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【スーパーカブD.I.Y】300坪のプライベートオフロードコースを自分で作ってみた。改造編。|休耕地スクランブル #4

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完成したジャンプスポット。作ってるときはちょうどいい気がしたけれど、実際にバイクに乗ってアプローチすると「(特にカブでは)ちょっと怖いぞ!」となりました。丸太3段に減らそうかな。

冬の間は霜柱が凄くて、コース図の「ヌルヌルカウンター」と呼ばれるコーナーが「いくらなんでも走れない!」というぐらいのヌルヌル具合になっていたことが一つ。そして一緒に遊んでくれるメンバーがサーキットで転倒して鎖骨を折ってしまい、一緒に遊んでもらえなかったことがもう一つ。そんなわけで休耕地スクランブルは冬期休暇をとっていました。暖かくなってきたから走るぞっと!
TEXT●ノア セレン

目次開く

単純なオーバルの難易度を高める

危なくなくするためにさらに危なくする

丸太とインパクト。製作30分。

まずは250でナラシ、そしてカブでビビる

泥ヨケをつけるとカッコイイ

MUDDY MONDAY!

今月の作業工程あれこれ

これがプライベートコース、最新バージョンの図

単純なオーバルの難易度を高める

 使ってない畑を一時的に活用して、バイクでグルグル走って楽しんじゃおうというこの「休耕地スクランブル」。とりあえずは真ん中に小さな畑を設けて、その周りをぐるぐる回るだけのダートトラック的オーバルコースに落ち着いてました。せっかくイッタンブ、300坪があるのにただのオーバルかよ! と思うかもしれませんが、なんと言ってもオフィシャルマシンがカブですからね、一度スピードが落ちると加速するのに時間がかかっちゃう。ある程度のスピードを維持しながらコーナリングを楽しもうと思うと、結局オーバルぐらいがちょうどいいことがわかりました。
 サブオフィシャルマシンのCRM80だと減速しても再加速が容易だからもっとテクニカルなコースを設定しても良いのだけれど、コースをグネグネさせ始めると300坪ってたいして大きくないな、って気づくことに……。そしてグネグネすると狭くなってオーバーテイクが難しいからね。
 だけれどただのオーバルで完結するのも惜しい。「やっぱりジャンプぐらいあっても良いんじゃない?」という提案を取り入れ、新たにそんなフィーチャーを加えてみました。えぇ? カブでジャンプ? ちょっと危ない気もするけどなぁ。

危なくなくするためにさらに危なくする

初期コース図
「梅の木シケイン」出口のパイロンは、走ってるうちにバカバカしくなって廃止、いつしかただのストレートになってました。ジャガイモストレートでスピードを乗せないとギャラリーコーナーでカッコいいスライドを決められないのです。でもそうなると梅の木の間を抜けてくる脱出スピードがどんどん速くなってきて、パドックの方に吹っ飛んでいって大転倒という事例が多発。こりゃ危ない。
 ということで梅の木の間を抜けてからジャガイモストレートに差し掛かるところに(そういえば今年はまだジャガイモを植えてないぞ!)ジャンプスポットを設置。そう、もともとは遊び要素の他に、安全性も高まるかな、という想いもあったんです。ジャンプを飛んでも良いし、飛びたくなかったらジャンプ台の左側をエスケープ。どっちを選んでも梅の木からの脱出スピードは抑えられるはず。ところがいざジャンプを作り始めると……かえって危ないんじゃないか?これは!

丸太とインパクト。製作30分。

 そもそもジャガイモストレートは下り坂のため、途中に小山を作ればそれがジャンプになるとも思ったものの、もっと明確にジャンプスポットにしたかったため丸太を切って重ねました。最初は3段ほど積んで「良いかな」と思ったけど、作ってる段階で「もうちょっとエキサイティングに!」と欲が出て4段積みました。
 へんに崩れたりしないように杭を深く打って、インパクトドライバーでビス止め。裏側にもたっぷり土を入れてしっかりと踏み固めました。飛ぶ段階になって崩れたら嫌だもんね! 地獄の草刈りに比べれば楽勝な作業で30分ほどで完成。ありゃ、ちょっと高いかな? アプローチして飛び「降りる」だけの感じだとつまらないから、ちょっと飛び「上がる」感じになるようにアプローチ部の土の傾斜を調整しました。ほっほっほ、こりゃ楽しい!

まずは250でナラシ、そしてカブでビビる

 ジャンプとなるとまずはやっぱりサスペンションがオフロード前提のものが良いだろうと、250のオフ車でアプローチ。低速だとピョンと飛び降りられるけど、スピードが上がってくるとちょっと怖い。「意外にけっこう飛べちゃうぞ!」とすでにビビりが入ってました。
 後にオフィシャルマシンのカブ50でアプローチすると、イヤイヤイヤ! これはマジで怖い! やり過ぎだろう! 飛ぶつもりでアプローチしても直前で「うわ! やめとこ!」と左に無理矢理エスケープ。やっぱり丸太3段で良かったんじゃないかなぁ。とはいえ、今のところ試運転の段階だから装備もナシ。ちゃんとヘルメットや各種プロテクターをつけると勇気も出るから、一度ぐらいはちゃんと飛んでみようと思ってます。うー怖っ!

泥ヨケをつけるとカッコイイ

 オフィシャルマシンのカブは前回のお話で色々むしったカスタムを施し基本的に完成したのだけど、泥ヨケフラップがついてるとカッコ良いんじゃないかと思い立ちちょっとカスタム。ちょうどよいスポンジがあったからリアフェンダーの後ろにくっつけてみた。おっ! カッコイイ! もっとも、泥が跳ねるほどパワーがないしタイヤもノーマルのオンロードタイヤだからほぼ意味はない。でも簡単に作れてコスト少なく雰囲気が出たから大満足!
 もう一つのアップデートはステップを短く切ったこと。ギャラリーコーナーへの進入スライドでバイクを寝かせていくと、まだギリギリコントロール下にある(と思ってる状態)でステップが接地してしまって、リアのトラクションが抜けてスリップダウンしちゃう。まぁ、もしかしたら単純にすでに転んでて、コントロール下を離れてからステップが接地してるのかもしれないけれど、いずれにせよ短く切っておこうとなりました。可倒式じゃないから足首あたりをけっこうぶつけたりして痛いからね。

MUDDY MONDAY!

 オンエニーサンデーというあの映画は有名だけれど、その他にも「ウイリーウェンズデー」とか「フラットトラックフライデー」といった、曜日の発音にひっかけた「バイク遊びの日」みたいなのがありますね。ウチは月曜日を「マディマンデー」と設定して、月曜日はバイクで遊ぶ日! と定め……たのはずいぶん前だけど寒くて遊んでなかったなぁ(笑) 
 もう遅いぐらいだけれど、まずはジャガイモを植えて、あとはスナップエンドウも植えて、さてさて、シーズンインだ。月曜日はカブで泥だらけになろう!

今月の作業工程あれこれ

薪ストーブのために色んな木を集めてます。ストーブで使いたいのは樫木であってこういった杉とかヒノキはあまり用がない。よし、ジャンプ台に使っちゃおう。田舎では標準装備のチェンソーでギャーン。
既にシケインは無くなっているけれど、梅の木シケインがあったあたりが下り坂だからそこにジャンプを掘る。階段みたいに、しっかりと段を作ってから、そこに丸太を埋め込もうというわけ。
3段でやめておけばよかったものの、調子に乗って4段目を後から追加。崩れないように杭を良く良く打って、しっかりとビス止めして、周りの土を何回かに分けで踏み固めました。
ぶった切ったリアフェンダーの短さはカッコ良いけれど、泥ヨケがついてたらなおカッコ良いんじゃないか。スポンジ状の材料があったからカットしてネジ止め。雰囲気出るなぁ!
ステップは足を引っかけると痛いしスライドアングルが深まってくると接地しちゃうから短くカット。先端はちゃんと丸めておきました。これで更なるダートトラック走りができる(!?)

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