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トヨタ トヨタ ハリアーハイブリッド 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2024/08/29

トヨタ ハリアーハイブリッドの新型モデル情報を紹介します。トヨタ ハリアーハイブリッドの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。トヨタ ハリアーハイブリッド新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

トヨタ ハリアーハイブリッド新型モデルの概要

トヨタ ハリアーハイブリッドは、ミッドサイズSUVであるハリアーのHEV版。ガソリンモデルだけだったライアップに、ハイブリッドが登場したのが2005年で、2代目ハリアーの時代だ。

ハリアーそのものの誕生は1997年で、北米ではレクサスRXとしてデビュー。2003年に2代目モデルが登場している。当初、ハリアーとハリアーハイブリッドは、改良をそれぞれ異なるタイミングで実施していたが、2013年の3代目ハリアー以降は、同時に行うようになり、2020年デビューの現代の4代目ハリアーでもそれを踏襲する。

ここに紹介のハイブリッドモデルは、2.0リッターのダイナミックフォースエンジンを搭載したガソリンモデルなどとともに、4代目ハリアーのラインアップを構成する。2.5Lダイナミックフォースエンジンとモーターを組み合わせ、それまで4WD(E-Four)だけの設定だったが、このモデルからフロントモーターのみの2WDが登場し、ハリアーハイブリッドのなかで選択の幅が広がっている。

グレード展開は3タイプ。充実装備の「G」、上級グレードの「Z」、そして、「Zレザーパッケージ」だ(デビュー当初は「Gレザーパッケージ」も設定)。それぞれ2WDと4WD(E-Four)を用意する。

都会的なラグジュアリーSUVとしてのキャラクターを貫いてきたハリアー。そのなかで現代の注目モデルとなるハイブリッド仕様の魅力を、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに見ていこう。

トヨタ ハリアーハイブリッドの外観・内装デザイン

上級SUVとしてのキャラクターに環境性能をプラスし、都会派モデルとして優れた存在感を示すトヨタ ハリアーハイブリッド。外観と、内装デザインは、まず確認したいポイントだ。それらにスポットを当て、ハリアーハイブリッドの個性をチェックしていこう。

外観:SUVながらエレガントなフォルム

ガソリンモデル同様、他のSUVと一線を画す、シンプルながらもエレガントさと逞しさが融合した流麗なクーペフォルムが特徴だ。フロントまわりは、アッパーグリルからヘッドランプへと流れるような連続性を持たせたデザインで、精悍でシャープな印象。二重のL字型に発光するデイタイムランニングランプは、遠くからでもハリアーと分かる個性と、先進イメージを強くアピールする。

サイドビューは、シンプルな構成ながらもダイナミック。絞り込まれたクーペキャビンと、スポーツカーのように張り出したホイールハウスの組み合わせも、大らかな逞しさを演出する。リヤビューでは、細く鋭く横一文字に光るテールランプとストップランプが存在感たっぷりだ。

内装:グラマラスでラグジュアリーな空間

乗り込んだ瞬間に分かる、安心感に包まれる上質な室内空間。幅が広く堂々としたセンターコンソールは、馬の鞍をイメージした造形の美しさが特徴だ。さらにそこにダイナミックなインストルメントパネルが組み合わされ、逞しさを存分に演出している。

インストルメントパネルから左右のドアトリムにかけての構成は、豊かなボリューム感と同時に広がり感を演出。包み込まれるような安心感とともに居心地の良さを感じるインテリアに仕上がった。ディテールは、厚革を曲げてできる自然なシルエットをイメージして触り心地にもこだわったレザー調素材をはじめ、「曲木(まげき)」に着想したウッド調加飾や、パイピング加飾を随所に配した。さりげない上質感は、このモデルならではの魅力だ。

トヨタ ハリアーハイブリッドのサイズ・室内スペース

4代目ハリアーの中心的なモデルとして存在感を示すトヨタ ハリアーハイブリッド。ボディのサイズは若干大きくなったようだが、実際、どれほどの大きさを持つのかは気になるポイントだ。また、快適性を重視したい室内スペースや、荷室を含めた収納のスペースは、どんな設えか、合わせてチェックしていこう。

ボディサイズ:全幅は拡大するも全高は低く

ボディサイズは、全長4740㎜×全幅1855㎜×全高1660㎜。先代モデルに比較して、全長は15mm、全幅は20mm大きくするいっぽうで、全高は30mm低く抑えた。ヘビーデューティな個性も備える日産エクストレイルと比較すると、80mm長く、15mm幅広で、60mm低いフォルム。都会的な印象が強く感じられる。

最低回転半径は「G」が5.5m、「Z」系が5.7m。このクラスのSUVとしてはリーズナブルな数値だが、都市部のスペースの少ないパーキングで、ボディの幅や長さに気を使うシーンはありそうだ。また狭い路地でのすれ違いも、苦手な人にとってはなるべく狭い道は避けたいと感じるかもしれない。

室内スペース:大人のためのシックな空間を実現

スタイリッシュなルックスが魅力のモデル。キャビンも囲まれ感を宿しながら、心地よいムードが漂う。とくに大型の鞍型デザインのセンターコンソールがポイントで、ひとクラス上のアッパーモデルの佇まいさえ見せてくれる。

前席は、荒地を走るためのツールという印象は皆無で、あくまでセダンライクな印象。リアシートは、大人3名がきちんと乗れるほどではないが、2名なら左右の空間がしっかり保たれるだろう。足元の広さに問題はない。好みによるが、後席背もたれの角度が若干寝ている印象を持つケースがあるかもしれないので、購入の際は実車でフィットするか確認してほしい。

トヨタ初となった調光パノラマルーフを採用(「Z」と「Zレザーパッケージ」にオプション)。前席中心に後席の頭上まで覆う大きな面積で、調光時には障子越しのような柔らかい光の上質な空間を生み出す。インテリアカラーは、落ち着いた雰囲気の3タイプで、コントラストを抑えたブラウン、グレー、ブラックを設定する。

収納スペース:HEVはすべてパワー式バックドア

スタイリッシュな都会派SUVというキャラクターだけに、室内もルックスを大切にしたデザイン。そのため、ファミリーカーほどポケッテリアは多くはないが、ふさわしいものを適宜備えているという印象だ。

グローブボックスやセンターコンソールボックス、ドアポケットのほか、コンソールにカップホルダーを2つ。エレガントな印象を醸し出すコンソールに設置するだけに、このカップホルダーは、デザインに配慮した仕様だ。シフトの前にはオープントレイを用意。リアのカップホルダーは、センターアームレストに2つ備える。

ラゲージスペースは、リアゲートに傾斜の付いたクーペスタイルとして十分な広さ。ゴルフバックなら3個を収納できる。6対4分割可倒式リアシートの背もたれを倒せば荷物や乗員に応じてのアレンジが可能。デッキボード下に2段式(ひとつはスライド式)の収納がある。リアゲートはパワー式。「Z」と「Zレザーパッケージ」には足先をバンパー下に出し入れするだけで開閉できるハンズフリー機能も装備する。

トヨタ ハリアーハイブリッドの性能・燃費・装備

洗練されたデザインと意のままの走りが醸し出す心地よさ、そこにトヨタならではの先進HEVシステムを搭載するトヨタ ハリアーハイブリッド。とはいえ車重のあるSUVだ。走りの性能とともに、どれほどの燃費を誇るかは気になるポイントにちがいない。安全面など装備・機能についても、ここで見ていこう。

走行性能:ドライバーの感性を大切にしたフィール

クルマの骨格には、TNGAプラットフォーム(GA-K)を採用し、ボディの高剛性化、そして低重心化も図った4代目ハリアー。ドライバーの感性を重視した乗り心地と走りのよさを追求しているのが、走りの魅力だ。

開発で目指した乗り味を「雅(MIYABI)」というキーワードを用いて説明しているが、それは「上質」「優雅」「都会風」という3つのテーストの融合を追求したようだ。

前後のサスペンションジオメトリを最適化。ドライバーが予測できるクルマの動きを求め、ドライバーが疲れにくく、そして重厚感としなやかさを持つ乗り心地を追求した。ショックアブソーバーは、極微低速域でもスムーズなストロークの動きを実現して、走り出した瞬間や高速走行時の挙動の収束性を向上。切り始めのレスポンスと軽快な操舵感を持った電動パワーステアリングとともに、アクティブコーナリングアシストが、意のままにクルマをコントロールする心地よさをもたらす。

ハイブリッドシステムは、燃焼効率と出力を両立した2.5Lダイナミックフォースエンジン(A25A-FXS)と、モーターの組み合わせ。ダイレクト感ある走りを追求し、E-Four(4WD)では力強くより安定感ある走行性能をもたらす。システム最高出力は、2WDが218ps(160kW)。E-Fourモデルでは222ps(163kW)を誇る。

安全性能:デジタルミラーは録画機能付き

歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス(Toyota Safety Sense)」を装備。駐車場など低速走行時における衝突緩和、被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー「パーキングサポートブレーキ(静止物)」などの機能も充実させている。

そのほか、デジタルインナーミラー(前後方録画機能付き)を採用。従来のデジタルインナーミラーに新たに追加した前方カメラとデジタルインナーミラー用後方カメラが捉えた走行中の映像を、SDカードに録画する。ドラレコのような機能だが、撮影範囲は広くなく、ドラレコほどの機能ではないという点は押さえておきたい。

なお、2022年の一部改良で、プリクラッシュセーフティに、交差点右折時の対向直進車及び右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加している。

燃費性能:WLTCモード燃費22.3km/Lをマーク

ハイブリッドシステムの構成要素であるエンジンは、2.5LのA25A-FXS。高圧縮比・ロングストローク化に加え、タンブル流強化と吸気流量アップを実現する高効率吸気ポート、吸気バルブの開閉タイミングを最適制御する「VVT-iE」などを採用。パワーと燃費を高いレベルで両立する。

そのエンジンに前後モーターを組み合わせたE-Four(4WD)は、WLTCモード燃費21.6km/Lを実現。あらたにラインアップに加わった2WD車は、フロントにのみモーターを搭載し、WLTCモード燃費22.3km/Lを誇る。

燃費データを、旧型のハイブリッドE-Four(4WD)と比較してみよう。旧型はJC08モードでのデータだが21.4km/L。これに対して、新型のE-Four(4WD)はJC08モード燃費なら26.3km/Lをマークする。5km/L近い向上で、燃費性能がどれほどアップしたかが分かる。

装備・機能:「G」でもナビや外装など充実の装備

プロジェクター式LEDヘッドライト、LEDデイタイムランニングライト、フロントバンパー下部のメッキモールなどを採用し、フロントまわりは、「G」と上級グレードの「Z」系で差はない。いっぽうリアまわりは違いがあり、リアルーフスポイラーが「G」がブラック塗装で、「Z」系はボディ同色(カラード)&サイド部ピアノブラック塗装に格上げされる。ハイマウントストップランプも、「Z」系では幅の広いロングタイプとなる。

タイヤ&ホイールは、「G」が18インチタイヤ&切削光輝+ダークグレーメタリック塗装ホイール、「Z」系は19インチタイヤ&スーパークロームメタリック塗装ホイールとなる。

「G」は、ディスプレイオーディオ(コネクテッドナビ対応)、8インチディスプレイ、6スピーカーを採用。「Z」系は、機能を高めたディスプレイオーディオ(コネクテッドナビ対応)Plus、12.3インチディスプレイ、9スピーカー、JBLプレミアムシステムなどへとグレードアップする。

そのほか、「Z」系はメーターが12.3インチTFTカラーメーターとなり、ヘッドアップディスプレイを装備。空調スイッチはタッチタイプになる。「Zレザーパッケージ」では、本革シート表皮のほか、助手席パワーシート、前席のシートヒーターとシートベンチレーション、ポジションメモリーなど、シートまわりが充実し、ステアリングヒーターも装備する。

トヨタ ハリアーハイブリッドおすすめポイント要約

4代目ハリアーは、見て、乗って、走り出した瞬間に心に響く感性品質を重視。SUVのカテゴリーを超えて、“より人生を豊かにするパートナー”という価値を提示している。スタリッシュなデザイン、質感の高さ、都会的なムード、そして、馬の鞍をイメージしたセンターコンソールは、ハリアーならではの上級感をとくにアピールする個性だ。

ガソリン仕様にラインアップされるエントリーグレード「S」はハイブリッドでは設定がない。そのため、「G」がハイブリッド仕様のベースモデルだ。先述のように「Z」系の装備群は魅力的だが、価格差は50万円ほど。「G」でも十分と感じるが、メーカーWebサイトでシミュレーションしてみると、60回残価設定(頭金とボーナス払いなし、諸費用除く。実質金利4.8%)で、「G」の2WDは月々5万2000円ほど。「Z」の2WDでは5万8000円ほどだ。

こう比較してみると、「G」と「Z」の月々の差は、6000円ほどにとどまる。それは、上級グレードのほうが車両価格の高いぶん残価として残す額が増えるからで、車両価格の差がそのまま月々の違いにならない。実際の購入では、双方の見積もりを取って検討するのがよさそうだ。

中古を検討する場合は、2022年の一部改良で「トヨタセーフティセンス」の進化やナビの変更(当初、上級版はSDナビ)があり、「Z」系はTFTカラーメーターが7.0インチから12.3インチになった。大きな変更ではないので価格とのバランスを考慮して、購入するクルマの年式を考えるといい。「G」では、当初「Gレザーパッケージ」が設定されていた点や、12.3インチディスプレイのSDナビがオプション設定されていた点に着目しながらお気に入りの1台を探すのがよさそうだ。

トヨタハリアーハイブリッド 2022年10月発売モデル

Z レザーパッケージ

価格 493万円
排気量 2500cc
駆動方式 FF
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

価格 463万円
排気量 2500cc
駆動方式 FF
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

価格 412万円
排気量 2500cc
駆動方式 FF
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

価格 372万円
排気量 2500cc
駆動方式 FF
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

Z レザーパッケージ

価格 515万円
排気量 2500cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

価格 485万円
排気量 2500cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

価格 434万円
排気量 2500cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

価格 394万円
排気量 2500cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

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