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トヨタ トヨタ アルファードハイブリッド 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2024/08/29

トヨタ アルファードハイブリッドの新型モデル情報を紹介します。トヨタ アルファードハイブリッドの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。トヨタ アルファードハイブリッド新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

トヨタ アルファードハイブリッド新型モデルの概要

トヨタ アルファードハイブリッドは、2011年9月、2代目アルファードのマイチェンジ時に登場(発売は11月)。ここに紹介するのは、2023年6月デビューの新世代モデル。アルファード全体では4代目、ハイブリッドとしては3世代目となる。

ラグジュアリーな移動をもたらす「トヨタの最高級ミニバン」として、アルファードそのものは2002年の登場。代を重ねるごとに魅力的な成長を遂げ、最上位グレード「Executive Lounge」も加えるなど、単なるミニバンというよりも、「大空間高級サルーン」へと進化してきた。

高級感にあふれるミニバンとして高い人気を誇るアルファードだが、2023年にデビューしたこちらのモデルは、ラインアップがシンプルで、ハイブリッドは「Z」と「Executive Lounge」の2グレード。それぞれに2WDと4WD(E-Four)を設定している。

開発では、運転席から3列目まで「快適な移動の幸せ」を追求し、歴代モデルで受け継がれてきた価値を高めている。開発テーマは「性能を世界基準に昇華させる」。プラットフォームを刷新し、“高級サルーン”として、振動・騒音対策や、燃費、走りといった基本性能を向上。そのうえで、内外装のデザインや、ゆとりの室内空間、使い勝手を磨き上げている。

では、さっそく、アルファードハイブリッドの魅力を、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに、見ていこう。

トヨタ アルファードハイブリッドの外観・内装デザイン

ガソリン仕様と同様、フルモデルチェンジで新型へと移行した際、並みいる高級車を圧倒する堂々としたスタイルを目指してデザインされたトヨタ アルファードハイブリッド。フロントマスクの存在感アップとサイド部の抑揚など、その外観の魅力や、内装デザインについて確認していこう。

外観:逆スラント造形の顔が迫力満点

スタイリングは、牛が躍動しているかのようなモチーフのデザインに取り組み、全体的なカタマリ感を意識している。ヘッドライトと一体化したグリルは、ワイド感を強調。フロントマスクまわりは、突進するような力強さを生み出すよう、エンブレム部分が最先端になる逆スラントフェイスを採用している。

また、ミニバンでは平板になりがちなボディ側面は、抑揚をもたせた造形。サイドパネルで最も外に張り出した部分と最も内側に入った部分でその凸凹の差は、最大44mmにもなる。これは従来に比べて20mmの増加であり、それだけ抑揚のあるフォルムに仕上がっているのだ。

内装:優れた体験価値を提供する空間

運転席まわりは、クルーザーをイメージしたデザイン。オーナーが優越感に浸れる空間が、所有欲をこれまで以上に満たしてくれる。大型モニターをトップにしてセンターコンソールへとつながり、左右へのダイナミックな動きと重厚さが特徴だ。

後席は、プライベートジェットのイメージ。ゲストがくつろぎとおもてなしを感じる空間だ。スーパーロングオーバーヘッドコンソールを配し、そこから繋がる大胆な配色構成と、すっきりとした天井まわりによって、上質な体験価値をもたらしてくれる。

細部までこだわり抜いた質感に加えて、ドライバーズ空間を含めた1列目と、後席空間、それぞれにふさわしい体験価値を提供。新しいミニバンの姿を提示していると言えそうだ。

トヨタ アルファードハイブリッドのサイズ・室内スペース

トヨタ アルファードハイブリッドの魅力は、存在感あふれる堂々とした佇まいだ。全幅は先代モデルと変わらないサイズに収めながら、室内スペースを拡大した点に注目したい。使いやすさを追求したラゲージスペースなど収納の面も合わせて見ていこう。

ボディサイズ:従来モデルと同等の取り回し

ボディサイズは、全長4995㎜×全幅1850㎜×全高1935㎜。先代モデルと比較すると、全長は45〜50mm長くなったいっぽうで、全幅は従来と同じだ。これは一般的な機械式駐車場の制限サイズ(全長5000mm×全幅1850mm以下)に収まる全長と全幅を維持している。ホイールベースは従来と同値の3000mmだ。

最小回転半径は5.9mで、取り回しとしては従来モデルとほぼ同程度。ただ、やはりビッグサイズのミニバンだけにスペースのない駐車場や狭い路地では、大型サイズを意識するシーンはあるだろう。

室内スペース:極限まで使い、効率をさらに徹底

運転席では、ドライビングポジションの進化に注目。ステアリング角度を4.5°立て、乗用車のような自然なドライビングポジションを実現している。

従来モデル同様、余裕の空間に3列シートを配置。2列目をキャプテンシート仕様とした7人乗りのみでデビューした。

徹底的に無駄スペースを排除するため、「体脂肪率0パッケージ」をキーワードに、限られたスペースを極限まで使い切る工夫でゆとりの空間を実現した。2列目シートの構造を工夫し、3列目シートもシート脇のクォータートリムやバックドアトリムの薄型化など、0.1mm単位で検討を重ねている。前後席間距離としては、運転席〜2列目シートの間の距離を5mm、運転席〜3列目シートの間を10mm広くすることに成功した。

快適な乗降性を追求した点もポイントで、デュアルパワースライドドアの開口幅は約820mmと、従来比40mmのプラス。小さな子どもや高齢者にとって乗り降りしやすいよう、ドアの開閉に連動して地上から約220mmの位置にステップが現れる、スライドドア部のユニバーサルステップを、トヨタ自動車として初めて右側にも採用した(左右とも全車オプションでの設定)。また、センターピラー(左右)に配置したロングアシストグリップは従来比135mm長い620mmのグリップ長だ。

上級グレードの「Executive Lounge」は機能性と操作性にこだわった快適なVIPシートを2列目に装備。シート表皮は上質な肌触りのプレミアムナッパレザーだ。パワーロングスライド、パワーオットマン(伸縮機構付き)のほか、疲れを癒すリフレッシュシート、安楽姿勢を追求したリクライニング、回転格納式サイドテーブルなども採用する。

「おもてなし」をテーマにした装備も数多く採用し、なかでもスーパーロングオーバーヘッドコンソールに注目。従来は、天井の左右など各所に点在していた照明や、各種スイッチ類、エアコン吹き出し口などの機能を天井中央に集約した。

収納スペース:荷室も使いやすさを追求し魅力UP

パワーバックドアの開閉スイッチを車両側面両側に配置するから、スイッチ操作のあとに後方で後ずさりする必要がないのもありがたい。しかも、任意の位置で停止させることが可能だ。3列目の跳ね上げも、2列目シートをいちばん後方でしかもリクライニングした状態から操作OKだから、リラックスモードのまま跳ね上げができる。3列目シートが薄型で、跳ね上げ時の荷室幅も十分だ。

ラゲージ床下に大容量の床下収納を用意。ここを活用すれば、鉢植えの植物など高さのある荷物の積載もスムーズだ。ラゲージルームランプは3個。荷室サイド(左右)とバックドアの3か所から明るく照らしてくれるからありがたい。

前席に大型のセンターコンソールを備えるなど各所に使いやすいポケッテリアを配置した。

トヨタ アルファードハイブリッドの性能・燃費・装備

ミニバンとしての快適さに重点をおいて、走りのクオリティを磨き上げたトヨタ アルファードハイブリッド。振動・騒音の低減を徹底し、リアシートの快適性をアップしている。その走りの性能とともに、ハイブリッドならではの燃費の性能や、安全システムを含めた装備・機能についてもここで見ていこう。

走行性能:快適性を磨き上げた走りの質

ハイブリッドシステムは、2487cc直4ガソリンユニットと高性能モーターで構成し、2WDモデルはフロントに134kWモーターを組み合わせる。4WDはフロントモーター(134kW)のほかリアに40kWモーターを搭載し、優れた燃費性能とともにシステム最高出力184kw(250ps)の高い動力性能と実現している。

上級ミニバンというキャラクターだけに走行中の室内の心地よさは注目のポイント。ハイブリッドを含め、4代目アルファードは、リアシートの快適性を重視し、基本骨格を見直すと同時に、振動・騒音の低減に徹底して取り組んでいる。TNGAプラットフォーム(GA-K)をミニバン用に最適化。車両剛性は従来型比約50%アップし、加えて、構造用接着剤の工夫によって、優れた操縦安定性と乗り心地を実現した。

サスペンションは、フロントを刷新し、リアは従来タイプをベースに開発。減衰力を機械的に可変させる周波数感応型ショックアブソーバーを上級モデルの「Executive Lounge」に装備し、しっかりとした操縦安定性を実現しながら、地面からの微細な振動を吸収してくれる。また、ロードノイズや風切り音についても多様な対策を加えているのもうれしいポイントだ。

安全性能:高度運転支援「トヨタ チームメイト」採用

最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を搭載。トヨタのミニバンとして最も充実した機能を誇る。ステアリングの不要な操作を抑制したり操作の遅れを防止したりしてスムーズな走行をサポートするプロアクティブドライビングアシストの「車線内走行時常時操舵支援」や、あらかじめ減速を支援し、余裕を持った右左折時の操作をサポートする「信号交差点に対する右左折時減速支援」など、充実のシステムを搭載した。

また、高度運転支援技術「トヨタ チームメイト」の渋滞時や駐車時のサポートは、ミニバンにとって非常にありがたい機能だ。

アドバンストドライブ(渋滞時支援)は、高速道路・自動車専用道路での渋滞時(0km/h~40km/h)、認知、判断、操作をサポート。ドライバーは渋滞時の疲労の軽減が可能となり、より周囲に注意を払った安全運転が可能になる。また、渋滞時の再発進はドライバーの操作なしなのもうれしい(停車後、約3分以内に先行車が発進した場合)。アドバンストドライブ(渋滞時支援)は、「Executive Lounge」に標準装備し、「Z」にオプション設定だ。

アドバンストパーク(リモート機能付き)は、専用スマートフォンアプリ「Remote Park」を操作し、車外から遠隔で駐車や出庫ができる。こちらも、「Executive Lounge」に標準装備し、「Z」にオプションで用意する。

燃費性能:2WDはWLTCモード17.7km/Lを実現

燃費性能に優れるハイブリッドで最も好データを達成しているのが「Z」の2WDで、17.7km/Lを達成。従来は4WDのみだったハイブリッドに、より燃費性能に優れる2WDを設定した点が注目ポイントで、装備を満載する「Executive Lounge」でも2WDモデルが17.5km/Lの数値をマークする。

●各グレードの燃料消費率(WLTCモード)
・Zグレード 2WD:17.7km/L
・Zグレード 4WD:16.7km/L
・Executive Lounge 2WD:17.5km/L
・Executive Lounge 4WD:16.5km/L

装備・機能:快適性を高める空調の機能を充実

後席でも左右独立の温度設定が行えるフルオートエアコンを設定。ナノイーX機能も採用する。リアシートのための吹き出し口もおもてなしの思想に満ちていて、コンソール吹出し口はもちろんのこと、天井のスーパーロングオーバーヘッドコンソールに吹き出し口を設置。リアヒーターエアカーテンは、左右のトリムにも設置した吹出し口から、温風のエアカーテンを作り出すことで、足全体を包み込むように暖める。また、スライドドアを開けた時の冷気の侵入も抑えてくれるという。

「Executive Lounge」に標準装備する後席パワーサイドサンシェードも魅力的な仕様(「Z」はオプション)。「遮光しつつ景色も楽しめる」をテーマにし、上から下へと動く。しかも、障子を閉じる時のマナーを参考にした日本ならではの所作を制御によって表現。閉じきる直前はゆっくりと動いてくれ、和の品格を感じさせる工夫が心地よい。

そのほかの装備も、大空間の高級ミニバンにふさわしいもので、14インチの後席用ディスプレイによるエンターテインメントシステム(「Executive Lounge」に標準装備)、左右独立ムーンルーフ(「Executive Lounge」に標準、「Z」にオプション)、JBLプレミアムサウンドシステム(「Executive Lounge」に標準装備)など、「快適な移動の幸せ」を追求した装備の充実ぶりには目を見張るばかりだ。

トヨタ アルファードハイブリッドおすすめポイント要約

日本国内で大きすぎないボディサイズと、広い室内空間を維持しながら、突進するような力強さや躍動感を実現したエクステリアデザインなど、見た目にもオーナーの喜びを感じさせる新世代アルファード。おもてなしをテーマにした室内のデザインやつくりは秀逸で、検討してみたいと思えるクオリティを備える。

ハイブリッドモデルでは、その燃費性能を引き上げた点にも注目したい。先代ハイブリッドは4WDのみでWLTCモード燃費14.8km/L。新世代モデルは2WDが加わり、「Z」の2WDが17.7km/L、4WDが16.7km/Lだ。4WD同士の比較で2km/L近い向上。新世代の2WDと先代4WDを比べると、3km/L近い差となる。

ハイブリッドモデルの新車プライスは「Z」の2WDでも620万円。ガソリンモデルが540万円であるから80万円の価格差になるが、燃費やリセールの面を考慮に入れながら、ハイブリッドとガソリン、双方の見積もりをもらい検討していきたい。

中古を検討したいところだが、デビューからまだ年数が経っていないうえ高い人気を誇り、かなりの高額になりそうだ。燃費は多少劣ってしまうが、先代モデルも視野に入れて、納得できる1台を探してみたい。

トヨタアルファードハイブリッド 2023年6月発売モデル

ハイブリッド エグゼクティブラウンジ

価格 850万円
排気量 2500cc
駆動方式 FF
最高出力 190 ps(140 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(24.1 Nm)/4300〜4500rpm
乗員 7名
燃費 -

ハイブリッド Z

価格 620万円
排気量 2500cc
駆動方式 FF
最高出力 190 ps(140 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(24.1 Nm)/4300〜4500rpm
乗員 7名
燃費 -

ハイブリッド Z

価格 642万円
排気量 2500cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 190 ps(140 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(24.1 Nm)/4300〜4500rpm
乗員 7名
燃費 -

ハイブリッド エグゼクティブラウンジ

価格 872万円
排気量 2500cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 190 ps(140 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(24.1 Nm)/4300〜4500rpm
乗員 7名
燃費 -

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