Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. 自動車カタログ
  3. ホンダ
  4. WR−V

ホンダ ホンダ WR−V 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2024/04/21

ホンダ WR-Vの新型モデル情報を紹介します。ホンダ WR-Vの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。ホンダ WR-V新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

ホンダ WR-V新型モデルの概要

ホンダ WR-Vは、手頃なサイズが特徴のSUVだ。インド工場で生産され、それが日本に輸入されている(インドではエレベイトという車名)。

全長は4325mmで、絶妙なサイズ感。しっかりと室内空間を取りながらも、扱いやすいサイズが魅力だ。

搭載エンジンは、1.5Lの直4DOHCの自然吸気ユニット。ターボもなく、アシストのモーターもないベーシックな仕様だが、実用的なエンジンだ。グレード構成は、「X」、「Z」、「Z+」の3タイプで、すべてCVT。駆動方式も全グレードが2WDのみのシンプルなラインアップだ。価格も209万8800円〜という非常に買いやすいプライスでデビューした。

完成度の高いエクステリア&インテリアを持ちながら、買いやすい価格設定。当然、話題を集めている。さっそくそのWR-Vの魅力を見ていこう。

ホンダ WR-Vの外観・内装デザイン

力強さを追求した逞しさあふれるエクステリアと、安心感のある空間としたインテリアなど、秀逸なデザインを持つホンダ WR-V。SUVとしての素性をシンプルにまとめた、その外観と内装デザインについてここで確認してみよう。

外観:分厚いロングノーズが逞しさを訴求

フロントグリルはスクエアな形状。その上にボンネットフードが車両前端まで伸びている。クロームメッキを施したワイドなフロントグリルガーニッシュもあいまって、WR-Vは角ばったフォルムのエクステリアだ。結果、分厚いロングノーズという印象ももたらす。

フロントからリアまで体幹を貫くようなボリュームのあるボディ造形も、堂々とした佇まいの源。前後ライトのデザインは、ワイド感を高めながら、四隅に踏ん張るような外観を演出する。

四角いデザインの外観を支持する人は多い。あるホンダディーラーのセールススタッフと、発売直前、WR-Vの角ばったデザインについて話をした際、ステップワゴンも四角いボディが好評で、このWR-Vも人気モデルとなることに期待を寄せていた。たしかに、このWR-Vの外観は、SUVらしい逞しさや無骨さで人気を獲得しそうだ。

ヘッドライトはフルLED。リアはストップランプとテールランプにLEDを採用する。

内装:最新ホンダ車と違ったアプローチも…

インストルメントパネルは、水平基調。なおかつ面を大きく使うことで、広さと堂々とした存在感を演出している。センターパネルの手の届きやすい中央の位置にスイッチ類を集中レイアウト。ダークシルバーの加飾を施すことでスイッチエリアとして認識しやすいデザインとした。

メーターは、フルカラー液晶デジタルグラフィックメーターとアナログメーターのコンビ。デジタルグラフィックメーターは7インチで、そこにタコメーターとマルチインフォメーションディスプレイを配置し、速度計をアナログメーターとしている。

ドアの上部にもプライムスムースのソフトパッドを採用。また、ドア部分の造形は、厚みを持たせたフォルムで、深いくぼみを設けることによって肘掛けとしてしっかり機能させた。そして、このドア肘掛け部分にスマートフォンポケットを設置する。

最近のホンダ車のインパネには、蜂の巣のようなデザインを施されるものも多いが、この緻密なハニカム柄は、WR-Vには存在しない。その代わり、ピアノブラック調インパネガーニッシュを全グレードに採用している。

ホンダ WR-Vのサイズ・室内スペース

国内のラインアップに新たに登場したホンダ WR-V。ホンダSUV群の一員になったわけだが、実際、サイズや車格はヴェゼルやZR-Vとどう違うのかは確認したい部分だ。加えて、室内スペースの広さや、収納の充実度も見ていこう。

ボディサイズ:運転のしやすさが魅力のボディ

WR-Vのボディサイズは、全長4325㎜×全幅1790㎜×全高1650㎜で、ワイドな堂々としたルックス。もちろん3ナンバーサイズだ。既存のホンダSUVのサイズを見てみると、2Lハイブリッドと1.5Lターボを揃えるZR-Vが全長4570㎜×全幅1840㎜×全高1620㎜、1.5Lハイブリッドと1.5L自然吸気エンジンを持つヴェゼルが全長4330㎜×全幅1790㎜×全高1580〜1590㎜。これら2台と比較してみると、WR-Vは、ZR-Vよりは明らかにひと回り小さく、ヴェゼルより全長が5mmだけ短く、全幅は同じ、全高は60mm以上高い。つまり、大きさとしては、ヴェゼルとほぼ同じで、少しだけ背が高いボディなのだ。

車幅感覚などが掴みやすいと感じるデザインもWR-Vの特徴だ。運転席の前方見下げ角が大きく、車両前方の距離感をつかみやすく設計。また、助手席側のフロントフードの端が見えるボディ形状もありがたい。運転のしやすさの追求は歓迎すべき配慮だ。

優れた直進安定性と乗り心地の良さを目指し、ホイールベースは2650mmとロングだが、最小回転半径は5.2mに抑えている。

室内スペース:快適な移動をもたらす広さを確保

ゆとりのある室内高やロングホイールベースによる、ひとクラス上の広さを持つ空間が特徴。実際、乗り込んでみると「広くて快適そう」と感じるキャビンだ。

運転席は、高いアイポイントによる見晴らしのよい視界と、操作しやすいステアリングやペダルの配置によるセダンライクな運転姿勢を両立。後席は、ゆとりある空間を目指していて、ヒザ前の余裕がしっかり感じられ、頭上空間の広さも実感する。ちなみに、頭上空間は前席が111mm、後席が96mmだ。

さらに、ドアライニングの下部や前席シートバックの形状を工夫し、乗降性のしやすさも実現している。エアコンの風を後席へ届けるリアベンチレーションを全グレードに標準装備。これらの配慮もとてもありがたいものだ。

収納スペース:クラストップレベルの荷室空間

ラゲージスペースは、荷室長を確保するとともに、壁面をフラットに近い形状に。また、床下収納も設けている。コンパクトSUVクラスとしてはキャパシティたっぷりの荷室で、クラストップレベルとなる荷室容量458Lを実現(5名乗車時、床下収納を除く)。ヴェゼルの荷室容量(VDA)の数値は把握できていないが、ルーフを後方まで伸ばしているWR-Vの458Lの数値は、ヴェゼルを上回るものになっていそうだ。

後席アレンジはシンプルで、6:4の分割シートバックを装備するものの、ヴェゼルのようなダイブダウン機能は付かない。ラゲージスペースの寸法を紹介すると、荷室長(5名乗車時)は840mm、後席背もたれを倒した荷室長(2名乗車時)は2181mmだ。床面での幅は、最小幅(ホイールハウス)1020mm、最大幅1350mmだ。開口部の荷室高は882mmとなっている。

カップホルダーはフロント(シフレバー前)に2名分、後席はZとZ+の2グレードはセンターアームレストに2名分を備える。前後ともにドアにはポケットとボトルホルダーを持つので、エントリーグレードでも後席はボトルホルダーを確保されている。そのほか小物入れは、インパネのセンターポケットや、ドアプルのポケット(全ドア)などだ。

ホンダ WR-Vの性能・燃費・装備

すべての人が安心して運転できるSUVを目指したホンダ WR-V。「走る・曲がる・止まる」のドライバーの意思に対し、的確に反応するハンドリングや車体の安定性を追求する。走りの性能に加え、燃費や、安全デバイスを含めた装備・機能について確認していこう。

走行性能:パワートレインは1タイプのみ

前述のように、2Lハイブリッドと1.5Lターボを揃えるZR-V、1.5Lハイブリッドと1.5L自然吸気エンジンを設定するヴェゼルに対して、WR-Vは、1.5L自然吸気エンジンのみのシンプルなラインアップ。静粛性と高出力を両立した1.5L直4DOHC・i-VTECエンジンは、最高出力87kW(118ps/6600rpm、最大トルク142Nm(14.5kg・m)/4300rpmを発揮する。

トランスミッションは、専用セッティングを施したCVT。自然吸気エンジンの特徴であるリニアなパワーフィールを素直に引き出しながら、加速時や減速時のステップシフト制御を採用するなど、制御をWR-V向けに最適化することで、さまざまな走行シーンにおける心地よさを目指している。また、パドルシフトは全グレードに採用する。

ロードノイズの低減のための遮音や吸音対策を実施。i-VTECエンジンの気持ちの良いサウンドを提供しながら、静かで快適な室内空間を作り出したのも注目したいポイントだ。そのほか、さまざまなシーンで自然なステアリングフィール、フラットで安心感のある乗り心地など、足回りでも質の高いフィールを目指している。

安全性能:広角カメラの最新ホンダセンシング

先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を全グレードに標準装備。フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いたシステムを採用することで、安心・安全を追求した。

●ホンダセンシング搭載機能一覧
・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・誤発進抑制機能
・後方誤発進抑制機能
・近距離衝突軽減ブレーキ
・急アクセル抑制機能
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・アダプティブ・クルーズコントロール(ACC)
・車線維持支援システム(LKAS)
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・オートハイビーム
・パーキングセンサーシステム

燃費性能:WLTCモード16.4km/L

ハイブリッドモデルなどをラインアップせず、シンプルに自然吸気の1.5L純ガソリンエンジンのみを設定するWR-V。WLTCモード燃費は、ベーシックグレードのXが16.4km/L、車重のかさむ上級グレードが16.2km/Lだ。

ヴェゼルの1.5L自然吸気エンジン搭載モデルの17.0km/Lと比較してみると少々数値は劣るものの、実際には、ほぼ同等の燃費性能と言えるだろう。ちなみに、WR-Vは、アイドリングストップ機能が未設定だ。

装備・機能:ベースグレードもオートAC装備

ナビは全グレードでディーラーオプション扱い。4スピーカー、ナビ装着用パッケージは標準で装備する。そのほか、全グレードに、Honda SENSING(ホンダセンシング)、オートエアコン、リアベンチレーション、スマートキーなどを標準で装備する。

上級グレードのZになると、本革巻きステアリングや、コンビシート(プライムスムース&ファブリック)、ソフトパッド、リアセンターアームレスト(カップホルダー付き)、17インチのアルミホイール、LEDフォグランプなどが加わる。

ホンダ WR-Vおすすめポイント要約

WR-Vの大きな魅力のひとつにそのプライスがある。ベーシックなXグレードが209万8800円、上級なZグレードが234万9600円、最上級のZ+グレードが248万9300円という新車価格でデビューした。

このクラスの多くのモデル同様、ナビがオプションであるものの、210万円を切るプライスで始まるのは、大きな魅力となる。ちなみに、ヴェゼルの同じ1.5L自然吸気エンジン車(2WD)が239万9100円なので、単純比較で30万円もWR-Vが安い新車価格となっている。

しかしながらチープさはなく、走り、装備、質感などの点で本質を極めているのが、WR-Vの注目ポイントだ。それでいてエクステリアが堂々としたルックスに仕上がっているのも大きな魅力。「パワートレインはシンプルでよく、それを買いやすい価格で」と考えるなら、WR-Vは購入検討したいモデルのひとつと言える。

2023年12月に発表し、2024年3月22日に発売となったが、ホンダWebサイトに掲載されている工場出荷時期の目処(2024年4月1日時点)は「8か月程度」。WR-Vは、すでに多くの支持を集めているようだ。

ホンダWR−V 2024年3月発売モデル

価格 210万円
排気量 1500cc
駆動方式 FF
最高出力 118 ps(87 kW)/6600rpm
最大トルク kg・m(14.5 Nm)/4300rpm
乗員 5名
燃費 -

価格 235万円
排気量 1500cc
駆動方式 FF
最高出力 118 ps(87 kW)/6600rpm
最大トルク kg・m(14.5 Nm)/4300rpm
乗員 5名
燃費 -

Z+

価格 249万円
排気量 1500cc
駆動方式 FF
最高出力 118 ps(87 kW)/6600rpm
最大トルク kg・m(14.5 Nm)/4300rpm
乗員 5名
燃費 -

ホンダWR−Vの歴代モデル

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ

ホンダ WR−V バックナンバー