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ミニバイクレースでも大活躍のホンダ NSR50/80! 水冷2ストエンジン搭載の本格派レーサーレプリカ “Nチビ”って何? ホンダNSR500を3/4サイズで再現したNSR50/80。|市販全モデル掲載

  • 2019/10/03
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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NSR50/80の歴代モデル

 NSR50/80は、1987年(昭和62年)から1999年(平成11年)まで生産されたモデル。その間、何度か大きなモデルチェンジを受けている。大きな分岐点は、

●1993年モデル……前後のホイール形状が3本型から6本型に変更(このホイールは頑丈なため、レースでは3本型が人気)

●1995年モデル……エンジン各部や足周りが強化されるなど、事実上のフルモデルチェンジ

 1995年の変更時には、フロントフォーク長(ボトムケース下からトップ部まで)を約40mm延長。なお、フォーク長は変更前が約575mm、変更後が約615mm(スプリングの新旧によって異なる)。

 NSR50用フロントフォークは、モンキーのカスタムにも大人気。一般的に変更前を「前期型」、変更後を「後期型」と呼んで区別しているのが特徴だ。

1987年(昭和62年) 初代のNSR50

レースでも定評のダウンチャンバーを採用した初代のNSR50。

NSR50(レッド×ホワイト)
NSR50(ロスマンズカラー)
NSR50(ロスマンズカラー)

1989年(平成元年) 細部を変更

アップチャンバーに変更し、ライト周りのカウルデザインを変更。

NSR50(マックス・グレーメタリック)
NSR50(マックス・グレーメタリック)
NSR50(ホワイト×レッド)
NSR50(ロスマンズカラー)
NSR80(ホワイト×レッド)
NSR80(ホワイト×レッド)

1990年(平成2年) カラーリングを変更

レーシーなワークスマシンのイメージカラーに変更。

NSR50(HRCカラー)
NSR50(HRCカラー)
NSR50(SEEDカラー)
NSR50(SEEDカラー)
NSR80(ロスマンズカラー)
NSR80(ロスマンズカラー)

1992年(平成4年) カラーリングを変更

全日本ロードレース選手権250ccクラスで、3年連続チャンピオンを獲得したワークスマシン「NSR250」のブラッシュ(刷毛塗り)模様のレッド/ホワイト、また、精悍なイメージのレッド/ブラックの2色を設定。NSR80は同パターンのブルー/ホワイト。

NSR50(レッド×ホワイト)
NSR50(レッド×ホワイト)
NSR50(レッド×ブラック)
NSR50(レッド×ブラック)
NSR80(ブルー×ホワイト)
NSR80(ブルー×ホワイト)

1993年(平成5年) フルモデルチェンジ

 エンジンはシリンダーヘッドを変更。足周りは、前後にNSR250Rシリーズと同じデザインの、スポーティなU字断面6本スポークホイールを新たに採用している。

 カラーリングは、ワークスマシン「NSR250」の躍動感溢れるブラッシュ(刷毛塗り)パターン・イメージとし、ロスホワイト/ファイティングレッドをNSR50/80に、精悍なイメージのブラック/クリアーパープルをNSR50に新たに設定。

 また、バックミラーのデザインを変更し、ウインカースイッチを操作が容易なプッシュキャンセル式とするとともに、クラッチアジャスターを手元に設けるなど、より使い勝手を向上させている。

NSR50(ロスホワイト×ファイティングレッド)
NSR50(ロスホワイト×ファイティングレッド)
NSR50(ブラック×クリアーパープル)
NSR80(ロスホワイト×ファイティングレッド)
NSR80(ロスホワイト×ファイティングレッド)

1994年(平成6年) カラーリングを変更

 ワークスマシン「NSR250」イメージの鮮やかな「ロスホワイト/ファイティングレッド」をNSR50/80に設定。また、NSR50に精悍なイメージの「ブラック/ブリッツグレーメタリック」を設定。加えてNSR50には、ワークスマシンの雰囲気が味わえる、“Rothmans”のロゴやエンブレムを各所に配したロスマンズのスペシャルカラーリングモデル(限定)もリリース。

NSR50(ロスホワイト×ファイティングレッド)
NSR50(ロスホワイト×ファイティングレッド)
NSR50(ブラック×ブリッツグレーメタリック)
NSR50(ロスマンズ・スペシャルカラー)
NSR50(ロスマンズ・スペシャルカラー)
NSR80(ロスホワイト×ファイティングレッド)
NSR80(ロスホワイト×ファイティングレッド)

1995年(平成7年) 各部を大幅に変更

 下記の通り、各部を大幅に変更。主な変更点は下記の通り。

・既存のCDIマグネット点火方式から、CDIバッテリー点火方式に変更
・クラッチはフリクションディスクを5枚から7枚に増加
・フライホイールを軽量化してレスポンスをアップ
・ラジエターの容量をアップして冷却効率を向上
・フロントフォークを延長・改良
・リヤショックを5段階調整可能なプリロードアジャスター付きに変更
・リンク式チェンジペダルを採用
・アルミ製トップブリッジを採用
・HRCワークスマシン「NSR500」のイメージをダイレクトに受け継ぐシートカウルデザインに変更
・'94年ロードレースWGPチャンピオンカラーをイメージしたファイティングレッドと、精悍なブラック(NSR50のみ)を設定

NSR50(ファイティングレッド)
NSR50(ファイティングレッド)
NSR50(ブラック)
NSR80(ファイティングレッド)
NSR80(ファイティングレッド)

1997年(平成9年) カラーリングを変更

 '97年のHRCワークスカラーに変更。

NSR50(HRCワークスカラー)
NSR50(HRCワークスカラー)
NSR80(HRCワークスカラー)
NSR80(HRCワークスカラー)

1999年(平成11年) NSR50/80の最終モデル

 世界GP500ccクラスにおいて、マイケル・ドゥーハン選手とホンダNSR500による5年連続チャンピオン獲得を記念し、ワークスカラーの「レプソルホンダカラー(ヘレスブルーメタリック)」を採用。厳しい排ガス規制とバイクの4スローク化推進により、NSR50/80はこのモデルが最終型となった。

NSR50(レプソルホンダカラー)
NSR50(レプソルホンダカラー)
NSR80(レプソルホンダカラー)

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