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トヨタ トヨタ MIRAI 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2024/07/26

トヨタ MIRAIの新型モデル情報を紹介します。トヨタ MIRAIの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。トヨタ MIRAI新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

トヨタ MIRAI新型モデルの概要

トヨタ MIRAIは、水素を用いて電気をつくり、その電気でモーターを駆動する燃料電池車(FCEV)。初代モデルは2014年に登場し、ここに紹介するのは2代目モデル。2020年12月にデビューした。

高効率、航続距離の長さ、充填時間の短さ、そのうえ、排出するのは水のみ。これらFCEVの特徴を生かしながら、「このクルマはいい、本当に欲しい」と思ってもらえる未来のプレミアムカーを目標に定め、開発された。

FFだった初代に対して、2代目の駆動方式はFR。レクサスLSなどと同じく、大型FRモデルのための「GA-L」プラットフォームを用いる。基本的なグレード構成は「G」と、上級の「Z」の2系統。装備の違いによるグレード体系で、搭載するパワートレインは共通だ。

先進的なFCEVであり、プレミアムカー。進化した2代目MIRAIについて、デザイン、走り、装備などポイントごとに特徴を見ていこう。高速道路ハンズオフを行える「Advanced Drive」も注目ポイントのひとつになる。

トヨタ MIRAIの外観・内装デザイン

FCEV(燃料電池車)であることは魅力の一部で、走りや美しさなど、クルマの本質で勝負できる上質なセダンとして登場したトヨタ MIRAI。スタイリッシュな外観や、プレミアムな空間に仕立てられた内装デザインについて、まず見ていこう。

外観:プレミアム感あふれるセダン

環境車だからではなく、スタイリングで選ばれるクルマを目指し、作り上げたエモーショナルなルックス。2段デザインの個性的なヘッドライトまわりを持つものの、プレミアムセダンにふさわしいフォルムをまとう。リアピラーを寝かせているが、リアゲートによるハッチバックではなく、独立したトランクを持つセダンスタイル。新世代クラウンシリーズのセダンモデルと近いフォルムだ。

サイドビューは大径ホイールも注目のポイント。テールエンド(トランクリッド後端)はスポイラー形状で、リアコンビネーションランプは横一文字を用いたデザインだ。

内装:上質で個性的な室内空間

運転する楽しさ、そして、先進感の中で味わえるくつろぎ。この両者を高次元で融合させたのが、MIRAIのインテリアだ。インパネは、12.3インチの大型センターディスプレイとメーターを一体感のあるパネルで連続させた構成。曲線を用いた非対称デザインも特徴だ。インパネ表面のやわらかな素材が生み出す手触りと質感は、プレミアムモデルをイメージさせ、そこにあしらったカッパー色の金属調加飾がアクセントになっている。

メーターは、8.0インチTFTカラーメーター。表示項目は、FCシステムの出力や回生状況を表示するFCシステムインジケーターなどFCEVならではのものだ。幅が約560mm、高さが約130mmの大画面で表示する大型カラーヘッドアップディスプレイも装備する(「Z」系グレード)。

トヨタ MIRAIのサイズ・室内スペース

プレミアムカーをFCEV(燃料電池自動車)で表現したトヨタ MIRAI。大型FR車のための「GA-L」プラットフォームを用いるが、実際、どれほどの大きさを持つのか、そのサイズは大いに気になるポイントだろう。また、室内スペースの広さや、荷室を含めた収納のスペースはどんな設えか、ここでチェックしていこう。

ボディサイズ:5mに迫る長さのビッグボディ

シャープなイメージのフロントマスクに、流麗なスタイリング。実際にMIRAIを目の当たりにすると、大きいクルマという印象を持つ。ボディサイズは全長4975㎜×全幅1885㎜×全高1470㎜で、5m近い長さ、1.9mに迫る幅の大型ボディの持ち主だ。

全長5235mm×全幅1900㎜のレクサスLSよりは小さいが、全長4975㎜×全幅1865㎜のレクサスESと比べると、全長は同じで、20mmワイドなボディをMIRAIは持っている。

この大きさになると、取り回しにはやはり気を使うケースが多いだろう。とくに往来の多い商店街まわりの路地や、スペースのない駐車場では、長さと幅を実感することになる。

室内スペース:乗車定員は4名から5名に変更

MIRAIは3本の水素タンクを搭載する(初代MIRAIでは2本)。3本のうち1本は運転席と助手席の間のセンタコンソール下に縦向きに搭載。残り2本については、後席の下に1本、後輪の後ろに1本、どちらも横向きに搭載する。しかしながらその水素タンクの存在を意識することはほぼない余裕ある室内を実現している。乗車定員は初代の4名から5名へと改められた。

「G」系と、上級の「Z」系。この2タイプが基本のグレード構成で、シート地は「G」系が合成皮革、「Z」系が本革だ。

どちらのグレードにもショーファードリブンカーとしてのニーズに対応する「エグゼクティブパッケージ」を設定。運転席や後席からも助手席のスライド&リクライニングが操作可能な肩口パワーシートスイッチ(助手席)や、可倒式ヘッドレスト(助手席)、リアドアイージークローザーなどを装備する。

収納スペース:荷室はゴルフバッグを3つ積載可能

前席は、センターコンソールボックスや、オーバーヘッドコンソール、フロントカップホルダー(2個)、フロントドアポケット(ボトルホルダー付き)を用意。後席にはリアカップホルダー(2個)のほか、上級モデルにはリアコンソールボックスをセンターアームレスト部に内蔵する。

ラゲージスペースは広くフラットな空間。9インチゴルフバッグを3個、積み込むことができる(「Z“Executive Package Advanced Drive”」、「Z“Advanced Drive”」は2個)。

トヨタ MIRAIの性能・燃費・装備

FCEVならではの環境性能に加えて、「走ることが楽しく快適なクルマ」としての完成度を追求したトヨタ MIRAI。モーターの出力、徹底したボディ剛性、前後50:50の理想的な重量配分などが生み出す走りの性能はぜひ注目したいポイントだ。水素を用いるわけだが、その燃費の性能、加えて、安全デバイスを含めた装備・機能についても、ここで確認していこう。

走行性能:ハンドリング性能も高水準に

水素と酸素が供給され、発電を行い、その電力を活用してモーターを駆動するMIRAI。モーターの最高出力は、134kW(182ps)/6940rpm、最大トルクは300Nm(30.6kg・m)/0〜3267rpmだ。アクセルを踏んだときからトルクが立ち上がり、スムーズに滑らかに加速してくれる。モーターで走るので、電気自動車(BEV)のフィールとほぼ変わらない。

徹底したボディ剛性の向上や遮音対策により優れた静粛性を実現するが、MIRAIでは、ドライバーのアクセル操作に応じたサウンドを専用スピーカーから出力するアクティブ・サウンド・コントロール(ASC)を採用する(「Z」系グレード)。

走る喜びという観点でも注目ポイントは多く、水素タンクも含めたFCシステムの最適な配置により、前後50:50の理想的な重量配分を実現。新開発のサスペンションも採用し、意のままのハンドリングと静かで滑らかな乗り心地を高度に両立させている。

安全性能:高速道路ハンズオフも可能に

最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を採用。また、自動車専用道路での運転において、車線・車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどを支援する「トヨタチームメイト Advanced Drive」を装着車としてラインアップしている(2021年4月以降)。

また、安全装備や先進機能の充実を目的に、2023年12月にも一部改良を実施。その際、「トヨタチームメイト Advanced Drive(渋滞時支援)」を、各グレードに採用した。同時に、先行車やカーブに対しての減速支援とステアリングの支援を行うプロアクティブドライビングアシストをはじめ、最新の「Toyota Safety Sense」への進化も受けている。

ステアリングやアクセル、ブレーキ、シフト操作も車両が制御して駐車をサポートしてくれる「トヨタチームメイト Advanced Park」も採用する(一部グレードを除く)。

燃費性能:一充填走行距離850kmを達成

電気自動車(BEV)が充電に時間を要するのとは異なり、FCEVは水素を短時間で充填できるのがメリット。一充填走行距離は「G」系グレードが850km、「Z」系グレードが750kmとなっている。

2代目へのモデルチェンジで、新たなFCシステムを投入した。FC昇圧コンバータヘのSiC半導体採用や、2次電池にリチウムイオン電池を採用するなど、ユニット損失を低減。また、FCスタックの性能向上など、発電効率も向上させている。

WLTCモード燃費もアップし、「G」系グレードが152km/kg、「Z」系グレードが146km/kgをマーク。これらは水素1kgあたりの走行距離を示したデータだ。MIRAIの水素タンク容量は141Lで、約5.6kg分の水素を貯蔵できる。

装備・機能:空気をきれいにしてしまうシステム

水しか排出しないFCEV、MIRAI。実際には、空気も排出しているが、走れば走るほど空気をきれいにする新概念「マイナスエミッション」も注目を集めた。

発電のため、走行時に空気を取り入れ、排出するFCEVの特徴を生かして、空気をきれいにして排出する空気清浄システムを導入している。エアクリーナーエレメント(ダストフィルター)でPM2.5レベルの細かい粒子まで捕捉し、また、ケミカルフィルターで有害な化学物質を除去するとともにPM2.5の発生を抑制するのだ。

MIRAIは給電も可能で、「外部給電器」が別途必要だが、災害による停電などの非常時には、住宅や電気製品に最大消費電力DC9kW以下の出力の電力を供給できる。水素満充填状態で消費電力400Wなら約4日間、電力供給が可能だ。

トヨタ MIRAIおすすめポイント要約

エモーショナルなスタイリング、意のままのハンドリング、静かで滑らかな乗り心地など、完成度の高いプレミアムカーを、FCEV(燃料電池自動車)で実現した2代目MIRAI。注目したいモデルではあるものの、726万1000円~861万円という高価なプライスを掲げる(2023年12月の改良時の価格)。

国からの補助金など購入のサポートもあるが、注意したいのは、水素を充填するための水素ステーションが近隣にあるかどうか。近くにあっても営業時間が短かったり、ステーションによっては営業日が限られていたりするので、詳細の確認も必要になる。

また、水素の価格は、提供会社で開きがあるうえ、2024年に値上げが相次ぎ、価格は決して安いわけではないのが現実だ。ガソリン補助金があるなかでは、ハイブリッド車のほうが燃料コストそのものは安くなるケースもあるだろう。実際の購入では、ディーラーの担当者から、水素ステーションの状況、水素の価格などを含め、きちんと説明を受けてから検討を始めるのがよさそうだ。

中古車を検討する際も、これら水素の充填にまつわる留意ポイントは同様になるので、車両価格の安さだけで検討を始めてはならないと言えるだろう。

トヨタMIRAI 2023年12月発売モデル

Z エグゼクティブパッケージ アドバンスドドライブ

価格 861万円
排気量 0cc
駆動方式 FR
最高出力 - ps(- kW)/-rpm
最大トルク kg・m(- Nm)/-rpm
乗員 5名
燃費 -

Z アドバンスドドライブ

価格 846万円
排気量 0cc
駆動方式 FR
最高出力 - ps(- kW)/-rpm
最大トルク kg・m(- Nm)/-rpm
乗員 5名
燃費 -

Z エグゼクティブパッケージ

価格 817万円
排気量 0cc
駆動方式 FR
最高出力 - ps(- kW)/-rpm
最大トルク kg・m(- Nm)/-rpm
乗員 5名
燃費 -

価格 802万円
排気量 0cc
駆動方式 FR
最高出力 - ps(- kW)/-rpm
最大トルク kg・m(- Nm)/-rpm
乗員 5名
燃費 -

G エグゼクティブパッケージ

価格 772万円
排気量 0cc
駆動方式 FR
最高出力 - ps(- kW)/-rpm
最大トルク kg・m(- Nm)/-rpm
乗員 5名
燃費 -

G Aパッケージ

価格 748万円
排気量 0cc
駆動方式 FR
最高出力 - ps(- kW)/-rpm
最大トルク kg・m(- Nm)/-rpm
乗員 5名
燃費 -

価格 726万円
排気量 0cc
駆動方式 FR
最高出力 - ps(- kW)/-rpm
最大トルク kg・m(- Nm)/-rpm
乗員 5名
燃費 -

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