2020モーターファンテックエキスポ：シェフラージャパン株式会社 シェフラージャパン：燃料電池技術プレイヤーとしての大きな存在感

• 2020/06/04
• Motor Fan illustrated編集部

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燃料電池技術は技術的に成熟の域に達しています。現在、最先端の技術と一体となって信頼性の高い経済的な大量生産方法を確立することが重要な段階となっています。シェフラーは、この業界の主要なシステムおよびコンポーネントサプライヤーとして大きな役割を担うことができる立場にあります。

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燃料電池スタック

　一般産業および自動車産業において、水素は将来のカーボンニュートラル社会の実現に向け、重要な役割を果たすと考えられています。グリーン水素は、モビリティのみならず、製鉄、コンクリート製造、分散型熱電生産等幅広い分野でCO2の排出を低減することが期待されています。2020年台以降、水素技術に関わる様々なビジネスが展開されていくと考えられています。
　水素社会の実現には、供給（水素製造、輸送）、水素利用において、手頃な価格で拡張性があるエコシステムを構築することが重要であります。その中で、燃料電池と燃料電池関連部品はグリーン水素を利用するためのキーテクノロジーになると考えています。

　シェフラーの材料技術、成形技術、表面技術のコアとなる専門知識は、燃料電池の主要部品の効率的な大量生産を可能にしています。燃料電池部品の開発・試験のための研究開発パートナーシップの確立と発展も、ここでは重要な戦略的課題であります。現在、燃料電池の主要部品の付加価値チェーンが注目されています。
　バイポーラプレートは、薄層領域の精密な成形とコーティングによって製造され、積層されることで燃料電池システムの重要な部品となります。必要な各工程（成形、接合、コーティング、シーリング）は、シェフラー社内で行われているため、ワンストップで行うことができます。燃料電池スタックはエネルギー変換器であり、H2とO2を反応させて水を生成します。このプロセスで発生した電気は、自動車の電気モーターに使用することができます。

　シェフラーの最適化された燃料電池システムのポートフォリオは、電子制御システム、特殊高性能軸受、スマート熱管理モジュール、パッシブ水素再循環用コンポーネントなど、さらに専門分野を拡大しています。

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