トヨタ トヨタ パッソ 新型情報｜グレード/性能/新車・中古価格

• 2022/08/19

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トヨタ パッソの新型モデル情報を紹介します。トヨタ パッソの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。トヨタ パッソ新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

トヨタ パッソ新型モデルの概要

トヨタ パッソは、トヨタとダイハツが共同開発したハッチバック型のコンパクトカーだ。製造を担当するダイハツからトヨタへのOEM供給といった形がとられており、トヨタではパッソ、ダイハツではブーンとして販売されている。2004年に初代が発売されてから、2010年にはより女性向けの改良を施した2代目にフルモデルチェンジ。現行モデルは、2016年にフルモデルチェンジされた3代目だ。

初代と2代目は1.0Lと1.3Lエンジンがラインナップされていたが、現行モデルとなる3代目は1.3Lエンジンが廃止され、1.0Lエンジンモデルのみがラインナップ。サイズも非常にコンパクトで小回りが利くことで女性からの支持も高い。

価格帯は、フラッグシップとなるMODA“G package” 2WDが約173万円、MODA 2WDが約162万円、X“L package”が138万円 2WD、エントリーモデルとなるX 2WDが約127万円とお手頃。4WDは、各グレードともプラス17万円～20万円前後となる。

トヨタ パッソの外観・内装デザイン

トヨタパッソは、女性ドライバーを強く意識した外観を持つ車と言える。内装デザインも非常にシンプルで親しみやすく、そして日常的にも使いやすいよう随所に工夫がされている。

外観：選べるスタイルは標準とモーダの2種類

トヨタ パッソは、軽自動車を中心に小型車に強みを持つダイハツが主導して作り上げられた車だ。デザインも例外ではなくダイハツが主導で開発されている。選べるスタイルは、標準モデルと上級志向となるカスタムモデルのトヨタ パッソ モーダの2種類。ダイハツでは、標準モデルがダイハツ ブーン、カスタムモデルがダイハツブーン シルクとなる。

台形のシルエットに落ち着きのあるフォルムを持つ標準モデルに対し、モーダは丸目のフロントライトの採用に加え、サテン調メッキフロントグリルを採用するなど、より高級感と特別感が演出されている。

内装：全車標準でフロントベンチシートを採用

内装は、水平基調のデザインが施され、軽自動車で培ったノウハウを活かした使い勝手の良さと機能性を両立。全グレードともにフロントベンチシートを採用することでウォークスルーできるのも大きな特徴。運転席と助手席の間にはボックス付きのセンターアームレストを備えている。

内装色は、黒を基調としたインパネ周りやシートを採用することで高級感を演出しているモーダに対し、標準モデルはインパネ周りをツートーンで構成。前後の座席もグレートーンに統一することでシンプルさを演出するといった明確な違いが表れている。

トヨタ パッソのサイズ・室内スペース

現行モデルとなる3代目のトヨタパッソは、先代と全長、全幅ともに寸分の違いもなく同じサイズを保ちつつ、室内スペースを向上。ここでは、ボディサイズに加え、室内スペースや収納力などについて見ていこう。

ボディサイズ：狭い道もラクに走れるコンパクトさ

トヨタ パッソのボディサイズは、全長3650×全幅1665×全高1525mmと先代と全長と全幅は変わらないものの、空力性能を考慮し全高は10mmほど小さい。

全長は軽自動車の最大サイズとなる3400mmよりも250mmほど長く、全幅も185mmほど広いものの、そのサイズは非常にコンパクト。最小回転半径は4.6mと軽自動車と同じ水準となっているため、狭い路地や繁華街など交通量の多い道路でも運転がしやすい。

室内スペース：コンパクトでも足元スペースが広々

全長や全幅こそ先代と変わらない現行の3代目トヨタパッソだが、ホイールベースを50mmほど延長することで室内空間にゆとりを持たせている。それによって前席と後席の間隔が先代と比べて75mmも広くなったことで足元のスペースにゆとりが生まれ、快適な乗車姿勢を取ることが可能だ。

前後のドアは90度近くまで大きく開くのも大きな特徴。着座位置も高いため乗り降りが楽に行なうことができる。座面から天井までの高さも前席で885mmと十分に確保されているため、窮屈さを感じることはないだろう。

収納スペース：スーツケースも余裕で積載可能

コンパクトカーの宿命とも言えるのがラゲッジスペースの容量問題だが、トヨタパッソは後部座席の広さを確保しつつ、ラゲッジの奥行を505mmほど確保しており、高さも780mmと必要十分な広さを持つ。機内持ち込みに対応したスーツケースなら3つほど収納できる大きさだ。

6：4の分割に対応した後部座席を倒すとラゲッジスペースの奥行は1400mmで大きくアップ。開口部も広く確保されているため大きな荷物の積み下ろしも楽に行うことができる。

トヨタ パッソの性能・燃費・装備

現行モデルのトヨタ パッソは1.0Lガソリンエンジンのみラインナップされ、ハイブリッドの設定もない。ここでは、走行性能をはじめ燃費をはじめ、装備・機能などを見ていこう。

走行性能：高効率化で実用域トルクを向上

搭載されるエンジンは、1.0L直列3気筒の1KR-FEと排気量だけを見れば控えめ。しかし、デュアルインジェクターの採用に加え、吸気ポートの形状変更に伴う効率化、ピストンの形状変更などの改良を加えたことによりトルクアップを実現。

また、ボディ剛性の強化やサスペンションにも改善が加えられたことにより、コーナーリング時のロールも抑えられ、よりダイレクトな操舵感を実現。安定性と操作性の向上が大きな安心感をもたらしてくれる。

安全性能：踏み違いや歩行者などとの衝突を回避

トヨタ パッソは、水平基調のインパネに加え、座面も高いため見通しがよく利き視界も良好。軽量でありながら高剛性なボディに加え、フロア周りやリヤサス周りなど各所を補強することで高い衝突安全性能を発揮。

さらに、ダイハツが開発した全方位の予防安全機能「スマートアシスト」を全車に搭載しており、車だけでなく歩行者との衝突も回避。ペダルの踏み違えを検知した際にエンジン出力を抑え、注意を喚起する誤発信抑制制御機能を搭載するなど、事故を未然に防いでくれる。

燃費性能：ガソリンエンジンで21㎞/Lの低燃費を実現

ダイハツが軽自動車で培ってきた低燃費技術を投入することに加え、VVT-iやデュアルインジェクターの搭載、吸気ポートに見直しなど、徹底した低燃費化によって2WDならWLTCモードで21.0㎞/Lという低燃費を実現。

4WDモデルでもWLTCモードで19.0㎞/Lという低燃費を実現。加えてアイドリングストップ機能を搭載することでエコカー減税の対象となるなど、燃料や税金面など、トータルコストを重視する人にもおすすめ。

装備・機能：すべての座席で気になるUVをカット

最上位のMODA“G package” 2WDを除く全グレードのフロントドアに紫外線をカットしてくれるUVカットグリーンガラス、リアには紫外線カットに加えプライバシーを保護してくれるUVカット機能付きプライバシーガラスを採用。

さらにMODA“G package” 2WDなら、紫外線を約99％カットしてくれるスーパーUVカット・IRカット機能付グリーンガラスをフロントガラスに採用。加えてリアガラスにはスーパーUVカット機能付プライバシーガラスを採用するなど、運転中の日焼け防止と後部座席のプライバシー保護といった女性に嬉しい装備も設定されている。

トヨタ パッソおすすめポイント要約

トヨタ パッソは、1.0L直列3気筒エンジンを搭載したコンパクトカーだ。開発と製造はダイハツが担当しOEM供給を受ける形で販売を行っているが、兄弟車のブーンとはエンブレム周りが異なる他はほとんど同じ車となる。

ハイブリッド車は設定されていないが、徹底したエンジンやCVTの効率化によってWTLCモードで21.0㎞/Lといった高い低燃費性能を実現するほか、低回転域からトルクの太さを活かした力強い走りが楽しめる。

コンパクトな車が欲しいけど、軽自動車よりも力強い走りを求める人はもちろん、さらにゆとりを持った座席やラゲッジスペースが欲しいといった人におすすめ。同クラスの中ではホイールスペースが長いものの、軽自動車並の取り回しが行えるため、運転に自信のない人でも安心だ。