TOTO:日本のトイレ文化に革命を起こした「ウォシュレット」発売40周年
- 2020/06/24
- Motor Fan illustrated編集部
TOTOが販売する温水洗浄便座「ウォシュレット」は1980年6月に誕生し今年、発売40周年を迎えた。今では「ウォシュレット」を含む温水洗浄便座の一般世帯普及率は80.2%(2020年3月、内閣府調べ)となり生活に欠かせない商品となっている。
「拭くから洗う」へトイレの生活文化を変えるための試みは、最適なおしり洗浄の位置も、快適な温度も何もわからない状態から始まり、多くの課題を乗り越えてウォシュレットは世に生み出された。発売当初は「おしりだって、洗ってほしい。 」というキャッチコピーが新鮮だったが、今では当たり前の生活習慣として根付き、多くの公共施設、オフィスなどにも採用が進み、あらゆる場所で温水洗浄便座の快適さを享受できるようになった。
2019年には累計出荷台数は全世界で5000万台を超え、海外での販売も着実に伸長している。今後海外でのウォシュレットの出荷台数を2018年度58万台から2022年には200万台へと拡大させる。現在世界各地の5つ星ホテルや著名なランドマーク物件への採用も増加し、旅先でも快適に使用できる場所が増えている。
海外からの玄関口、成田空港のトイレには訪日外国人の「ウォシュレット」体験を促進するため多言語対応のタブレットリモコンを備えたウォシュレットも設置されている。
40年の間に「おしりを洗う」基本機能以外にも清潔で安心して使用できるようにノズルや便器を清潔に保つ「きれい除菌水」など様々な最新機能を搭載してきた。最近では海外の著名なデザイン賞であるiFデザイン賞やレッドドット・デザイン賞を受賞するなど、デザインと機能を高度に融合させた商品を次々発売している。
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