三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、アラブ首長国連邦(UAE)のシャルジャ首長国(Emirate of Sharjah)向けに、102万6300kWのガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所建設工事を受注したと発表した。
今回の受注は、シャルジャ首長国電力・水庁(SEWA:Sharjah Electricity & Water Authority)が臨海部のレイヤー(Layyah)で設備増設を計画するM701F形ガスタービン2基を中核とした天然ガス焚き火力発電所で、2021年半ばの完成・運転開始を予定している。シャルジャ向けで初めて日本のECAによる輸出信用を活用した案件となる。
この天然ガス焚きGTCC設備は、MHPSをリーダーにエジプトのエルスウェディ・エレクトリック(ELSEWEDY ELECTRIC S.A.E.)傘下のEPC(設計・調達・建設)事業会社とコンソーシアムを組んでEPCフルターンキー契約により受注したもので、MHPSはガスタービン2基、蒸気タービン1基および発電機3基、排熱回収ボイラー2缶など主要機器を供給、ELSEWEDY社がその他の機器調達ならびに現地建設工事を手掛ける。