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人とくるまのテクノロジー展名古屋にeBoosterを出展 ボルグワーナー 第3の過給器電動コンプレッサー eBooster

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最近注目の電動コンプレッサー。ヴォレオがアウディに採用されて市販化がスタートしたが、ボルグワーナーは、メルセデス・ベンツの新型直列6気筒エンジンに採用されてデビューを果たしている。その実物が人とくるまのテクノロジー展名古屋に展示されていた。

電動コンプレッサー、eBooster。実物を初めて見たが、サイズは思いの外小さい。ブラシレスDCモーター、耐久性のあるサマリウムコバルト磁石、高効率のパワーエレクトロニクスを搭載。メルセデスの資料によれば、応答時間は270ミリ秒で70000rpmに達する。
いよいよ採用モデルが登場して注目を集めている電動コンプレッサー。ボルグワーナーもeBoosterという名前で開発。メルセデス・ベンツの新型直列6気筒ガソリンエンジン(M256型)に採用されている電動コンプレッサー(eZV)はボルグワーナー製だ。電動コンプレッサーeBoosterは、排気流量が上がってターボチャージャーのインペラーとコンプレッサーホイールの回転数が上がって過給するまで(つまり、ターボラグ)アクセル操作に即座に対応してターボラグを解消する。48Vアーキテクチャーに対応。

まずはダイムラー向け、その後2社への供給を開始するという。現在のeBoosterは第一世代で、すでに第二世代の開発が進んでいる。第一世代がターボラグの解消目的で作動時間が数秒(熱の問題で)なのに対し、第二世代は出力は制限されるが常時作動が可能になるという。そうなれば、使い方も大きく変わるだろう。今後が楽しみなeBoosterである。

世界初のガソリンエンジン用VGターボは、ポルシェ911ターボに採用されたボルグワーナー製ターボだ。これはその実機。
スバルに採用されている中間ロック機構付き可変バルブタイミング機構。

Motor Fan illustrated Vol.130

MFi Vol.130では、前号Vol.129に引き続いて「人とくるまのテクノロジー展」のレポートを掲載しています。今回は「名古屋」での人テク展。8ページにわたる詳細レポート。名古屋でしか見られなかった技術を中心にお届けしています。

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