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ホンダNSR50で再現しちゃった!? MotoGPワークスマシン、RC211V テレフォニカモビスター

  • 2020/05/03
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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写真左はテレフォニカモビスターカラーのRCV-mini。写真右は2003年、ホンダのMotoGPワークスマシン「RC211V」を駆る加藤大治郎(月刊モト・チャンプより)。

ホンダNSR50/80用フレーム改に、縦型エンジンを搭載したカスタム「RCV-mini」。写真は伝説の日本人MotoGPライダー・加藤大治郎が駆った、ゼッケン♯74のホンダMotoGPワークスマシン「RC211V」を、RCV-miniで再現した1台。レース専用に加え、公道走行用もラインナップされていた。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
PHOTO●てつかたかし(TETHUKA Takashi)
※4MINIチャンプ7より(2004年発売)
※この記事は4MINIチャンプ7(2004年発売)を元に再編集したものです。情報は掲載当時のものとなります。

縦型4ストエンジン搭載のNチビ改【RCV-mini】で、ダイジローのRC211Vを再現

製作:ファルコン

IRC製からリリースされていた貴重な極太スリックタイヤ(絶版)を装着。

ホンダのMotoGPワークスマシン「RC211V」で激走する加藤大治郎。(月刊モト・チャンプより)
 2003年、加藤大治郎の最後の愛機(※)となった、ゼッケン♯74のRC211V(テレフォニカモビスターカラー)。写真はこのダイジロー号を、NSR50改の「RCV-mini」で忠実に再現したカスタムだ。

「RCV-mini」とは、NSR50/80またはNSR miniのフレーム&足周りに、アクートグランプリファクトリー製のオリジナルエンジンハンガーを使い、エイプ50/100やXR50/100モタードなどの“ホンダ縦型4ストエンジン”をスワップ(載せ替え)。
 これに加え、RC211Vのフォルムを忠実に再現した、アクートグランプリファクトリー製のアッパーカウル、アンダーカウル、タンクシート、フロントフェンダー、カウルステー、マフラー等でカスタマイズしたもの。

 2004年まるち杯全国大会のオープンクラスでポールポジションを獲得するなど、ミニバイクレーサー「NSR」のフレームと足周りを譲り受ける「RCV-mini」のポテンシャルの高さは、様々なレースで実証済みだ。

 写真のRCV-miniは、IRC製からリリースされていた貴重な極太スリックタイヤ(絶版)を装着して、より“本物感”を演出。前後ホイールにはイエローのスリットを施すなど、細部まで徹底的に仕上げられている。

※注:幼少の頃からミニバイクレースで活躍し、“ダイジロー”の愛称で親しまれた加藤大治郎は、2003年4月、MotoGP日本グランプリ(鈴鹿サーキット)での決勝レース中、防護体に衝突。26歳の若さで亡くなった。

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製作:ファルコン

 レース車両、コレクション、観賞用等々、様々なフリークに人気の「RCV-mini」には、公道走行バージョンも存在。

 ストリート仕様は、既存のRCV-miniに、ヘッドランプ、テールランプ、ウインカー、バックミラー、公道走行用メーターなどを装備。RC211Vをイメージした戦闘的なフォルムに加え、スイングアームやリアショックにもこだわるなど、走りを意識したチューンが随所に施されている。

 リザーブタンク付きのオーリンズ製リアサスペンションは、研究とテストを重ね、RCV-mini用にファインチューン。スイングアームは、サーキット走行でも高いポテンシャルを誇る、アクートグランプリファクトリー製をチョイス。

 エンジンはSP武川製スーパーヘッドキット124ccでフルチューン。普段はサーキット走行にも使われている写真のRCV-miniは、低回転域から高回転域まで、非常にパワフルなエンジン特性。シグナルスタートでは、単気筒250ccクラス並みの加速を発揮してくれる。

フロントカウルの奥には2個のヘッドランプを装備。
補強が施された頑丈なスイングアーム。
リザーブタンク付きのオーリンズ製リアショック。
RC211Vをイメージしたテールカウル&センター出しマフラーに、保安部品をコーディネイト。

エンジンはホンダエイプ。バレンティーノ・ロッシ仕様のヤマハTZM50R。

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