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ホンダ ホンダ シビック タイプR 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2023/03/23

ホンダ シビック タイプRの新型モデル情報を紹介します。ホンダ シビック タイプRの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。ホンダ シビック タイプR新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

ホンダ シビック タイプR新型モデルの概要

ホンダ シビック タイプRは、歴代で高い人気を誇ってきた本格スポーツモデルだ。その歩みを振り返ると、タイプRというその称号は、1992年にNSXの高性能モデルにまず用いられ、1995年にインテグラ・タイプR、そして初代シビック・タイプRへとつながっていく。

1997年にデビューしたシビック・タイプRは、2015年までの5つのモデルが第一世代。快適性を犠牲にしてでも軽量化にこだわりながら、エンジンと足回りに徹底チューンを施し、「速さ」と「圧倒的なドライビングプレジャー」を追求してきた。NAユニットを搭載したが、5代目ではターボを積んでついに300ps超をマークした。

その第一世代のあとを受け継ぎ、2017年に登場したのが第二世代の幕開けとなる先代シビック・タイプRだ。5ドアのボディをまとい、ベース車ゆずりの上質さも有したが、パワーは320psを叩き出していた。第二世代は、ベース車の快適性、環境適合性を維持しながら、リアルスポーツの持つ「操る喜び」を誰もが味わえるように解放した点が注目のポイント。その進化を受け継ぎ、2022年、今回の主役、7代目となるシビック・タイプRが登場。これからの時代にあるべきスポーツカーを想い描き、タイプRの新しい歴史を作るべく開発が行われた。

ホンダ シビック タイプRの外観・内装デザイン

タイプRにしか味わえない本質の価値を磨き上げ、心に響く官能と、絶対的な安心感を備える、究極のスポーツカーを目指したホンダ シビック タイプR。見る者を夢中にさせる外観、そしてドライビングへの昂りを鼓舞する内装デザインについてまずはチェックだ。

外観:ラジエーター有効開口面積を48%拡大

エクステリアは、ロー&ワイドを強調。圧倒的な速さと美しさを兼ね備えたデザインを目指している。冷却性能向上のためグリル開口部を拡大。同時に、サイドシルガーニッシュやリアスポイラーなどで空力性能を追求した。見た目にもこだわり、リアフェンダーをボディと一体化し、流れるような巧みなデザインに仕上げている。

ラジエーターの有効開口面積を48%拡大したグリル開口部から取り込んだフレッシュエアを、ボンネットに設けたフードベントから排出する、エアフローレイアウトとして排熱と空力性能を向上した。

フロントとリアともに効果的にダウンフォースを高め、限界走行時における安定性を実現。リアスポイラーは、スリムなアルミダイキャスト製のステーを採用して空気抵抗を低減するとともに、リアスポイラー下面に負圧が発生する面積を拡大することでダウンフォースを高めている。

ボディカラーは5色を用意。チャンピオンシップホワイト、ソニックグレーパール(有償opカラー)、クリスタルブラックパール、フレームレッド、レーシングブルーパールだ。

内装:絶対性能をコントロールするための空間

乗り込んだ瞬間から高揚感が抱け、運転時には集中できる空間だ。赤と黒を用いたハイコントラストなインテリアだが、レッドのシートとフロアカーペットは、まさにタイプRの伝統を継承するヘリテージを生かした官能空間の源泉だ。

また、サーキットでの限界走行時の直感認知性を向上させるノイズレスな視界を追求。そのため、反射を抑えた偏光ガンメタリック塗装を採用するなど、ブラック基調のインストルメントパネルに仕立てられた。シフトノブは、もちろんアルミ削り出し。シフトまわりのセンターコンソールにも、本アルミ製のパネルを採用し、本物感ある空間が魅力だ。

ホンダ シビック タイプRのサイズ・室内スペース

第二世代から5ドアボディを採用するホンダ シビック タイプR。従来より大型化している新型モデルを検討するなら、そのボディのサイズはぜひチェックしておきたい部分だ。また室内スペースや収納など、実用性や広さの面を確認していこう。

ボディサイズ:走りを支える低くワイドなボディ

ボディのスリーサイズは、全長×全幅×全高=4595×1890×1405mm。ベースとなったシビックと比較すると、45mm長く90mmワイドで、10mm低い。先代タイプRと比べても35mm長く15mmワイドで、ボディは大きくなった。一方、全高は先代に比べて、30mmも低くなり、ロー&ワイドなフォルムがこの数字からも読み取れる。トレッドを見てみると前1625mm、後ろ1615mmで、先代との比較で前が25mm、後ろが20mm拡大している。

室内スペース:乗員4名がゆとりを持って過ごせる広さ

フロントシートは、サーキットでの限界走行からロングドライブまでこなすレッドの専用タイプ。サポート性を強化し、軽量化も図られている。素材はラックススエードで上質な肌触りがありがたい。リアはセンターにドリンクホルダーを設置した2名掛けだ(乗車定員4名)。

ホイールベースは35mm延長されていて、ホイールベースの延長分はそのまま空間のゆとりにとってプラスに働き、前席と後席のヒップポイント間の距離も35mm延長。また、フロントシートのヒップポイントを8mm下げている。

収納スペース:5ドアボディで良好な使い勝手を実現

ラゲージスペースの奥行き寸法に変化はないが、大きなリアゲートを持つ5ドアボディだけに荷室は実用に適う使い勝手を確保している。リアシートの背もたれは6:4分割可倒式。トノカバーは巻き取り型だが、扱いやすい横引きタイプで、取り外すことも可能だ。

スポーツカーながら、実用モデルをベースにするだけあって収納は豊富だ。ドリンクホルダーは前と後にそれぞれ2個、ボトルホルダーは各ドアに用意され、それぞれ4個ずつ用意されている。

ホンダ シビック タイプRの性能・燃費・装備

究極のスポーツカーを具現化したホンダ シビック タイプR。圧倒的なパワーを生み出すハイスペックエンジンや鍛え上げた足回りによる走りの性能に注目が集まる。その一方で環境への適合性も目指してきたモデルだけにその燃費や、安全システムなどの装備・機能についてもチェックしていこう。

走行性能:圧倒的なパワーと速さを追求

先代タイプRにも搭載の2.0L直4DOHC16V・VTECターボエンジンをベースに、ターボチャージャーの刷新などを実施。最高出力は330ps(243kW)/6500rpm、最大トルクは42.8kg・m(420Nm)/2600〜4000rpmへと向上した。これは先代比10ps、2.0kg・mのアップだ。

タイプR専用チューニングタイヤをミシュランと共同開発し、旋回性能を高めて車両パフォーマンスがさらに向上。ミシュランの独自技術による特性の異なるトレッドコンパウンドを組み合わせ、同時にタイヤ幅は265mmまで拡げている。これによって、ウエット性能や耐摩耗性能をキープしたまま、優れたドライグリップ性能を実現している。ホイールは、インナーとアウターのリム形状を反転させたリバースリム構造で、イン側の歪みを低減し、旋回Gや加減速時にタイヤ内側の接地圧を安定させる。

エンジンECUの駆動力制御マップなど制御の緻密さを徹底追求。アクセルペダル操作に対する鋭いエンジンレスポンスを実現した。そのほか、クルマとの一体感のあるハンドリングフィールや、ダイレクト感と節度感を向上させたシフトフィールなども獲得。シフトの減速に合わせてエンジン回転を自動調整するレブマッチシステムは、2速から1速へのシフトダウンでも対応する進化を遂げた。

安全性能:Honda SENSINGを標準装備

究極のスポーツカーを目指しながらも、時代の要請に応える安全性能は不可欠な要素。先進の安全運転支援システムの「Honda SENSING」を標準装備する。また、広い範囲と高い精度でとくに側方の対象物に対する検知能力を高めたフロントワイドビューカメラや、ガラスや外壁など非金属も高い精度で検知する前後ソナーセンサー、後側方に接近する車両も検知するリアレーダーも採用した。

そのほか運転席用&助手席のニーエアバッグシステムなど8つのエアバッグを搭載。ポップアップフードシステムは、歩行者との衝突を感知すると、ボンネットフードの後部を持ち上げて、歩行者の頭部に対する衝撃を低減する。

燃費性能:WLTCモード12.5km/Lを実現

スポーツカーでも環境に対応した性能はぜひ注目したいポイントだ。タイプRのWLTCモード燃費は12.5km/L。1.5L直噴VTECターボエンジンのシビック(16.3km/L)と比べれば当然ながらマイナスにはなるが、高出力を発揮するハイポテンシャルモデルとしてリーズナブルなデータを実現している。ちなみに先代(13.0km/L)と比べてもパワーアップ分を考慮すれば十分に納得のいく燃費性能を確保した。

NAエンジン搭載車でも12.5km/Lに達していないスポーツモデルもあるなか、タイプRはハイパワーモデルとして注目の燃費を実現しているといえそうだ。

装備・機能

タイプR専用データロガーであるHonda LogR。車載ナビにアプリとして搭載したシステムで、ステアリング舵角やブレーキ圧、アクセル開度、ヨーレートなど運転操作やそれに伴う車両の状態を情報として表示する。新たなドライビングプレジャーの提供を目指した装備だ。

スコアリング機能も搭載し、走行中の操作情報などを記録してスコアリングを行い、ドライビングスキル向上をサポート。また、スマートフォンにインストールのHonda LogRアプリでも、走行データをいつでも確認可能だ。スマートフォンを車両に搭載して、このアプリで走行動画を撮影すると、走行データと同期させた1つの動画を作成できる機能も持つ。

ホンダ シビック タイプRおすすめポイント要約

スポーツモデルの本質的価値である速さと、官能に響くドライビングプレジャー。この両立によってもたらされる究極のピュアスポーツ性能を目指したホンダ シビック タイプR。独自のVTECターボエンジンをさらに磨きあげ、出力とトルクをともに向上。夢中になる痛快なドライビングフィールを追求している。

内外観のデザインでも究極の走りをイメージさせるデザインを採用。とくに伝統のレッドでコーディネートした室内は、これまでのタイプRファンもターゲットにしているであろうヘリテージ空間だ。その一方で、上質さや快適性なども考慮に入れた仕様など、シビック タイプRは、より幅広い層のスポーツカー好きにアピールする素質をたっぷり備えた注目のハイパフォーマンスモデルに仕立てられている。

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