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スズキ スズキ ランディ 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2025/08/04

スズキ ランディの新型モデル情報を紹介します。スズキ ランディの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。スズキ ランディ新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

スズキ ランディ新型モデルの概要

スズキ ランディは、3列シートを持つミドルサイズのミニバンで、ここに紹介の4代目モデルは、2022年7月のデビュー(発売は8月)。これまでは日産セレナのOEMモデルだったが、この4代目からOEM元がトヨタのノアに切り替わった。

ラインアップは、ガソリンとハイブリッドどちらも1グレードを設定し、グレード名は、「G」と「ハイブリッドG」。ガソリンのGが8人乗り、ハイブリッドGが7人乗りとなっていて、それぞれに4WDを用意する(ハイブリッドは、E-Four)。

では、さっそく、ランディの魅力を、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに、見ていこう。

スズキ ランディの外観・内装デザイン

ベース車と異なるフロントマスクを採用するなど、エクステリアのディテールにオリジナリティを盛り込んだスズキ ランディ。まずは、外観と、内装デザインの注目ポイントにスポットを当てて、その魅力を見ていこう。

シルバーのフロントグリルで違いを演出

エクステリアはベース車と同様、躍動的な力強さのある堂々としたスタイリングで、室内の広さも感じさせるフォルム。

フロントマスクは、シャープな印象をもたらすデザインのリフレクター式LEDヘッドランプを採用。ノアと異なる部分としては、メーカーエンブレムを配置したフードモールディングをボディと同色で仕上げ、フロントグリルをシルバーのカラーリングに。このことで、押し出し感のあるスタイルを追求した。

スライドドアは、スマートキーを携帯している状態で、フロントドア下のセンサー部に足先をかざすだけで開閉できるハンズフリーデュアルパワースライドドアを全車に標準装備(ワンタッチスイッチ、挟み込み防止機構付き)。手がふさがっている状態でもスムーズにドアを開閉できるのは、使い勝手を大きく引き上げてくれる。

また、バックドアは、開閉途中の位置に止められるフリーストップ機能を全車に採用。バックドアの後方のスペースが狭い場所でも、安心して荷物の出し入れができる。

クラスを超えた上質感と機能美

インテリアは、ブラックアウトした細いフロントピラーと水平基調のインパネを採用するなど、ベースのノアと共通デザイン。見晴らしがよく、スッキリとした開放的な運転視界を実現した。

金属調のフレームを随所に配置するなど、インパネの上質感は格別。インパネやドアトリム、シートなどをブラック基調としながら、ルーフを明るいカラーとしているため、落ち着き感とともに空間の広がりを巧みに演出している。

メーターまわりは、オプティトロンメーターとカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用。シルバー加飾を組み合わせた本革巻きステアリングや、ステアリングスイッチなども全車に標準装備した。

スズキ ランディのサイズ・室内スペース

全長4695mm、全幅1730mmのボディに、2列目席のロングスライド機能などで広く自由度の高い室内空間を用意したスズキ ランディ。快適性と取り回しのよさを両立しているが、実際のサイズはぜひチェックしたいポイントだ。また、快適性や使い勝手を左右する室内スペースと、収納についても確認していこう。

ベース車同様、3ナンバーモデルに

ボディサイズは、全長4695㎜×全幅1730㎜×全高1845㎜。4WDもしくはE-Four仕様の全高は30mm高い1875mmとなっている。

先代(旧型セレナがベース)は、全長4685㎜×全幅1695㎜×全高1865㎜。比べると全幅が広がり(35mmワイドになり)、この4代目から3ナンバーモデルとなった。ただ、この程度なら日常の取り回しに大きな影響はないだろう。最小回転半径も5.5mをキープしているため、ミドルサイズミニバンとして扱いやすさを実現している。

2列目席は全車でロングスライド可能

室内高1405mm、室内幅1295mmで、ヘッドクリアランスや左右幅にゆとりがあり、広々としてリラックスできる室内になっている。

セカンドシートは、ハイブリッドGがキャプテンタイプの2名掛け。スライド量745mmの超ロングスライドを実現し、キャプテンシートの間をウォークスルー可能だ。シートの間は185mmあり、楽に2〜3列目席の移動ができる。

一方、ガソリンのGは、ベンチシートで3名掛け。705mmのロングスライドができ、また6:4分割チップアップシートを採用する。

使いやすい荷室と数々の収納

サードシートは片手で楽に格納できるワンタッチホールドシート(5対5の分割)を採用し、セカンドシートのロングスライドと合わせて多彩なアレンジが可能。バックドアの開口幅は1100mmとたっぷりで、荷室開口高は500mmだから重い荷物の積み下ろしが楽に行える。

手動でバックドア開閉時に途中で停止できるフリーストップ機能もある。また、荷室の床下スペースを効率的に使えるスーパーラゲッジボックスも採用した。

前席の収納は、シフト横小物入れ、センターコンソールボックス、フロントカップホルダー(運転席・助手席)、助手席アッパーボックス、助手席オープントレイ、フロントドアボトルホルダー&ドアポケット(両側)に加えて、2段引き出し式センターホルダーをインパネセンター下部に配置した。

セカンドシートでは、キャプテンシート仕様は、折りたたみ式サイドテーブル(カップホルダー2個付き)が左右席で使えて重宝する。

ベンチシート仕様は、セカンドシート中央に、格納式センターボックス(カップホルダー2個+オープンボックス+エコバッグフック付き)を採用。3名乗車時は格納し、2名また1名乗車時に出して使用できる。また、助手席シートバックに折りたたみのテーブル(カップホルダー2個)も装備した。

サードシートは、両側にデッキトリムボトルホルダーを用意。右側に1本、左側に2本のボトルを置ける。

スズキ ランディの性能・燃費・装備

ハイブリッド車とガソリン車の2種類をラインアップし、ユーザーの要望に応えるスズキ ランディ。その走りの性能を引き上げるために投入されたメカニズムや、ランニングコストに関連する燃費など、気になるポイントをチェックしていこう。合わせて、安全性能や、装備・機能についても見ていこう。

磨き上げた上質な走りも魅力

2タイプのパワートレインは、スペックを含めてノアと共通のもの。ハイブリッドGに搭載するのは、1.8L直列4気筒DOHCエンジン(2ZR-FXE)を採用したハイブリッドシステムで、全ての電動モジュールを刷新した。モーターとバッテリーのパフォーマンスアップやシステムの高効率化を実施。スムーズな加速や、優れたレスポンスをもたしている。

ハイブリッドGの4WDシステムは、E-Four(電気式4WDシステム)を採用。コーナリング中の前後輪トルク配分を最適に制御し、操縦安定性をアップ。また、後輪のトルクを高めたことで、降雪や雨で滑りやすくなった登り坂での発進時の安心感を向上している。

ガソリンのGグレードは、2.0Lダイナミックフォースエンジン(M20A-FKS)に、Direct Shift-CVTを組み合わせる。力強くダイレクトな走りを実現。10速シーケンシャルシフトマチックで、マニュアル感覚のスポーティな走りも楽しめる。4WD車は、車両の状態に合わせて最適なトルクを後輪に配分するダイナミックトルクコントロール4WDを搭載した。

スライドドアやバックドアの開口部の剛性を確保したうえ、スポット溶接を行うなど、ボディを高剛性化。安定感のある快適な乗り心地をもたらしてくれるサスペンションの採用も注目ポイントだ。また、吸遮音材の最適配置や、骨格断面内に発泡材を埋めることで、車内への音の侵入を抑制して、高い静粛性を獲得。パワートレインだけでなく多様な面で走りを磨いているのが特徴だ。

先進安全技術が運転をサポート

車両や歩行者(昼夜)、自転車運転者(昼夜)、自動二輪車(昼)を、直進時・交差点右左折時に検知して警報やプリクラッシュブレーキで衝突回避をサポートするプリクラッシュセーフティを搭載。

プロアクティブドライビングアシストも採用し、「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行うことで、危険に近づきすぎないよう運転操作をサポートしてくれる。

高速道路でのドライビングもサポート。車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行を支援するレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)を採用し、車線維持に必要なステアリング操作支援を行うレーントレーシングアシスト(LTA)も装備する。

また、車線から逸脱するおそれがある場合に警報ブザーやステアリングの振動などによって知らせてくれ、ステアリング操作を支援するレーンディパーチャーアラート(LDA)も搭載した。そのほか、発進遅れ告知機能、ロードサインアシスト(RSA)、オートマチックハイビーム(AHB)、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)、ドライバー異常時対応システムなども、全車に標準で装備する。

WLTCモード燃費は23.2km/Lをマーク

ハイブリッドモデルは、心地よい加速フィールと低燃費を高次元で両立。最新の電動モジュールを採用し、ユニットや制御の徹底した高効率化により、優れた燃費性能を実現した。WLTCモード燃費は23.2km/L(2WD)。E-Fourでも22.0km/Lという燃費データを達成。ミドルサイズのミニバンとして優れた燃費性能を発揮する。

ガソリンモデルも、動力性能と燃費向上を両立。高速燃焼を実現すると同時に、エネルギーロスも低減し、最大熱効率40%を達成した。さらに、Direct Shift-CVTの採用も、爽快な走りとともに、優れた燃費性能に貢献し、WLTCモード燃費は15.1km/L(4WDは14.3km/L)となっている。

快適アイテムなど充実の装備

ノアのGグレードと比較すると、新車プライスは高い設定だが、その分、ノアのGグレードでは快適利便パッケージとしてオプションとなるアイテムを、ランディでは標準で装備する。

その内容は、ハンズフリーデュアルパワースライドドア、左右独立温度コントロールフロントオートエアコン、リアオートエアコン(リアクーラー+リアヒーター)、ナノイーX、快適温熱シート(運転席・助手席)などで、これらがランディでは標準となるのだ。

そのほか、本革巻きステアリング、LEDヘッドライト、アルミホイール、リアスポイラー、後席用サンシェード(スライドドアガラス)も全車に標準装備するなど、装備内容は充実している。

スズキ ランディおすすめポイント要約

外観デザインをはじめ、インテリアの質感、安全性、快適性など、各項目で高い完成度を誇る4代目ランディ。トヨタのノアをベースとし、クオリティの高さは注目したいポイントだ。

新車プライスは、ガソリンよりハイブリッドが2WD同士の比較で34万円以上高い設定。予算が許すなら、燃費性能を考えてハイブリッドモデルをまず検討したいところだ。

中古車は、残念ながら台数が多く出ていないので、ノアを合わせてチェックしていくと好みの仕様が見つけやすいはず。ただ、予算を抑えるなら、ランディとノアのどちらも先代モデルを候補に加えて見ていくのがよさそうだ。

スズキランディ 2025年9月発売モデル

ハイブリッドG

価格 358万円
排気量 1800cc
駆動方式 FF
最高出力 98 ps(72 kW)/5200rpm
最大トルク kg・m(14.5 Nm)/3600rpm
乗員 7名
燃費 -

ハイブリッドG

価格 382万円
排気量 1800cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 98 ps(72 kW)/5200rpm
最大トルク kg・m(14.5 Nm)/3600rpm
乗員 7名
燃費 -

価格 323万円
排気量 2000cc
駆動方式 FF
最高出力 170 ps(125 kW)/6600rpm
最大トルク kg・m(20.6 Nm)/4900rpm
乗員 8名
燃費 -

価格 345万円
排気量 2000cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 170 ps(125 kW)/6600rpm
最大トルク kg・m(20.6 Nm)/4900rpm
乗員 8名
燃費 -

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