させるゾーンで、操作系は下段にまとめているといった印象だ。

ステアリングは、シルバーの加飾付き。左右スポークにはオーディオなどのスイッチ類を配置した。「ハイブリッドXS」と「ハイブリッドXT」は本革巻きのステアリング。ターボ版である「ハイブリッドXT」はパドルシフトも採用している。

マツダ フレアのサイズ・室内スペース

マツダ フレアは、軽自動車のサイズながらも、高さに余裕を持たせたボディが特徴。そのフォルムがもたらすパッケージングによって、ゆとりに満ちた室内スペースを構築した。また、随所に配置したポケッテリアなど収納も使いやすいものになっている。

ボディサイズ:キャロルとフレアワゴンの中間の全高

ボディサイズは、全長3395㎜×全幅1475㎜×全高1650㎜。スーパーハイトワゴンのフレアワゴンと比較すると、全高は135mm低いが、HBボディのキャロルより125mm高い。

ホイールベースは他のマツダ軽自動車の各モデルと共通の2460mm。最小回転半径は、FF/4WDともに、「ハイブリッドXG」が4.4m、上級2グレードが4.6mで、車庫入れや狭い路地など多くのシーンで軽自動車ならではの扱いやすさを体感できる。

室内スペース:上級グレードはシックなインテリア

室内長×室内幅×室内高は、2450×1355×1265mm。室内長のほか、後席足元スペースも広めに設定するなど、大人4人でもゆとりを感じる室内空間を実現している。

乗り降りのスムーズさを追求して、前席は最適なヒップポイントの高さを設定した。

インテリアカラーは、「ハイブリッドXG」がベージュとブラックの2タイプで、ボディカラーに応じてカラーを設定する。「ハイブリッドXS」と「ハイブリッドXT」は、上級モデルらしいブラックの内装色を基本に、ブラウンメタリックの加飾をインパネやドアトリムまわりに採用するなどシックな雰囲気が特徴だ。

収納スペース:濡れた傘もスマートに収納

インパネアッパートレー(運転席)をはじめ、助手席オープントレー、インパネアンダートレー(運転席)、ショッピングフック(インパネ)、助手席シートアンダーボックスなどをフロントシートまわりに用意。飲み物の置き場所は、インパネドリンクホルダー(運転席、助手席)に加えて、フロントドアポケットとリアドアポケットに、ペットボトルホルダーを設置している。

また、濡れた傘をスマートに収納できるアンブレラホルダーを後席ドアの両側に装備。傘についた雨水は、車外に排出される工夫を施した。

リアシートは、左右独立スライド機構を持っていて、シートバックが倒れると同時に座面が沈み込むダブルフォールディング機能を持つ。バックドア側からもワンタッチでリアシートを倒すことが可能だ。

マツダ フレアの性能・燃費・装備

全車マイルドハイブリッドシステムを搭載し、NA版とターボ版をラインアップするマツダ フレア。それぞれの走りの性能はぜひチェックしたい部分だ。またどれほどの燃費をマークしているのかも気になるポイント。安全面など装備・機能についてもここで見ていこう。

走行性能:ターボ版はモーターもパワフル

NA版の搭載エンジンは、デュアルインジェクションシステム、クールドEGR、急速燃焼、高圧縮比化などで熱効率アップを果たしたR06D型(657cc直列3気筒DOHC)で、マイルドハイブリッドシステムを組み合わせる。

最高出力は36kW(49ps)/6500rpm、最大トルクは58Nm(5.9kg・m)/5000rpm。組み合わせるモーターのパワースペックは、1.9kW(2.6ps)/1500rpm、40Nm(4.1kg・m)/100rpmとなっている。

ターボ版は、ロングストローク化して低速トルクを持たせ、構造やレイアウトを見直してクラス最軽量を達成したR06A型にターボを組み合わせ、マイルドハイブリッドシステムも採用。

最高出力は47kW(64ps)/6000rpm、最大トルクは98Nm(10.0kg・m)/3000rpmで、NAより40Nm高い最大トルクを低い回転数で発生する。モーターもパワフルな仕様で、スペックは2.3kW(3.1ps)/1000rpm、50Nm(5.1kg・m)/100rpmだ。

安全性能:全方位モニター用カメラはターボ版に標準

デュアルカメラブレーキサポート、誤発進抑制機能(前進時、後退時)、ふらつき警報機能、車線逸脱抑制機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト機能などを全車に標準装備。アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付き]も全車に装備している。

全方位モニター用カメラ(フロント/サイド左右/バック)やヘッドアップディスプレイは、ターボ版の「ハイブリッドXT」に標準装備し、他のグレードには、セットオプションで用意した。

燃費性能:WLTCモード燃費25.2km/L

NA版は、燃焼効率をアップしたR06D型エンジンに、マイルドハイブリッドを組み合わせ、さらに効率を高めたCVTも採用。CVTは高速域での回転数を抑えるなど燃費対策を徹底していて、これにより2WDでWLTCモード燃費25.2km/Lの低燃費を実現した(4WDは24.2km/L)。また、ターボモデルも22.5km/Lの燃費性能を実現した(4WDは20.9km/L)。

NA版の燃費データを、スーパーハイトワゴンのフレアワゴンカスタムスタイルと比較すると、1.3km/Lの好データ(2WD)。ターボ版は0.6km/L良いデータとなる(2WD)。

装備・機能:NA版も上級車はエアロやアルミ標準

フルオートエアコン、アドバンストキーレスエントリー&キーレスプッシュボタンスタートシステム、運転席シートヒーター(4WDは助手席もシートヒーター付き)などを全車に標準装備。

NA版の上級グレードの「ハイブリッドXS」とターボ版の「ハイブリッドXT」は、本革巻きステアリングのほか、本革巻きシフトノブ、エアロバンパー、サイドアンダースポイラー、ルーフスポイラー、LEDヘッドランプ、LEDフロントフォグランプ、165/55R15タイヤ、アルミホイールも装備する。

マツダ フレアおすすめポイント要約

2017年に登場した2代目のフレア。改良の歩みを振り返ると、デビューから3年の2020年に、デュアルインジェクションシステムやクールドEGRなどの新技術を採用した新エンジンのR06D型を投入し、2022年9月にターボ版を追加するなど改良を受けてきた。

2022年9月の改良は、ターボ版の登場に加え、全機種に全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線逸脱抑制機能を標準装備。合わせて、フロントグリルなど内外観のリファインを行った。今回は、この改良モデルを中心に話を進めてきたわけだ。

エンジンに関しては、フレアワゴンの各モデル(カスタムスタイルやタフスタイルなど)とも共通。いっぽう、安全装備では、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)は装備するものの、車線維持支援機能の採用がない点は、考慮に入れておきたい。ただ、NA版の「ハイブリッドXG」が150万円を切る新車プライスで、ターボ版でも180万円ほどというリーチしやすい価格は注目したいポイントだ(いずれも2WDの価格)。

中古車を検討するなら、2022年の改良を受けたのちの仕様をまず検討しながら、NA版なら新エンジンと新型CVTを搭載した2020年の改良モデルも視野に入れていくような探し方をしてみたい。また、OEM元のスズキ ワゴンRも合わせて検討する際、フレアのラインアップにはない存在感あふれるフロントマスクの「ワゴンRスティングレー」もチェックしていくと、選択の幅がさらに広がりそうだ。

マツダフレア 2023年10月発売モデル

ハイブリッドXG

価格 148万円
排気量 660cc
駆動方式 FF
最高出力 49 ps(36 kW)/6500rpm
最大トルク kg・m(5.9 Nm)/5000rpm
乗員 4名
燃費 -

ハイブリッドXG

価格 160万円
排気量 660cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 49 ps(36 kW)/6500rpm
最大トルク kg・m(5.9 Nm)/5000rpm
乗員 4名
燃費 -

ハイブリッドXS

価格 163万円
排気量 660cc
駆動方式 FF
最高出力 49 ps(36 kW)/6500rpm
最大トルク kg・m(5.9 Nm)/5000rpm
乗員 4名
燃費 -

ハイブリッドXS

価格 176万円
排気量 660cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 49 ps(36 kW)/6500rpm
最大トルク kg・m(5.9 Nm)/5000rpm
乗員 4名
燃費 -

ハイブリッドXT

価格 180万円
排気量 660cc
駆動方式 FF
最高出力 64 ps(47 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(10.0 Nm)/3000rpm
乗員 4名
燃費 -

ハイブリッドXT

価格 192万円
排気量 660cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 64 ps(47 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(10.0 Nm)/3000rpm
乗員 4名
燃費 -

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