パナソニック、マカフィー:車両監視センターのサービス事業化に向けた車両SOC構築の共同開始に合意
- 2021/03/25
-
MotorFan編集部
パナソニックとマカフィーは、車両セキュリティ監視センター(車両SOC)のサービス事業化に向け、車両SOCの構築を共同で開始することに合意した。
パナソニックとマカフィーは、自動車向けセキュリティ監視サービスの事業化に向け、「車両セキュリティ監視センター(車両SOC:Security Operation Center)」の構築を共同で開始することに合意した。ネットワークに接続する世界中の車両をサイバー攻撃から守るために、攻撃の高精度な検知や早期対応を可能にする車両SOCを構築し、自動車業界のサイバーセキュリティ対策の強化に貢献する。
パナソニックは、自動車向けに先駆け、工場の生産設備・生産プロセスを管理・制御するシステムやネットワークをサイバー攻撃から守る、工場SOCを2016年より運用してきた。また、自動車向けには、車両へ搭載し、サイバー攻撃の発生やその攻撃種別などを判定して、車両SOCへ分析用データを送信する車両侵入検知システム(Automotive Intrusion Detection System)や、車両SOCにおいて、車両侵入検知システムから受信した大量のデータを分析し可視化するセキュリティ情報イベント管理システム(Security Information and Event Management System)を開発してきた。これらと、世界水準のSOCやマネージド・セキュリティサービス(MSS)を支援するマカフィーの数々のSOC構築および運用支援で培ったノウハウを結集し、世界中の車両に対して仕掛けられるサイバー攻撃を監視する車両SOCの構築を共同で開始する。
自動運転技術の革新的な発展や、デジタル化の進展、コネクティッドカーと呼ばれるネットワークに接続する車両の増加などに伴い、自動車を狙ったサイバー攻撃のリスクは年々高まる一方であり、自動車業界では、サイバー攻撃から車両を防御・監視するための仕組み作りが急務となっている。今回の車両セキュリティ監視センターは、世界中のコネクティッドカーを監視する監視サービスの提供を可能にし、安全・安心なモビリティー社会の発展に寄与する。
|
|
自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanweb