トヨタ トヨタ シーポッド 新型情報｜グレード/性能/新車・中古価格

• 2024/09/13

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トヨタ C+pod（シーポッド）の新型モデル情報を紹介します。トヨタ シーポッドの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。トヨタ シーポッド新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

トヨタ シーポッド新型モデルの概要

トヨタ シーポッドは、環境に優しい2人乗りタイプのEVとしてデビュー。2020年12月に誕生した超小型BEVだ。人の移動におけるひとり当たりの高いエネルギー効率を追求。デイリーユースの近距離移動に加え、定期的な訪問巡回といった法人利用や、都市・山間部などそれぞれの地域に即した安心・自由かつ環境に良い移動手段を目指して誕生した。

その取り回しの良さや環境面への配慮、超小型なボディでありながら充実した安全・安心装備などを中心に好評を獲得。2021年12月、その販売対象を、個人ユーザーにも拡大した。全車リース契約とし、全国のトヨタ車両販売店、レンタリース店で取り扱われた（2024年8月、新車の販売が終了している）。

ラインアップは、2グレードでの展開。Xと、充実装備のGをラインアップした。

では、さっそく、トヨタ シーポッドの魅力を、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに、見ていこう！

トヨタ シーポッドの外観・内装デザイン

環境に優しい2人乗りタイプのEVとして誕生したトヨタ シーポッド。そこには、様々なシーンで、「移動」の自由を広げるといったキーワードが存在するようだ。まずは、外観と、内装デザインの注目ポイントにスポットを当てて、トヨタ シーポッドの個性を見ていこう。

外観：友だちみたいにフレンドリーなルックス

モダンで親しみやすいシンプルなデザインが特徴。キャビン部分をブラックアウトしたエクステリアを持つ。LEDヘッドランプ、LEDリアコンビネーションランプも取り込み、凝縮感と特徴的なグラフィックを作り上げた。充電／給電インレットは、毎日のように使う使用頻度の高い機能。それをフロント中央、ヘッドランプの間に配置して、扱いやすさに配慮した。

外板は樹脂製とし軽量化を追求。ボディカラーには、キャビンのブラックに、鮮やかなシアンメタリックや、アクティブで深みのあるオレンジメタリックなどと組み合わせた2トーンカラーを設定。Gグレードでは、キャビンに加えボディもブラックアウトした3トーンカラーも選択可能だ。

内装：インパネは2トーンのデザイン

1100mmの室内幅に、大人2人が並んで座れる空間を構築。センターに配置したメーター（デジタル式）は、見やすさにこだわったデザインだ。シンプルなインパネには、メーターとともに機能系装備をホワイトのセンタートレイ上に配置。ブラックを基調とするインテリアとのコントラストが魅力で、実際のサイズ以上に広さを感じる演出だ。スイッチ類もセンターパネルに集約。使う人にやさしい操作性を実現したのも、シーポッドのインテリアで注目したいポイントだ。

トヨタ シーポッドのサイズ・室内スペース

軽自動車よりもコンパクトな2名乗りEVであるトヨタ シーポッド。取り回しがよさそうであることはイメージできるが、実際のサイズが軽自動車と比較してどれくらい小さいのかは興味の湧くポイントだ。また、快適性や使い勝手を左右する室内スペースや収納についても見ていこう。

ボディサイズ：2.5mを切る全長の小さなEV

ボディサイズは、全長2490mm×全幅1290mm×全高1550mm。軽自動車と比較すると、905mm短く、185mm細身のボディとなる。最小回転半径も3.9mで、軽自動車より0.5mほど小さくなっている。車庫入れの時などスペースのないシチュエーションでも、とてもイージーだ。住宅街の細い路地や曲がり角でも、気を使うシーンは少ないだろう。免許取り立ての独身若年層や運転に不安を感じる高齢者などもターゲットに設定したのも納得の大きさだ。

室内スペース：小さいが乗り降りしやすい

日常生活で少人数かつ近距離の移動が多いユーザーに使ってもらうモビリティとして誕生したシーポッド。乗車定員は2名で、後席は存在しない。リチウムイオンバッテリーをシート足元の床下に搭載し、段差の少ない低床フラットフロアを実現した。

小さなボディだが、ドアはたっぷりした大きさで、開口部の高さが1116mm。サイドシルの地上高も335mmとなっていて、乗り降りしやすいシート高もありがたい。

運転席まわりでは、チルト＆テレスコピックステアリング、足踏み式パーキングブレーキなどを採用した。

収納スペース：毎日の買い物もこなせる荷室

助手席前のインパネ部分は、グローブボックスではなく、オープントレイを設置。運転席と助手席の間に、2つのカップホルダーを配置した。

リアゲートは他のハッチバックモデルと同じく、はね上げて開く。ラゲージスペース（荷室）は、高さ767mm、幅619mm、奥行き335mmあり、想像以上に使える印象。スーパーなどに出かけた際も、買い物をこなせるだけのスペースを持っている。

トヨタ シーポッドの性能・燃費・装備

軽自動車よりもはるかに小さな2名乗りモデルながら、EVならではの利便性を実現した基本性能と、デイリーユースもこなす扱いやすさを備えたトヨタ シーポッド。一充電走行距離や、エンジン車の燃費にあたる電費などの性能も、ぜひチェックしたいポイントだ。安全性能や、装備・機能についても、ここでチェックしていこう。

走行性能：安定感のある走りと乗り心地を追求

最高出力9.2kW、最大トルク56Nmのモーターを、リアに搭載。サスペンションは、フロントがストラット／コイル、リアがトーションビーム／コイルの、軽自動車などとも共通の形式だ。高剛性かつ軽量なボディと路面の凹凸を吸収する独立懸架式サスとの組み合わせで、上質な乗り心地ときびきびとした安定感のある走りを目指している。

なお、超小型モビリティであり、最高速度が60km/h以下と定められているため、高速道路などの走行ができないことは留意しておきたい。

2023年3月に行われた一部改良では、ペダル踏み込み時のブレーキフィーリングを見直し、運転のしやすさを追求している。

安全性能：パーキングサポートブレーキ採用

軽自動車向けの基準をもとに、新たに設定された超小型モビリティ用の安全基準に対応してデビューしたトヨタ シーポッド。万が一の事故に備え、衝突エネルギーを多くの部材へ効率よく分散吸収させる構造の採用などにより、前面、側面、後面など、あらゆる方向からの衝突に対して安全性を追求した。

車両（昼夜）、歩行者（昼夜）および自転車運転者（昼間）を検知可能なプリクラッシュセーフティを標準装備して、ぶつからないをサポート。8つのソナーでコンビニなどのガラス面や壁を検知して、アクセルの踏み間違いなどによる不意の衝突をサポートするパーキングサポートブレーキ（静止物）も設定した。

EBD付きABS、VSC＆TRC、運転席＆助手席エアバッグなども装備する。

燃費性能：1回の満充電で150kmを走行

日常使用ができる150kmの航続距離を達成（WLTCモード値 クラス1）。電費データは54Wh/kWだ。なお、超小型モビリティで最高速度が制限されたEVに適した走行モードが規定されているため、クラス1には、高速道路モードは含まれない。

「普通充電」に標準対応。充電ケーブル（AC200V・AC100V兼用）を付属し、トヨタ車両販売店をはじめ普通充電スポットでの充電が可能だ。

停電・災害時などの緊急時に役立つ、最大1500W（AC100V）の外部給電機能を標準装備する。

装備・機能：クーラーをGグレードに装備

LEDヘッドライト、LEDサイドターンランプ付き電動格納式ドアミラーを装備。ウォッシャー連動時間調整機式フロント間欠ワイパー（シングルアーム式のワイパー）、バックドアのプライバシーガラスなどを備える。

運転席＆助手席のサイドウィンドウ（UVカット機能付き）は、3分割で中央部だけがスライド昇降。手動で操作する。いっぽう、ドアロックはドアキー連動式のパワー式だ。ワイヤレスドアロックは、Gグレードに標準装備する。

オーディオレス仕様でスピーカーも標準で装備しない。オプションのナビは用意された。

また全車、ヒーターレス仕様だ。マニュアルクーラー、シートヒーターはGグレードに標準装備する。

トヨタ シーポッドおすすめポイント要約

2人乗りタイプのBEVであるシーポッド。サイズは軽自動車よりも小さく、手軽に乗れるモビリティとして魅力あるモデルだ。

ただ、高速道路の走行ができず、充電も普通充電だけなので、街なかを中心にした近隣ドライブでの使用に限定される面はあるが、自宅に充電設備を確保できるのなら、駅までの往復、送り迎え、スーパーやコンビニへの買い物などちょっとした移動にマッチする乗り物だ。1回の満充電で150kmを走行できるから、こういった仕様ならとても便利。毎日の暮らしのなかで活躍しそうだ。

新車での販売は終了しており、中古車を検討することになる。XとGの2グレードをラインアップするが、クーラーやシートヒーターなど快適アイテムの装備を考えると、充実装備のGグレードのほうが良さそうだ。オプションで装着した装備の内容などにも着目しながら、お気に入りのシーポッドを探してみてほしい。