新車・中古価格

2022/10/17

スズキクロスビーの新型モデル情報を紹介します。スズキクロスビーの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。スズキクロスビー新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

スズキクロスビー新型モデルの概要

スズキクロスビーは、趣味や遊びのパートナーをコンセプトにワゴンの広さとSUVの走破性を併せ持ったクロスオーバーSUVとして2017年に登場。全グレードがハイブリッドのみで、3ナンバーサイズが多い同カテゴリーの中にあってコンパクトな5ナンバーサイズにまとめ上げるなど、使い勝手の良いパッケージングとなっている。

何度かの仕様変更を経て、エクステリアのデザイン変更などもおこなった最新モデルが今年7月に登場している。車名のクロスビーは車のコンセプトを表す「ワクワクするクロスオーバー」を英訳した「X（CROSS OVER）to Be Exciting」からの造語となっている。

スズキクロスビーの外観・内装デザイン

スズキクロスビーのデザインは曲線主体の親しみやすい外観と多彩なカラーリング、まるでリビングのようにくつろげる落ち着いた内装デザインなど、気楽に乗って楽しめる雰囲気満点の仕上がりとなっている。

外観：SUVには珍しい柔らかなフォルム

クロスオーバーSUVは走破性の高さをイメージしたような力強いフォルムやデザインのものが多いが、スズキクロスビーはファミリーカーに近い丸みを帯びた柔らかなラインでまとめられている。

カラーリングもモノトーン/2トーン/3トーンとモダンな13種類が用意されているので、自分好みのコーディネートを選ぶことが可能。街乗りにもアウトドアにも違和感無く溶け込む外観となっているので、日常使いから様々なレジャーまでシチュエーションを選ばず乗って楽しめるのだ。

内装：上質さと遊び心にあふれたデザイン

「もはやクルマはリビング」というコンセプトのインテリアは、ブラック＆グレーを基調にインパネやドアトリムのカラーパネルなどをクリーム色の差し色で彩った落ち着きのある仕上がりとなっている。

シートはハニカム柄の撥水加工シートとなっていて、レディッシュブラウンとアイボリーのアクセントカラーを選んであしらうことができる。さらに上級グレードのHYBRID MZには落ち着きあるブラウンメタリックを各所にあしらい、シートなどにレザー調クロスを使った「ブラウンアクセントパッケージ」がオプションで用意されている。

スズキクロスビーのサイズ・室内スペース

サイズが大きくなりがちなSUVだが、スズキクロスビーは使い勝手を高めるためコンパクトな5ナンバーサイズにまとめている。にもかかわらず広い室内スペースや豊富な収納を用意するなど、様々な工夫が盛り込まれているのだ。

ボディサイズ：取り回しの良いほどよいサイズ

全長3760㎜×全幅1670㎜×全高1705㎜とSUVでありながら、取り回ししやすいコンパクトカークラスのボディサイズに収まっている。

車両感覚を掴みやすい大きさと最小回転半径4.7メートルという小回りの良さに加えて、四方のウインドウが広く取られているおかげで視界も広いので、街中から山などのアウドドアフィールドに至るまであらゆる場所での運転がしやすくなっている。

室内スペース：大人5人も余裕の広々空間

コンパクトカーサイズながらもスクエアボディを活かして、長さ2175㎜×幅1355㎜×高さ1280㎜という広々とした室内空間を確保。大人5人が乗っても余裕があり、リアシートは左右独立のスライド機能を備えているので、足元が窮屈にならずドライブ中も快適に過ごせるようになっている。

シートはすべて撥水加工が施されているので、アウトドアで濡れたまま座わることができ、飲み物などをこぼしてしまっても手入れが簡単なのも嬉しいポイントだ。

収納スペース：多彩なシートアレンジで収納力アップ

インパネ周りにはドリンクホルダーや備え付けのUSB電源ソケットでスマホなどを充電する時に便利なトレー、ドライブ中に使わない物をしまうのに便利な助手席アンダーボックスなど、あらゆる場所に便利な収納が備えてある。

ラゲッジルームは濡れたり汚れたりしている物を積んでも手入れしやすい防汚タイプのフロア＆ラゲッジアンダーボックスを備えているので、アウトドア用途などには重宝する事間違いなしだ。

ラゲッジルームは通常でもゴルフバッグやベビーカーをそのまま積める広さとなっているが、分割式のリアシートを倒してアレンジすればたくさんの荷物・家具・長物を搭載可能。シートアレンジ次第で使い勝手が大きく広がるのだ。

スズキクロスビーの性能・燃費・装備

全グレードがマイルドハイブリッドのスズキクロスビーは、高い燃費性能とSUVらしいパワフルな走りを両立。スズキ独自の先進安全装備・機能も充実しているので、安心・快適な走りを楽しめるのだ。

走行性能：可愛いけれど本格SUVばりの走破性

パワートレインは1.0L直噴ターボで、1.5L自然吸気エンジン並みの高出力・高トルクを実現したK10C型ブースタージェットエンジンを搭載。パドルシフトにも対応した6速ATとの組み合わせで様々なシチュエーションで力強い走りが楽しめる。

さらに4WDモデルではスポーツ走行・雪路・ぬかるみやウェット路面での・下り坂といった状況で、それに適したパワー・トルク・グリップ・ブレーキを制御する4WD走行で、SUVらしい走破性を高めている。

安全性能：広い視界と先進装備で安全な走りを

運転者が広い視界を得られ、楽な姿勢で運転できることが安全運転に繋がるという考えで、設計段階から安全運転を意識しているスズキクロスビー。

それをサポートするように先行車との車間距離を自動で保つ「アダプティブクルーズコントロール」、車線を維持し逸脱やふらつきの際には警報で注意を即す機能、夜間のハイビーム切り替えの自動アシストなどの機能で支援し、歩行者や障害物を認識した際に被害を軽減するブレーキサポートなどの先進安全装備を搭載。車が一丸となってドライバーをサポートしてくれるのだ。

燃費性能：マイルドハイブリッドで18.2km/Lの低燃費

減速時のエネルギーを利用してモーター機能付発電機を動かしてアイドリングストップ用・走行用の2つの専用バッテリーに充電。9km/h下になるとアイドリングストップしてモーター走行に切り替わり、加速時には充電した電力でモーターを動かしてエンジンをアシストするマイルドハイブリッドを搭載。

これに燃費とパワーを両立した1.0L直噴ターボエンジンを組み合わせることで、2WDモデルで18.2km/L、4WDモデルで17.0km/Lという高い燃費性能を実現している。

装備・機能：全方位モニター用カメラも搭載可能

以前は上級グレードのみの装備だったプレミアムUV&IRカットガラスが受注生産のベーシックグレード・HYBRID MX以外に標準装備。夏場の紫外線や車内温度の上昇を抑えてくれる嬉しい装備となっている。

さらに対応ナビゲーションと合わせて搭載できるオプションが全方位モニター用カメラ。4方向に設置されたカメラで真上から見たような映像を生成しての駐車のサポートや、狭い場所からの発信時に左右から近づいてくる人や物を検知して警告する左右確認サポート機能が使用可能。予算が許せばぜひ搭載すべきオプションだ。

スズキクロスビーおすすめポイント要約

コンパクトカーサイズながらもSUVとしての高い走破性と収納力の高さが光るスズキクロスビー。日常使いの足やファミリーカーとしても重宝するポテンシャルを秘めたモデルだが、もっとも真価を発揮するのはやはり趣味や遊びのジャンル。大荷物になりがちなアウトドアスポーツやキャンプの際にはその収納力が強い味方となるのに加え、そういった方面用のアクセサリーも充実しているので、それらでカスタムすれば自転車やサーフ＆スノーボードの運搬車や、車内泊も可能なキャンピングカーに仕立てることも可能だ。

エクステリアとインテリアを彩るアイテムも豊富なので、とことんこだわって自分だけの一台を作る楽しみも味わえる。走行性能や燃費などの基本スペックも高いので、週末はいつもどこかに出かけるという人には最高の相棒となってくれるだろう。