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プジョー プジョー 408 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2023/12/26

プジョー408は2023年7月1日に発売されたセダン、ステーションワゴン、SUVの特徴を融合した独自のデザインを持ち、市場に新風を吹き込んでいる。モデル名は、プジョーの伝統的な命名規則に従い、以前の400番台のモデルから派生しているが、408は「解き放たれた新種」としての位置付けが強調されている。

408のエクステリアは、特徴的なライオン・エンブレムの大型フレームレスグリルやLEDヘッドライト、後部に配された3本のLEDランプを備えており、ブランドの象徴である力強さを表現している。また、19インチの大径アロイホイールも装備されている。

パワートレインには、1.2ℓ直列3気筒ガソリンエンジンと、プラグインハイブリッド(PHEV)が用意されており、後者は約66kmのEV走行レンジを持つ。インテリアには、Peugeot i-Cockpitや最新の運転支援システムが搭載され、快適なドライビング体験を提供している。

プジョー408GT:1.2L3気筒ターボエンジンを試乗、加速は軽快だ!

トレッド:F1600mm R1605mm
最低地上高:170mm

1.2Lの3気筒ターボエンジンは軽快な加速を実現。8ATとの組み合わせが直感的な操作感を提供し、街中でのレスポンスの良さや高速時のクルージング性能が際立つ。特に、軽い1430kgの車重がフットワークの良さに貢献している。

シフトアップは加速中はサクサクと小気味良い。右足を緩めるとその変速はピタリと止まってギヤをキープ。街中では3、4速を維持することが多くひと息ついてから高いギヤに引き継がれる。加減速を繰り返しているうちはザックリと言えば車速の0を取ったギヤをキープし(50km/hなら5速ギヤ)続けるから、3気筒ならではのレスポンスの良さを街中でも常に味わえる。

高速では100km/h前後でようやく8速にシフトアップしてクルージングモードに入り、1900rpmをキープ。軽く踏み込めば7速2600rpmを維持して、追い越し時には踏み込み量に応じて5速以下までダウンシフトして一気にパワーを引き出せる。スポーツモードにするとひとつ下のギヤをキープし、100km/hを超えても8速には入らない。クルージングには手元のパドルで対応する。

全長×全幅×全高:4700mm×1850mm×1500mmホイールベース:2790mm

内装では、プジョー独自のi-Cockpitが特徴的。小径・扁平のステアリングホイールや、3次元メーターがドライバーに新鮮な視覚体験を提供する。また、後席の居住性も高く、ラゲッジスペースは536Lから1611Lまで拡張可能である。

ラゲッジスペースは536L
リヤシートを倒せば1611Lになる

新型408 プジョーの新種は1.2L直3ターボのGTでも小気味いい走りがいい。だだし猫足というよりは…

乗り心地は進行方向から入ってくる小さな入力に関して、縦方向に強さを持つタイヤの影響から細かな振動は拾いやすいものの、大きく動いたときには逆に無駄なく足元が正確に動き、素早く減衰。大きく重いはずのホイールの影響を最小限にとどめて乗り下げ時までしっかりと追従していく。やや当たりが硬めながら、ペースを上げていくに従って猫足ならではのポテンシャルを発揮する。

車両重量:1430kg 前軸軸重850kg 後軸軸重580kg
エンジン形式:直列3筒DOHC直噴ターボ型式:PureTech1.2排気量:1199ccボア×ストローク:75.0×90.5mm圧縮比:10.5最高出力:130ps(96kW)/5500rpm最大トルク:230Nm/1750rpm

プジョー408GTの燃費は? ロングドライブでの実用性を試す

プジョー408の設計において特筆すべき点は、その足元のゆとりと実用性の高さである。170mmのロードクリアランスを持つこの車は、駐車場への進入や輪留めの高さに対する神経の使い方を減らすことができる。加えて、全高を1500mmに抑えることで、タワーパーキングの利用においても心配がない。これは、都市部での使用を考慮した設計思想の現れと言える。

また、ホイールベースが308のベースモデルよりも110mm延長された2790mmとなっていることも重要な特徴である。この長いホイールベースは、前後シート間のスペースを広げ、快適な乗車空間を提供する。これにより、長距離移動でも乗員の疲労を軽減することができる。

外見は都会派のスタイリッシュなデザインを採用しているが、その内部には、遠慮のいらないフットワークの良さと広さが備わっており、高い実用性を実現している。このバランスの良さは、都市部での日常使用からアウトドア活動まで、幅広いシーンに適応する能力を持っていることを意味する。プジョー408は、デザイン性と機能性を高次元で融合させたモデルと言えるだろう。

“革靴を履いた猫足”プジョー408 1.2L直3ターボ+8ATは足の長さも走りもいい

プジョー408の燃費性能は、その経済性と快適性で注目に値する。3日間の長距離移動において、この車は一貫して13km/L台の燃費を維持した。具体的には、673kmの走行距離に対し、47.77リットルのガソリンを消費し、燃料費は8790円であった。このデータから、平均燃費は約13.6km/Lと計算できる。比較対象として、ディーゼルモデルの2008では、1kmあたりのコストが10円を切るレベルであったが、408の場合は高価なハイオク燃料の使用により、1kmあたり約13円となっている。

この燃費の良さは、408の1430kgという車重にもかかわらず、経済的でストレスフリーな高速ドライブを実現する上で大きなポイントである。また、無給油で673kmを走行し、さらに105kmの走行可能距離を残していたことは、運転者にとって精神的な安心感をもたらす要素である。

673km走って燃費は13.6km/Lだった。モード燃費はWLTCモード:16.7km /L

プジョー408PHEVモデル:1.6L直4ターボ+アイシン製ハイブリッドトランスミッション

全長×全幅×全高:4700mm×1850mm×1500mmホイールベース:2790mm車重:1740kg

プジョー408のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルは、リチウムイオンバッテリーを搭載している点が特筆される。このバッテリーは12.4kWhの総電力量を持ち、リヤアクスルの後方に配置されている。WLTCモードでのEV走行可能距離は66kmとなっており、日常の市街地走行での電気モード使用に十分な距離を確保している。バッテリーの充電方法には、200V・3kWおよび200V・6kWの普通充電が可能で、急速充電には対応していない。

車両の走行モードは、バッテリー残量によって変化する。充電が十分になされている場合、車はモーターのみでのEV走行を行う。しかし、バッテリー残量が少ない状況では、エンジンを主体にしたハイブリッド走行に移行する。この際、エンジンの遮音・吸音処理が良好であり、エンジン音は快適なドライビング体験を邪魔しない。また、欧州産の4気筒ターボエンジン特有のスポーティな音質にも注目が集まる。

ドライブモードセレクターによって、運転者は「HYBRID」(ノーマル相当)、「SPORT」、そして「ELECTRIC」(EV走行)の間で切り替えることが可能だ。この切り替えにより、トランスミッションのギア選択やエンジン回転数の制御が変更され、運転の感触が変わる。例えば、SPORTモードでは、よりアクティブな走りを楽しむことができる。

左リヤには充電リッドがある。急速充電は非対応
右リヤには給油口。燃料はプレミアム、タンク容量は40L。

EP6型の1.6L直列4気筒ターボエンジンは2000年代にBMWと共同開発したユニットである。BMW側ではMINI用の横置きエンジンとして重用したが、現行モデルはBMW製エンジンに置き換わっており、現在EP6を積むのはプジョーを含む旧PSAのモデルだけになっている。
最高出力は132kW(180ps)/6000rpm、最大トルクは250Nm/1750rpm。モーターの最高出力は81kW(110ps)/2500rpm、最大トルクは320Nm/500-2500rpm。エンジンとモーターを合わせたシステム最高出力は165kW(225ps)、システム最大トルクは360Nm。

プジョー408 2024年7月発売モデル

GT フレンチタッチエディション

価格 509万円
排気量 1200cc
駆動方式 FF
最高出力 130 ps(96 kW)/5500rpm
最大トルク kg・m(23.5 Nm)/1750rpm
乗員 5名
燃費 -

アリュール

価格 438万円
排気量 1200cc
駆動方式 FF
最高出力 130 ps(96 kW)/5500rpm
最大トルク kg・m(23.5 Nm)/1750rpm
乗員 5名
燃費 -

GT

価格 509万円
排気量 1200cc
駆動方式 FF
最高出力 130 ps(96 kW)/5500rpm
最大トルク kg・m(23.5 Nm)/1750rpm
乗員 5名
燃費 -

GTハイブリッド

価格 642万円
排気量 1600cc
駆動方式 FF
最高出力 180 ps(132 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(25.5 Nm)/1750rpm
乗員 5名
燃費 -

プジョー408の歴代モデル

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