日産 日産 マーチ 新型情報｜グレード/性能/新車・中古価格

• 2022/09/14

日産 マーチの新型モデル情報を紹介します。日産 マーチの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。日産 マーチ新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

日産 マーチ新型モデルの概要

日産 マーチは、ハッチバックを採用した日産の元祖コンパクトカー。軽自動車をひと回り大きくした程度のコンパクトなボディに1000ccエンジンを搭載するなど、発売された1982年当時、日産のラインナップになかった同クラスを埋めるモデルとしてデビュー。

1992年に2代目、2002年に3代目とフルモデルチェンジを果たし、現在発売されているのは2010年にフルモデルチェンジを果たした4代目だ。

価格帯はベースモデルとなるSが約129万円、装備が充実したG パーソナライゼーション、エレガントなフォルムを身にまとったボレロが共に約170万円。4WDは設定されず、すべて2WDのみの設定となっている。

日産 マーチの外観・内装デザイン

初代の親しみやすいスタイルにファニーさを取り入れ、進化を続けた日産 マーチ。現行となる4代目もそのDNAが踏襲され、女性を強く意識した“かわいらしさ”に磨きがかかっている。まずは、外観や内装デザインについて見ていこう。

外観：可愛らしさにスポーティさをアレンジ

日常生活に自然と溶け込みながらファニーなフォルムを持つ日産 マーチ。現行となる4代目は短いルーフから大きくカーブを描くバックドアに小さなテールランプ、そして丸みを活かしたボンネットとヘッドライトによって愛くるしさを演出。それでありながら、ベルトラインを後ろ上がりにすることでスポーティさもエッセンスとして加えられるなど、万人ウケするフォルムへと進化を遂げている。

標準フェイスに加え、よりエレガントさを醸し出すボレロもラインナップ。専用のフロントグリルやバンパーをはじめ、アルミホイールやエンブレムを備えるなど、オーナーの所有欲を掻き立ててくれる。

内装：巧みな曲線使いで親しみやすさを演出

日産 マーチのインパネ周りは、まさにシンプルイズベストを体現化。必要な機能やボタンもひと目で認識することができ、誰もが迷うことなく直感的に使いこなせる。それでいて、ダッシュボードやインパネ周りに対し、巧みに曲線を使うことで親しみやすさを演出。

シートも大き過ぎず、小さ過ぎずちょうどいいサイズに収まり、前列は体を包み込むように座れるため、ドライバーや同乗者の体への負担も軽減される。なお、全グレードオーディオレス仕様となるので、好みのオーディオやナビを選んで取り付けることが可能だ。

日産 マーチのサイズ・室内スペース

非常にコンパクトなボディを持つ日産 マーチは、小回りが利く半面、コンパクトカーが故に気になるのが室内スペースだ。ここでは、ボディのサイズに加え、室内や収納スペースをチェックしてみよう。

ボディサイズ：5ナンバーの規格を持て余す正統派コンパクトカー

日産 マーチのボディサイズは、全長3825×全幅1665×全高1515㎜と非常にコンパクト。軽自動車の最大サイズよりも全長は425㎜、全幅は185㎜ほど大きい程度となり、普通自動車の5ナンバー規格を大きく持て余すほどだ。

ボディがコンパクトであるため、最小回転半径も4.5mと非常に小さく小回りも利くため、繁華街や住宅街などの狭い路地での運転に自信がないドライバーでも安心して運転することができる。

室内スペース：すべてがちょうどいいサイズ感

ボディサイズがコンパクトなので室内もコンパクト化と思いきや、室内長は1905㎜、全幅は1370㎜と見た目以上に広々。全高も高くハッチバックとなっているため、後部座席の頭上クリアランスも十分に確保されており窮屈さを感じることはないだろう。

前席はフロントガラスが寝ているため、やや窮屈に感じるかもしれないが、ドアが大きく開口するため窮屈さや煩わしさは感じさせず自然と乗り降りすることができる。

収納スペース：奥行きは控えめながら横幅でカバー

コンパクトボディでありながらハッチバックであるため、見た目以上に収納スペースは広め。奥行こそ540㎜程度と控えめだが、横幅は約975㎜程度確保されており、収納力は必要十分だ。

開口も大きく、室内高さ以上に開いてくれるため、大きな荷物の積み込みに苦労することもない。S プラムインテリアとG、G パーソナライゼーションのみ6：4可倒式のリヤシートが採用されるため3名以上の長尺物の積み込みが行える。それ以外のグレードはベンチ式シートとなるため、荷室容量を大きくすると乗車定員は2名までとなる。

日産 マーチの性能・燃費・装備

日産 マーチは、全グレード共通で2WDのみ設定されており4WDは存在しない。ここでは、走行に関する性能や燃費に加え、特徴的な装備・機能についてチェックしてみよう。

走行性能：加速も巡行も効率よくスムーズに走行

日産 マーチに搭載されるパワートレーンは、全グレード共通で1.2Lの直列3気筒エンジンとなる。無段階の変速が行えるCVTに加え、副変速機を新たに設けることで常に駆動力に優れた回転域を保つことが可能だ。

なお、スポーツモデルとなるNISMO / NISMO Sのみ1.5Lの直列4気筒エンジンが採用され、最大出力は116ps/6000rpm、最大トルクは15.9㎏m/3600rpmとパワフル。車体本体の重量も1tを下回る軽量さを持つため、キビキビとした加減速、ハンドリングが楽しめる。

安全性能：踏み違い防止や衝突防止機能を搭載

前方の車両や歩行者と衝突の恐れを検知すると警告とともにブレーキをアシストしてくれるインテリジェント エマージェンシーブレーキをスポーツモデル以外の全グレードに標準搭載。

ほか、踏み間違えによる事故の恐れが高まると自動でブレーキをかけて衝突を防止する踏み間違い衝突防止アシストや車線からのはみ出しを警告してくれる車線逸脱警報なども搭載し、安全なドライビングをサポートしてくれる。

燃費性能：CVTの効率化と軽量化で省燃費

シンプルさを追求したボディの採用に加え、軽量なルーフパネルの採用や空気抵抗を抑えるためのフォルムを採用するなど、ボディ全体で低燃費化に貢献。さらに、エンジンの軽量化や常に最適な回転域を維持する副変速機付きCVTを採用することで低燃費化が図られている。

ハイブリッドは設定されないものの、大半のグレードのWTLCモードが18.6㎞/L、S プラムインテリアと Sも17.6㎞/Lと高い省燃費性能を誇っている。

装備・機能：タイヤの切れ角が見えるから運転が簡単

前方はもちろん、左右も自由自在に見渡せるガラステリアを採用することで視界は良好。運転席からフードやフロントのフェンダーが見えるため、車体を把握しやすいのも運転に不慣れなドライバーにとって嬉しいところ。

また、最上位のGとG パーソナライゼーションには、メーター内にタイヤの向きや切れ角、進行方向を示すタイヤアングルインジケーターを搭載。狭い道での運転や鋭角の曲がり角などでの思わぬ接触が未然に防ぐことができる。

日産 マーチおすすめポイント要約

ファニーなコンパクトカーというカテゴリを40年にも渡って牽引し続け、4代目まで進化を遂げた日産 マーチ。とくに3代目以降は女性を強く意識し、可愛らしさに磨きが掛けられており、現行の4代目もその色を強く意識した創りを継承している。単なる移動手段ではなく、オシャレに車を乗りこなしたい。そんな女性層におすすめ。また、よりエレガントに乗りこなしたいなら、ボレロを選ぶという選択肢もアリだ。

小回りが利きやすいといったコンパクトカーの特徴に加え、運転席からの見晴らしの良さや先進の予防安全機能を搭載するなど、運転に自信のないドライバーでも安心してドライブが楽しめるのもこのクルマの魅力と言えるだろう。