マツダ マツダ CX−60 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
- 2023/04/07
マツダ CX-60の新型モデル情報を紹介します。マツダ CX-60の性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。マツダ CX-60新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
マツダ CX-60新型モデルの概要
マツダ CX-60は、同社が誇る先進技術と優れたデザインで仕立てた上質なSUV。人気の高いSUV市場において、マツダは従来モデルより大型のSUVから成る「ラージ商品群」を4モデル導入予定だが、その第一弾として登場した。「走る歓び」と「環境安全性能」を大幅に進化させているが、エンジン縦置きのFRレイアウトをベースにすることもまた話題になっている。
パワーユニットは、2.5Lガソリン、PHEV、3.3Lディーゼル、同ハイブリッドの4タイプ。駆動方式は、PHEVとディーゼルハイブリッドは4WDのみだが、それ以外のガソリンモデルとディーゼルモデルには4WDのほか2WD(FR)を設定している。
マツダSUVラージ商品群の第一弾となったCX-60の魅力をさっそく見ていこう。
マツダ CX-60の外観・内装デザイン
同社の魂動デザイン、その進化版と言えるエクステリアをまとうマツダ CX-60。知性やエレガンスなどの要素も織り込んでアップデートされたマツダデザインの世界観を、外観と内装デザインの詳細とともに見ていこう。
外観:魂動デザインのさらなる進化
「自然と調和する日本人の感性を活かしたタフさと緻密さを、その骨格や空間構成から表現」とメーカーで説明するCX-60のデザイン。エクステリアでは、堂々とした風格を見せるフロントフェイスが印象的で、ロングノーズ・ショートデッキの骨格もまた特徴となる。
フロントグリルの縦横比は、従来のマツダ車よりも縦に見せる構成。グリルのシグネチャーウイングと連続感のあるヘッドライトはLED式で、心臓の鼓動のように光るディミタングターンシグナルも採用している。
サイドビューではキャビンを後方側にレイアウトした造形美が特徴だ。FRベースを強調するようにフロントフェンダーにはサイドシグネチャーを装着。往年のFRスポーツを彷彿させ、走りのよさをアピールするポイントだ。
マツダ独自の塗装技術「匠塗TAKUMINURI」による特別カラーの「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」を投入した点も見逃せない。
内装:2タイプのプレミアムインテリア
幅広なインストルメントパネルとサイドルーバー、ドアトリムへと連続するデザインが魅力。連続性のある造形がワイドでリッチな空間を演出する。また、前後を貫く大型コンソールもポイントで、FRらしい強力なトランスミッションとその先にある縦置エンジンの存在を感じさせるデザインだ。
多様なインテリアデザインが存在するが、プレミアム仕様は2タイプを設定している。「プレミアムモダン」は、ホワイトのルーセントクロスと、ステッチに施した日本の掛け縫い表現を組み合わせた仕様。また「プレミアムスポーツ」は、ブラック素材で引き締めながら、キルティングを施したスウェードとナッパレザーで高級感と重厚さをアピールした。
マツダ CX-60のサイズ・室内スペース
ラージ商品群の第一弾としてデビューしたマツダ CX-60。ボディのサイズはとても気になる部分だ。室内スペースの居住性や、収納の使い勝手など、実用的なポイントも合わせてチェックしてみよう。
ボディサイズ:回転半径5.4mの優れた取り回し性
マツダ CX-60のボディサイズは、全長4740㎜×全幅1890㎜×全高1685㎜。ホイールベースは2870mmとなっている。これを弟分(FFベースだが)のCX-5と比較すると、CX-60は全長が165mm長く、全幅は45mmのプラスだ。3列シートのCX-8に比べれば185mm短いが、SUVとしての存在感を誇示するボディサイズだ。
こう書くと、取り回しがしにくいと感じてしまうが、最小回転半径は5.4mにすぎない。この数値はCX-8(5.8m)よりかなり小回りのきくもので、CX-5(5.5m)さえも下回っている。この取り回しのよさは、FRベースの出自が功を奏していると言える。ライバル各車と比べても、5.4mの最小回転半径はアドバンテージになるだろう。
室内スペース:2列シートでくつろげる空間に
3列シートのCX-8に対して、CX-60では2列シートを採用。ゆったりと座れる空間を作り上げているのが特徴だ。弟分のCX-5に比べるとボディの大きさが室内空間の余裕につながっているのが数値でも分かる。
例えば、ショルダールームを見てみると、センターからドア内側までの空間距離はCX-5よりも前席でプラス44mm、後席でプラス50mmのゆとりがある。大柄なパッセンジャーでも腕や肩まわりで窮屈さはなく、ゆったり過ごせるだろう。また後席もくつろげる空間。足元スペースも十分で、高身長でも楽に座れる快適性を確保している。
収納スペース:開口幅を拡大した荷室まわり
週末のレジャーや大型商品の買い物といった使用シーンを考えると、やはり荷室の使い勝手は気になる部分だ。CX-5と同等の空間ながら使いやすさをさらに高めているのが、このCX-60での注目ポイントになる。リアゲート開口部はCX-5に比べて幅を35mm拡大。家具や大型スーツケースなど大きな荷物の積み下ろしで使い勝手が向上している。
荷室の寸法を紹介すると、5名乗車時の荷室長は975mm。荷室幅は最大で1275mm、高さは817mmになる。ホイールハウスの凹凸がなくスクエアに使えるため、実用性の高さを直感的に感じられるつくりだ。リアシートは4対2対4の3分割で、センターだけ倒して、4名乗車+長尺ものといった使い方ができる。
大型タイプのセンターコンソールをはじめ、オーバーヘッドコンソール、サングラスホルダーなど室内の小物収納スペースもしっかりと確保した。
マツダ CX-60の性能・燃費・装備
マツダ CX-60は、4タイプのパワートレインを用意するが、それぞれの性能や燃費はぜひチェックしておきたい項目だ。そのほか先進技術など安全デバイスや、マツダ自慢のオーディオシステムなど、装備・機能についてもここで見ていこう。
走行性能:四者四様のパワートレイン
PHEV(eーSKYACTIV PHEV)は、2.5L直列4気筒ガソリンエンジン(188ps、25.5kg・m)に、パワフルなモーター(175ps、27.5kg.m)を組み合わせる。力強さとともに、高揚感を感じさせるエンジンサウンドも魅力となる一方、日常ユースのほとんどの場面をモーターで走行することも可能だ。
ガソリンモデル(SKYACTIV-G 2.5)は2.5L直列4気筒エンジンで、パワースペックはPHEVのエンジンと共通(188ps、25.5kg・m)。軽快なパフォーマンスを見せる。
ディーゼルのハイブリッド(e-SKYACTIV D)は、3.3L直列6気筒ディーゼルターボエンジン(254ps、56.1kg・m)に、モーター(16.3ps、15.6kg・m)を組み合わせる48Vマイルドハイブリッドシステム。
ディーゼル(SKYACTIV-D 3.3)は、3.3L直列6気筒ディーゼルターボエンジン(231ps、51.0kg・m)で、余裕の出力とクリーンな排ガス性能を実現している。
トランスミッションは、すべてのモデルに新開発のトルコンレス8速ATを投入。滑らかでレスポンスに優れた変速とワイドレンジ化で、走りのよさと環境性能を両立。サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン、リアにマルチリンクを組み込み、キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)を採用する。
安全性能:ドライバー異常時対応を採用
既存の先進安全技術について改良を加えながら、交差点での右左折時での事故回避をアシストする機能も追加。さらに高度運転支援技術のひとつとして、ドライバー異常時対応システム(DEA)を初採用した。
急な下り坂で、ドライバーが任意に設定した車速をキープして、安全な走行をサポートするヒルディセントコントロールもマツダ初採用。加えて、ドライバーの体格に合わせて理想的なドライビングポジションを提供する自動ドライビングポジションガイドなどもありがたい機能だ。
また、エンジン縦置レイアウトながらクラストップレベルの歩行者保護性能と前面衝突安全性能を実現しているのも特徴だ。
燃費性能:ディーゼルが優れた燃費を達成
4つのパワートレインでまず注目したいのが、3.3L直6ディーゼル+48Vマイルドハイブリッドのe-SKYACTIV D(ディーゼルハイブリッド)の燃費性能で、21.0〜21.1km/L(WLTCモード)という優れたデータを誇っている。
また、3.3L直列6気筒ディーゼルターボも、18.3〜19.8km/Lをマーク(FRと4WDを設定)。これは、CX-8(2.2Lディーゼル)の15.4〜15.8km/Lを大きく上回り、CX-5(同じく2.2Lディーゼル)の16.6〜17.4km/Lさえもしのぐ性能だ(CX-5はATモデルの数値を掲載)。
2.5Lガソリンエンジンと大型モーターを組み合わせるPHEV(全車4WD)は14.6km/L。ガソリンモデル(FRと4WDを設定)は13.0〜14.2km/Lとなる。
装備・機能:高級オーディオや大型サンルーフも魅力
マツダ・ハーモニック・アコースティックスが、さらに上質なサウンドを楽しめる仕様に進化。また、前後ドアトリムにホワイトのアンビエントライトを採用していて、素材の色味の良さを強調するなど、上質感にあふれた空間づくりもうれしいポイントだ。幅950mm×長さ1021mmの大型パノラマサンルーフは、開放的なムードと明るさを提供してくれる。
TFT画面は12.3インチのフル液晶メーターで、センターディスプレイも12.3インチ。360°ビューモニターに加えて、狭い場所でも周囲の状況をしっかり確認できるようシースルービュー機能を採用した点も注目のポイントだ。
USBは従来のType-Aに加えてType-Cも選択でき、ディーゼル車とPHEVのリアコンソール部分には150WのAC電源を用意した。さらにPHEVのラゲージルームには1500WのAC電源も搭載し、アウトドアユースでの利便性を高めている。
マツダ CX-60おすすめポイント要約
縦置きアーキテクチャ(FR)をベースとして、プレミアムな装いまでも携えるCX-60。新車価格のトップレンジは600万円を超えるものの、300万円を切るモデルも用意したワイドな価格帯が特徴のひとつだ(いずれも新車価格)。パワートレインは4タイプで、それぞれの魅力が楽しめる設定。2.5Lガソリンは手軽さが魅力で、3.3Lディーゼルハイブリッドはその燃費性能が特徴になる。
外観では、新たな特別塗装色であるロジウムホワイトプレミアムメタリックが魅力的だ。簡潔に表現してしまえば文字通り、白のメタリック。ソウルレッド系とマシーングレーを生み出してきた、魂動デザインのシグネチャーカラーの第4弾だ。ホワイトのボディカラーはやはりリセールが高い傾向があるので、このカラーに注目して購入検討を進めるのもいいだろう。
都会的で洗練された佇まいを持つSUV。メカニズム的にも多くの注目ポイントを携えていて、マツダ CX-60は、多様なニーズに応える、とても魅力的なモデルに仕上げられている。
マツダCX−60 2025年3月発売モデル
PHEV Lパッケージ
価格 | 570万円 |
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排気量 | 2500cc |
駆動方式 | フルタイム4WD |
最高出力 | 188 ps(138 kW)/6000rpm |
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最大トルク | kg・m(25.5 Nm)/4000rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
PHEV プレミアムスポーツ
価格 | 646万円 |
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排気量 | 2500cc |
駆動方式 | フルタイム4WD |
最高出力 | 188 ps(138 kW)/6000rpm |
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最大トルク | kg・m(25.5 Nm)/4000rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
PHEV プレミアムモダン
価格 | 646万円 |
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排気量 | 2500cc |
駆動方式 | フルタイム4WD |
最高出力 | 188 ps(138 kW)/6000rpm |
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最大トルク | kg・m(25.5 Nm)/4000rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
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