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トヨタ トヨタ GRMNヤリス 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2024/08/01

トヨタ GRMNヤリスの新型モデル情報を紹介します。トヨタ GRMNヤリスの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。トヨタ GRMNヤリス新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

トヨタ GRMNヤリス新型モデルの概要

トヨタ GRMNヤリスは、フルチューンモデル。世界ラリー選手権(WRC)のホモロゲーションモデルであるGRヤリスをベースとするが、戦闘力をいちだんと高めた特別なスポーツカーだ。

2022年1月に正式発表。その案内には、500台限定販売で、予約抽選を行い、2022年夏頃より全国のGRガレージで発売を予定することが記された。

そもそも、「GRMN」は、「Gazoo Racing tuned by Meister of Nürburgring(ガズーレーシング・チューンド・バイ・マイスター・オブ・ニュルブルクリンク)」の意味。ガズーレーシングが手がけるスポーツカーシリーズ「GR」の頂点に立つ数量限定モデルの総称だ。

GRMNヤリスのバリエーションは、ベースグレードのほか、サーキットパッケージと、ラリーパッケージが用意された。

ではさっそく、特別な内外観や、チューンされたメカニズムについて、各ポイントを見ていこう。

トヨタ GRMNヤリスの外観・内装デザイン

モータースポーツ参戦からの学びを生かして開発が行われたトヨタ GRMNヤリス。パフォーマンスを高めるためのパーツが施された外観や、競技での使用を念頭に置いて手が入れられた内装デザインについて確認してみよう。

外観:バルジ付きカーボンエンジンフード

GRヤリスと同様、2ドア+ハッチゲートのボディで、ルーフがリアエンドにかけて、ゆるやかに傾斜していくフォルムを持つ。フロントマスクは大きなエアダムを持ち、右側に装着のエンブレムはGRにMNを加えたデザインだ。

軽量高剛性なカーボン(綾織CFRP)を、ルーフのほか、エンジンフードにも採用。しかも、エンジンフードはバルジ付きだ。

最も外観に手を加えているのがサーキットパッケージだ。GRフロントスポイラー、GRサイドスカート、ブレーキダクトを追加し、リアスポイラーをカーボン製可変ウィング式に変更するなど、パフォーマンスの向上を存分にアピールする。

ヘッドライトは、どれもがGRヤリスのRZハイパフォーマンスと同様、3灯式フルLEDヘッドランプ+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプの組み合わせだ。

内装:専用スポーツメーターなどを採用

GRヤリスのインパネは、ヤリス標準モデルと同様のデザインを採用し、進化版で大きくインパネデザインを変更したが、2022年に登場のこのGRMNヤリスは、標準モデルと共通のデザイン。しかしながら、メーターはGRMNヤリス専用スポーツメーターを採用するうえ、ステアリングやシフトノブはウルトラスエード巻きだ。

そのほかディテールも異なり、シフトベゼル、ドアインナーガーニッシュ、インパネオーナメントなどは、鋳物ブラック塗装の仕上げだ。また、インパネオーナメント、ドアトリムオーナメントなどには、スモークシルバー塗装を採用した。

トヨタ GRMNヤリスのサイズ・室内スペース

GRヤリスと共通のボディでデビューしたトヨタ GRMNヤリス。サーキットパッケージでは専用の外装パーツを採用するが、ボディのサイズが変化しているのかは気になるポイントだ。また、全車で乗車定員2名となった室内スペースや、小物入れなど収納の面についても、ここでチェックしていこう。

ボディサイズ:ベースはGRヤリスと共通サイズ

ベースグレードと、ラリーパッケージは、GRヤリス(RZハイパフォーマンス)と共通のボディサイズで、全長3955㎜×全幅1805㎜×全高1455㎜だ。

いっぽう、サーキットパッケージは、GRフロントスポイラー、GRサイドスカート、ウィング式リアスポイラーを装着するため、スペックとしては、全長が4030mm(+35mm)、全幅が1815mm(+10mm)、全高が1475mm(+20mm)だ。なお、リアスポイラーを除いた車体の高さは、GRヤリスと比較して10mmダウンとなる。

室内スペース:レカロのフルバケットシート装着

車内を覗き込んで、まず目につくのはシートだ。ベースグレード、サーキットパッケージ、ラリーパッケージのいずれも、レカロ製フルバケットシートがセットされる。またリアシートは取り払われ、ボディ補強ブレースを装着。ラリーパッケージでは、GRロールバーも組み込んでいる(サイドバー有り)。いずれのモデルも、モータースポーツでの走行を前提にしているだけあって、さながら競技車両の装いだ。

収納スペース:ポケッテリアの実用性は限られる

カップホルダーは、運転席と助手席の間に2つ。そのほか、ちょっとしたインパネトレイや、フロントドアのポケットなどがあるものの、モータースポーツ参戦を念頭に開発されているため、収納面での使い勝手は期待できない。またリアシートを取り外しているが、補強ブレースを装着するため、ラゲージスペースに大きな荷物を積みにくい。このあたりは、やはりスポーツモデルとして割り切って考えるモデルだ。

トヨタ GRMNヤリスの性能・燃費・装備

モータースポーツで戦うプロドライバーたちとともに共同開発したトヨタ GRMNヤリス。ボディ剛性や足回りの強化など、多様なチューンによって高めた走りの性能は、興味の湧くポイントだ。そのほか、燃費や、装備・機能の内容についても、ここで確認していこう。

走行性能:スポット溶接の追加は545か所

レース車両同様に、安全で乗りやすく、そしてタイムが出るような“対話のできる”クルマを目指している。スポット溶接打点数をGRヤリスのRZハイパフォーマンスより545点増加し、構造用接着材を12m長く塗布。これらにより、さらなるボディ剛性の強化がもたらされ、ドライバーの操作によりダイレクトに反応する。

エンジンパワーバンドを効率的に使用できるよう、1速~4速をクロスレシオ化したクロスギアレシオトランスミッションと、駆動力を最適化したローファイナルギヤを組み合わせている。

搭載エンジンは、1618cc直列3気筒インタークーラーターボ。最高出力はGRヤリスと同じ272ps/6500rpmながら、最大トルクは20Nmアップの390Nm/3200~4000rpmを発生する。

性能向上させた機械式LSDや、強化メタルクラッチも採用している。

タイヤ&ホイールは、サーキットパッケージが、235/40R18タイヤ(ヨコハマタイヤ ADVAN A052)+BBS製8.5J鍛造のGRMN専用アルミホイール(マットグレー塗装)。他グレードは、205/45R17タイヤ(ブリヂストン ECOPIA EP150)+ENKEI製7J鋳造アルミ(切削光輝、ブラック塗装)を装着した。

安全性能:6エアバッグを標準装備

クルマの性格上、予防安全パッケージのトヨタセーフティセンスは装備しないが、スポーツモード付きVSCなどは採用する。また、サーキットパッケージとベースグレードに、運転席と助手席のエアバッグを装備。また、レカロシートに設置するサイドエアバッグ、そしてカーテンシールドエアバッグも採用する。

ロールバーを装着するラリーパッケージは、運転席と助手席のエアバッグを装備するが、サイドエアバッグ、カーテンシールドエアバッグは装備しない。なお、サーキットパッケージとベースグレードでもロールバーを装着すると、同様にサイドエアバッグなどは非採用となる。

燃費性能:アイドリングストップを装備

燃費データの公表がないGRMNヤリス。カーボン(綾織CFRP)素材を、ルーフ、エンジンフード、リアスポイラーなどに採用したことに加え、リアシートを撤去し、乗車定員を2名としたことなどで、約20kgの軽量化を実現。また、燃費アップにつながるアイドリングストップ機能を装備する。

最大トルクをアップしているが、GRヤリスと共通のエンジンを搭載。燃費は、WLTCモード燃費13.6km/LのGRヤリスに近いデータにはなりそうだ。

装備・機能:オートエアコンを標準装備

GRヤリスに採用のディスプレイオーディオは、GRMNヤリスでは非装備。なお、2スピーカー、左右独立温度コントロールのフルオートエアコン、ダイヤル式ヒーターコントロールパネル(メッキダイヤル)、クリーンエアフィルター(花粉除去・脱臭機能付き)は全モデルに装備した。

また、全車に、スマートエントリー&スタートシステムも標準で備える(運転席、助手席、バックドア。アンサーバック機能付き。スマートキー2個)。

トヨタ GRMNヤリスおすすめポイント要約

GRMNヤリスはGRヤリスをベースに、モータースポーツの現場で鍛え上げた技術やパーツを数多く投入。カーボンボンネットなどによる軽量化も実施し、とくにスポット溶接打点数を545点増加するなどボディ剛性の強化を追求した。軽量スポーツ4WDの究極の姿を実現したというが、それを納得できる内容を持つ。

ベースグレードでも731万7000円、サーキットパッケージなら846万7000という価格ながら、500台の限定モデルだったため、すでにその分の販売は終了している。となると、中古車を探すことになるが、台数が少なく希少なだけに高額となるモデルのひとつだ。

トヨタGRMNヤリス 2022年1月発売モデル

サーキットパッケージ

価格 847万円
排気量 1600cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 272 ps(200 kW)/6500rpm
最大トルク kg・m(39.8 Nm)/3200〜4000rpm
乗員 2名
燃費 -

ベースグレード

価格 732万円
排気量 1600cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 272 ps(200 kW)/6500rpm
最大トルク kg・m(39.8 Nm)/3200〜4000rpm
乗員 2名
燃費 -

ラリーパッケージ

価格 838万円
排気量 1600cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 272 ps(200 kW)/6500rpm
最大トルク kg・m(39.8 Nm)/3200〜4000rpm
乗員 2名
燃費 -

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