新車・中古価格

2022/10/17

スズキイグニスの新型モデル情報を紹介します。スズキイグニスの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。スズキイグニス新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

スズキイグニス新型モデルの概要

スズキイグニスは、初代スイフト、海外ではイグニスを統合して2016年にデビューしたコンパクトなクロスオーバーSUVだ。1200ccエンジンを搭載しており、ともすれば大きめなサイズになりがちなSUVだが、5ナンバーサイズに抑えている。

現行車は初代のマイナーチェンジ版で、安全運転支援システムやデザインの変更、モデルの追加などが随時行われてきた。

イグニスは全車ハイブリッド車で、MF、MV、MGの3グレードがあり、それぞれ2WD・4WD CVTグレードと、同「全方位モニター用パッケージ装着車」を設定。価格帯は150～204万円となっている。

スズキイグニスの外観・内装デザイン

コンパクト・クロスオーバーSUVのスズキイグニスは、外観からしてタフネスさを醸し出している。ではその内装デザインはどうなっているだろうか。気になるポイントを見ていこう。

外観：コンパクトながらSUVの力強さが伝わる

イグニスはコンパクトカーだが、その外観はSUVらしい力強さを醸し出している。

フロントグリルの両端にギョロっとした印象のヘッドライトが位置し、グリルは細かくガーニッシュで分割されている。その下側にアンダーカバーを思わせるシルバーのフロントバンパーがグリルを覆うように配置され、これは後部でも同様だ。

さらにSUVらしさを強調するルーフレールも目立っており、ルーフ部分はキャリアを積んだり荷物を固定するなど実用性も高い。

内装：操作系はシンプル見やすくカラーも多彩

内装デザインは、水平基調で前面を統一。運転席はハンドル奥にメーターを配置で見やすく、そのメーターは多機能メーターになっており、各種情報も表示する。

シートはレザー調で、車内全体はブラックが貴重になっている。ただし、ボディカラーごとに、コンソールのサイドなどインテリアカラーやシートカラーが統一され、アクセントになっている。

また、MFグレードではリヤシート背面とラゲッジスペースには、汚れても拭き取りやすい素材を使用するなど、SUVらしい配慮も施されている。

スズキイグニスのサイズ・室内スペース

スズキイグニスを今度はサイズからチェックしていこう。外観サイズ、室内スペースはどのくらいなのか。そしてSUVを外遊びで乗るときに必要な収納スペースの余裕はあるかを確認する。

ボディサイズ：コンパクトでも全高は1605mmと高め

イグニスのボディサイズは全長3700×全幅1600・1660×全高1605mmで最低地上高は180mmとSUVらしくやや高めだ。しかし、車重は1tを超えない。

全高は1605mmでさほど高さはないが、軽トールワゴンに迫るサイズなので迫力はある。アイポイントも高めだ。

ホイールベースは2435mmで最小回転半径4.7mと、軽自動車並みの小回りが効くのもコンパクトSUVならではの利点だろう。

室内スペース：エンジンルーム最小化で余裕の空間を実現

イグニスの室内サイズは、長さ2020×幅1365×高さ1250mm。コンパクトなぶん、室内スペースはさほど広くない。とはいえ、プラットフォーム「HERTECT」採用でエンジンルームを最小化、そのぶん室内スペースを広く確保しているので、運転時の不自由さはない。

前席のヒップポイントは620mm、後部は690mmでリヤシートは165mmスライドする。つまり、リヤシートでも十分にくつろぎのスペースを確保できるのだ。

収納スペース：広い間口で積み下ろしもラクラク

イグニスはハッチバックドアを開けて、ラゲッジスペースにアクセスする。通常時の容量は258Lで、リヤシートを倒すと415Lの大容量スペースを確保できる。

荷室幅は1160mm、荷室高はリヤシートを倒さないときでも725mmと余裕だ。2名乗車時はシートを倒すと1230mmの奥行きができ、長尺のアイテムも収納可能。コンパクトなSUVとして充分な収納力だ。

スズキイグニスの性能・燃費・装備

コンパクトでもSUVカーには、それなりの走行性能が求められる。また、燃費も重要だ。そして、現在の車には欠かせない安全運転支援システムや事故防止機能などについて見ていきたい。

走行性能：マイルドハイブリッドで加速をアシスト

イグニスは全車がハイブリッドモデルで、エンジンと別にモーター機能付き発電機（ISG）を搭載している。厳密にはマイルドハイブリッドで、エンジン走行しているとき、減速時にISGを通じて充電する。

発進、加速時はエンジンが主力だが、ISGで発電された電力はモーターアシスト、電装品へと供給される。メインとなるエンジンは軽量・小型化が図られたデュアルジェットを採用する。

安全性能：先進の予防安全機能で事故を未然に防ぐ

イグニスは予防安全技術「スズキセーフティサポート」を搭載。デュアルカメラによるブレーキサポートで衝突を軽減したり、誤発進を抑制したりする機能など、思わぬミスからの事故をできる限り防いでくれる。

また、各種センサーで走行を監視して危険な時はエンジンとブレーキをコンピューター制御する「ESP（車両走行安定補助システム）」なども搭載する。

全方位モニター用カメラパッケージ装着車だと、駐車時などに車を真上から見ているような俯瞰映像から、車両周辺の気になる場所を切り替えて見ることができる。

燃費性能：フルタイム4WDでWLTCモード19.0km/L

イグニスは全車マイルドハイブリッド車だが、燃費性能は2WDでWLTCモード19.8km/L、4WDで19.0km/L。全体に軽量化が図るなど省燃費対策も練られているが、やはり純粋なハイブリッド車には及ばない。

SUVらしさを楽しむために4WDを選んだ場合、市街地モードは15.6km/L、信号の少ない郊外モードで19.7km/L、高速道路モードで20.4m/Lで、キャンプ場など高速道路に乗って出かける人にとってはちょうどいいかもしれない。

装備・機能：クルーズコントロールやパドルシフトも手元で

イグニスには長距離のドライブを快適にするクルーズコントロールシステムをMFに搭載。さらにCVT任せで走りたくない場合は、MF/MVグレードには7速マニュアルモード付パドルシフトがハンドルに装備されているため。思うままMT感覚でドライブできる。

また、全モデルで寒い日には運転席と助手席のシートヒーターを内蔵。リヤシートの足元にも温風を届けるリヤヒーターダクトを備えており、冬の寒い日も快適に乗れる。さらにドアは3段階でオープンできるので、狭い駐車場も周囲の車や壁などの接触に対する心配も軽減される。

スズキイグニスおすすめポイント要約

コンパクトなクロスオーバーSUVであるスズキイグニスは全車がマイルドハイブリッド仕様で、1200ccエンジンをモーター機能付き発電「ISG」がサポートする。コンパクトでもSUVらしさのある力強い外観が特徴で、ルーフレールも装備しておりアウトドアへ頻繁に通う人であれば、実用的だ。

それでいてサイズは小ぶりで回転半径も4.7mと狭い林道などを通る場合でも取り回しが良い。アイポイントも高めで、最低地上高は180mm。荒れた路面でもクリアできるよう考慮されている。収納スペースもSUVらしくシートを倒さなくてもゴルフバッグが入る258Lもあり、リヤシートを倒せば415Lのスペースとなる。

本格的なSUVカーは価格が高くサイズも大きい。そう躊躇しているドライバーにとって入門用カーとして購入するのもおすすめだ。