愛知製鋼:全国初 “MIセンサ”を用いた「磁気マーカシステム」 によるトンネル を含む走路 での自動運転実証実験を実施
- 2018/11/06
- Motor Fan illustrated編集部
愛知製鋼は、国土交通省の自動運転サービス実証実験の一環として、11月5日(月)より11月29日(木)までの約4週間、長野県伊那市の道の駅「南アルプスむら長谷」において実施される実証実験に参画する。
愛知製鋼は、2017年より全国で実施されている自動運転実証実験において、“MIセンサ”を用いた「磁気マーカシステム」を提供し、全国各地で社会実装を目指した検証を行い、実績を重ねてきた。磁気マーカシステムとは、車両底部に取付けたMIセンサモジュールにより、走路に沿って敷設した磁気マーカの微弱な磁力から自車位置を高精度に計測し、車両が磁気マーカ上を通過するように制御する、同社が独自に開発した自動運転支援システム。今回は、2018年2月に実証実験を実施した道の駅「南アルプスむら長谷」周辺において2回目の実験を行い、新たにトンネル内を含むコースを設定して技術検証を実施する。
道の駅「南アルプスむら長谷」周辺を含む中山間地域にはトンネルが多く、GPSの電波を用いた位置特定が困難であり、画像処理の信頼性も十分でないため、「磁気マーカシステム」による正確な自車位置推定が大いに期待される。
昨今の高齢化と過疎化により、地方の人手不足や財政難などによる鉄道・バス路線の縮小・廃止や、高齢者の交通事故の増加など、安全な移動手段の確保が大きな課題となっている。愛知製鋼は今後も自動運転の技術検証に向けた更なる実証実験を重ね、次世代公共交通システム確立に貢献していく。
道の駅「南アルプスむら長谷」を拠点とした自動運転サービス実証実験実施概要
1.期間:2018年11月5日(月)~29日(木)
2.場所:道の駅「南アルプスむら長谷」(長野県伊那市長谷非持1400)を拠点とした往復約12km区間
3.主体:道の駅「南アルプスむら長谷」を拠点とした自動運転サービス地域実験協議会
国土交通省中部地方整備局リリース
http://www.cbr.mlit.go.jp/kisya/2018/11/1102.pdf
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