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ホンダ ホンダ オデッセイハイブリッド 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2024/11/21

ホンダ オデッセイハイブリッドの新型モデル情報を紹介します。ホンダ オデッセイハイブリッドの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。ホンダ オデッセイハイブリッド新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

ホンダ オデッセイハイブリッド新型モデルの概要

ホンダ オデッセイハイブリッドは、全高を抑えたプロポーションのボディに3列シートをうまく組み合わせたオデッセイのHEVだ。

オデッセイそのものの歴史は長く、1994年10月に初代モデルが登場した(クリエイティブムーバー=生活創造車の第一弾)。ここに紹介のモデルはオデッセイとしては5代目に当たる。

オデッセイのハイブリッドは、この5代目デビューから2年あまりが経過した2016年2月、ラインアップに加わった。しかし、オデッセイとともに2021年末で生産を終了し、一度その姿を消すことになったが、市場の要望を踏まえ、中国生産のモデルとして2023年12月に復活。再開の際、オデッセイはこちらのハイブリッドモデルのみに絞られた。

復活したオデッセイハイブリッドのグレード構成は、e:HEVアブソルート(以下、アブソルート)、e:HEVアブソルートEX(以下、アブソルートEX)、そして最上級モデルの位置付けとなるe:HEVアブソルートEXブラックエディション(以下、EXブラックエディション)の計3グレード。パワートレインは1タイプ。駆動方式もFFのみだ。

復活を遂げ、商品力も引き上げたオデッセイハイブリッドの魅力を、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに、さっそく見ていこう。

ホンダ オデッセイハイブリッドの外観・内装デザイン

走りのクオリティを感じさせる全高低めのスタイリッシュなエクステリアに、余裕の室内空間を構築したオデッセイ。その類稀な魅力をキープして登場したホンダ オデッセイハイブリッドの個性を、まずは、外観と、内装デザインの注目ポイントにスポットを当てて確認していこう。

外観:ベース車同様、スライドドア採用

5代目オデッセイで、最も変わったことのひとつが、スライドドアの採用だ。これまでリアドアにはヒンジドアを採用してきたが、劇的と言えるほどの大変貌となった。

2020年のマイチェンでさらに押し出し感の増した大型フロントグリル。そこから始まる流麗で存在感に満ちたプロポーションを創造し、前後フェンダーの力強さもまた特徴となっていた。そこに復活時の改良で、新デザインのフロントグリルを採用。グリルの開口部を拡大することによってワイド感を強調し、水平基調の5本メッキバーに突起状のデザインを組み合わせることで高級感を高めた。

EXブラックエディションでは、ブラックのクロームメッキのフロントグリルをはじめ、ブラックスモークレンズのリアコンビランプ、マットベルリナブラックの18インチアルミなどで最上級モデルとしての洗練さを打ち出した。

内装:中級グレード以上に本革シートを奢る

復活モデルのインテリアでまず注目したいのが、エレクトリックギアセレクターのオデッセイ初の採用だ。指一本でスムーズなシフト操作ができるうえ、すっきりした洗練されたコックピットを作り上げた。

インパネを飾るのは、木目調のパネル。助手席の前に大型サイズで施しているだけに、見応えある装備だ。ブラック基調のインテリアで、シート地は、アブソルートはサイド部分などにプライムスムースを使用したコンビシート、アブソルートEXは本革だ。

そしてEXブラックエディションは、アブソルートEX同様、シートは本革。だが、インテリア随所に専用の装備を採用していて、木目調パネルはブラック仕立てだ。ルーフやピラーまわりもブラックで統一して、最上級モデルとしてのキャラクターをアピールする。

ホンダ オデッセイハイブリッドのサイズ・室内スペース

ベースモデル同様、リアにスライドドアを採用したうえで、これまでにないパッケージングを取り入れたホンダ オデッセイハイブリッド。ボディにもたらされたサイズの変化や、室内スペースのゆとりの進化などは注目したいポイントだ。また、快適性や使い勝手を左右する室内スペースや収納についてもここで見ていこう。

ボディサイズ:全高をアップさせるなど大きく変身

5代目オデッセイは、天井高を上げつつも床面高も下げる「超低床プラットフォーム」の採用がポイント。「空間を広く」「重心を低く」という矛盾ともいえる挑戦に対して、プラットフォームを一から見直し、極限とも言える超低床プラットフォームを構築した。

復活モデルのボディサイズは、全長4830㎜×全幅1820㎜×全高1695㎜。全高は4代目モデルより150mmも高くなっている。ただ、ステップワゴンと比較すると、145mm低い全高だ。

全幅、全長ともに数値としてはあるので、入り組んだ狭い路地などでの取り回しでそれなりに気を使うシーンはあるだろう。また、これまで圧倒的な全高の低さで、高さ制限1550mmのパーキングもクリアしたが、5代目オデッセイはセダン並みとはいかなくなった。

室内スペース:7人乗りのみのラインアップ

ハイブリッドモデルはその良さを踏襲するため、システムを構成するメカニズムのひとつひとつを小型軽量化。なかでもリチウムイオンバッテリーと制御用ECUなどは1列目シート床下に収めることで、オデッセイならではのミニバン空間を堅持した。室内高も1285mmに仕上げている。

1列目はセパレートシート、2列目もセパレート、3列目は3名がけベンチシートだ。従来、2列目はベンチシート(3名がけ)の仕様があったが、復活モデルは左右独立のキャプテンシート仕様のみ(つまり7名乗りのみ)。しかし、その分、上級ミニバンとしてのイメージが強まった印象で、2列目シートには全グレードで、両側アームレスト付き4ウェイパワーシート(リクライニング/オットマン)、シートヒーター、シートセンターテーブルなどが装備される。

床下にしまえる3列目シートは、リクライニング機構を備え、背もたれの角度を1席ごとにずらすことができる。

収納スペース:各所に機能的な小物収納を配置

フロントシートまわりは上級な佇まいを求めたためか、小物入れは、インパネアッパーボックス(助手席前)、収納式ドリンクホルダー(運転席側)、室内確認用のミラー付きサングラスホルダー、フロントドアポケットとボトルホルダー(運転席と助手席)などにとどまり、そのほか、アブソルートEXとEXブラックエディションはセンターコンソールボックス(アブソルートは、センターコンソールリフトアップトレイ)を用意した。

2列目シートではシートセンターテーブル(折りたたみ式、ドリンクホルダー付き)、スライドドアドアポケット(両側)を、3列目シートではドリンクホルダーを設定した。

荷室は、3列目シートを立てた状態でも確保され、低床で、ひろびろ、スクエアなスペースだ。3列目シートは軽い力で格納可能。低い開口部により、重い荷物も高く持ち上げずに出し入れできるのがありがたい。リアバンパーの下に足先を出し入れするだけでテールゲートを開閉可能なハンズフリーアクセスパワーテールゲートは、アブソルートEXとEXブラックエディションに装備する。

ホンダ オデッセイハイブリッドの性能・燃費・装備

歴代オデッセイの特徴である超低床プラットフォームによるセダンライクな安定感のある走りを継承しながら、HEVとしての魅力を高めたホンダ オデッセイハイブリッド。その性能を実現するメカニズムや、ハイブリッドならではの燃費など、気になるポイントをチェックしていこう。合わせて、安全性能や、装備・機能についても、ここで見ていこう。

走行性能:発電用と駆動用の2モーター搭載

発電用と駆動用の2モーターを持つハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載。

EVモード、ハイブリッドモード、エンジンモードの3つの走行モードで、EVモードはバッテリーからの電気によりモーターのみで走行。ハイブリッドモードはエンジンの力で発電した電力で走行用モーターを駆動。高速クルーズ時はエンジンと車輪を直結し、エンジンの力で走行し、燃費を抑えながら高速走行する。

スペックは、エンジン(排気量2L)が最高出力107kW(145ps)、最大トルク175Nm。駆動用モーターは最高出力135kW(184ps)、最大トルク315Nmを発揮する。低速域でアクセルを踏み込んだ瞬間から軽快に走り出し、その後も気持ちよく伸びていく加速性能をもたらしている。

また、独自の超低床プラットフォームを採用。フロア下の部品を極限まで薄くすることで室内空間を確保しながら低重心化を果たして、セダンのような安心感のある走りを狙っているのも、オデッセイならではの特徴だ。

安全性能:進化したHonda SENSINGを搭載

2023年に復活を果たしたハイブリッドモデルだが、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」の機能アップにも注目したい。新たに近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビームを追加。別途、販売店でのセットアップ(ディーラーオプション)が必要だが、急アクセル抑制機能も加わった。また、フロントカメラの広角化により衝突軽減ブレーキの検知対象を拡大(新たに交差車両、右折時の対向車、横断自転車、二輪車、夜間の歩行者の検知が可能に)。

●「Honda SENSING」搭載機能
・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・誤発進抑制機能
・後方誤発進抑制機能
・近距離衝突軽減ブレーキ
・急アクセル抑制機能
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
・車線維持支援システム(LKAS)
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・オートハイビーム
・ブラインドスポットインフォメーション
・パーキングセンサーシステム
・後退出庫サポート(別途、対応ナビ必要)

燃費性能:WLTCモード燃費19.9km/L

低速から高速までの全域でモーターが駆動し、高速クルージング時ではエンジンのみで駆動を行うホンダ独創のハイブリッド方式「e:HEV」を採用。熱効率に優れるアトキンソンサイクルDOHCエンジン、エンジン直結クラッチなども採用し、走りの楽しさとともに、優れた燃費を実現する。

WLTCモード燃費は、アブソルートが19.9km/L、アブソルートEXとEXブラックエディションが19.6km/Lを達成。大柄のボディを持ち、機能や装備を充実させた上級ミニバンとして、好燃費を持つモデルと言えそうだ。

装備・機能:ホンダコネクトを搭載

新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダコネクト)」をオデッセイとして初めて採用。安心・快適なカーライフが楽しめるコネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」が利用できる(対応ナビを装着し、別途、申し込みが必要)。

ナビはオプションで、装着用のパッケージを装備。そのほか、LEDヘッドライト、6スピーカー、本革巻きステアリング、振幅感応型ダンパー、テールゲートスポイラーなどを全車に標準装備。エアコンは、アブソルートがフロントにオートエアコン、リアにマニュアルクーラーを採用。アブソルートEXとEXブラックエディションがトリプルゾーンオートエアコンだ。

ホンダ オデッセイハイブリッドおすすめポイント要約

ホンダの上級ミニバンとしてのポジショニングにあるオデッセイハイブリッド。2席目がキャプテンシート仕様で、オート調整式のオットマンなどを全車に標準装備するなど、プレミアムモデルとも言える装備の充実ぶりを誇る。

ナビが全車でオプションにはなるが、新車の価格は480万円ほどから(アブソルート=480万0400円)。最上級モデルのEXブラックエディションは516万4500円だ。決して安い価格帯ではないが、ラインアップの中での価格の開きが36万円ほどだから、トップグレードのEXブラックエディションをチョイスしたくなる価格設定だ。

復活した2023年12月以降のものは、中古車では台数がまだ多くはなさそうだ。ただ現状、新車では7人乗りのみしかラインアップしていないため、8人乗りを求めるならやはり中古車のなかから納得の1台を選んでみたい。

ホンダオデッセイハイブリッド 2024年8月発売モデル

e:HEVアブソルート

価格 480万円
排気量 2000cc
駆動方式 FF
最高出力 145 ps(107 kW)/6200rpm
最大トルク kg・m(17.8 Nm)/3500rpm
乗員 7名
燃費 -

e:HEVアブソルート・EX

価格 500万円
排気量 2000cc
駆動方式 FF
最高出力 145 ps(107 kW)/6200rpm
最大トルク kg・m(17.8 Nm)/3500rpm
乗員 7名
燃費 -

e:HEVアブソルート・EXブラックエディション

価格 516万円
排気量 2000cc
駆動方式 FF
最高出力 145 ps(107 kW)/6200rpm
最大トルク kg・m(17.8 Nm)/3500rpm
乗員 7名
燃費 -

ホンダオデッセイハイブリッドの歴代モデル

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