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トヨタ トヨタ ランドクルーザー250 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2024/06/20

トヨタ ランドクルーザー“250”の新型モデル情報を紹介します。トヨタ ランドクルーザー“250”の性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。トヨタ ランドクルーザー“250”新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

トヨタ ランドクルーザー“250”新型モデルの概要

トヨタ ランドクルーザー“250”は、ランクルシリーズの中核をなすモデルとして登場。“250”と入れ違いでプラドの名が消滅しているので、言い換えると、ランドクルーザー“250”は、ランドクルーザープラドの後継モデルとなる。

プラド(150系)よりひと回り大型化した堂々とした外観を持ち、ランクルのなかの旗艦モデルの"300"シリーズと同じ強固なGA-Fプラットフォームを採用するなど優れた悪路走破性を追求。と同時に、乗り心地とオンロードの操縦安定性を両立させている。

ラインアップは、2.8Lディーゼルモデルが上位から順にZX、VX、GXの3グレード、2.7LガソリンはVXのみという構成だ。乗車定員は、2.8LディーゼルモデルのGXのみ5人乗りで、そのほかはすべて3列シートの7人乗りとなっている。

原点回帰を謳い、質実剛健を追求したランドクルーザー“250”について各ポイントの注目点をさっそく見ていこう。

トヨタ ランドクルーザー“250”の外観・内装デザイン

ランクルの伝統と、モダンを融合させたデザインをつくりあげたトヨタ ランドクルーザー“250”。そこには、信頼性、シンプルさ、機能美といったキーワードが存在するようだ。まずは、外観と、内装デザインの注目ポイントにスポットを当てて、ランクル“250”の個性を見ていこう。

外観:目指したのは「理由あるカタチ」

フロントビューは、オフロード走行時の破損リスクを考慮し、高く中央に寄せたランプ配置や、破損しやすいコーナー部のみ交換可能な分割式バンパーなどを採用。歴代ランドクルーザーがこだわってきた機能美を追求した。サイドビューでは、オフロード走行などで路面を見下ろしやすいように一段低くクランクさせた水平基調のベルトラインが印象的だ。また、サイドドアパネル下部やフロントおよびリアのバンパー下部は、岩などとの干渉を避けるため、斜めに切り取った形状だ。

デザイナー自身が悪路走行を体験し、壊れにくく、仮に壊れても修理しやすい設計を各所に採用したのも注目のポイントで、悪路での機能性に根ざした理由あるカタチが、エクステリアのテーマになっている。ヘッドライトは3眼のLEDで、上級グレードのZXがプロジェクター式、そのほかがリフレクター式だ。なお、ヘッドライトは、ディーラーオプションで丸目デザインに変更が可能。中級グレードのVXのみに設定のようだが、歴代のランクルを彷彿とさせる表情を生み出すだけに注目必至だ。

ボディカラーは、アバンギャルドブロンズメタリック、「スモーキーブルー」などのモノトーン5色のほか、ライトグレーのルーフと新色「サンド」を組み合わせたツートーンカラーを用意した。

内装:疲れにくく安らげる重厚さが魅力

実用オフローダーらしい高い機能性とともに乗員に安心感をもたらす室内空間を追求。悪路でもクルマの姿勢を捉えやすい水平基調のインパネ形状ながら、乗員への圧迫感をなくすため、高さを抑えたつくりにした。そのうえで、ドアトリムアッパー部分からインパネへとつながる形状を、骨太なデザインとすることで、乗員を包み込む安心感をもたらしている。

スイッチ類のデザインも機能的で、プッシュスイッチやトグルスイッチなどを使い分けている。培ってきた体験から生まれた工夫が随所に施されているのは、ランクルならではの魅力のひとつだ。

内装色は、実用オフローダーらしい力強い空間を表現する「ダークチェスナット」をGXグレードに採用。精悍でハードな空間を演出する「ブラック」をVXとGXに用意した。

トヨタ ランドクルーザー“250”のサイズ・室内スペース

プラドの後継モデルというポジショニングのトヨタ ランドクルーザー“250”。大型SUVであることはイメージできるが、実際のサイズは取り回しに関係するだけに注目したいポイントだ。また、快適性や使い勝手を左右する室内スペースや収納についても見ていこう。

ボディサイズ:2mに迫るワイドなビッグSUV

最上級モデルのZXのボディサイズは、全長4925㎜×全幅1980㎜×全高1935㎜。VXグレードでは全高が1925mmとなり、GXでは全幅が1940mmとなる。ZXのサイズを、先代のプラド(150系)と比較すると、100mm長く、98mmワイドで、55mm背が高いビッグなボディだ。ランクル兄弟のいちばんうえの兄となる“300”のZXグレードより60mm短いが、全幅は同値で、全高は10mm高いのだから、“250”は“300”とほぼ同じ大きさだ。

なお、左右ドアミラーの最外端で計測した際の実用幅は2115mmで、プラド(150系)より65mm狭く、取り回しの助けにはなる。

とはいえ、ランクル“250”は、実際の購入には、まずそのサイズが収まる駐車場が確保されることが前提だ。しかも、取り回しについての覚悟もないとならない。スペースの広い駐車場があるうえ、狭い路地を避けられるという条件がないと、なかなか購入につながらないだろう。ランクルに乗りたいというだけの軽い気持ちで、触手を伸ばしてはならないビッグボディなのだ。

室内スペース:前席ヒップポイントが330mmアップ

低く設計されたカウルとインストルメントパネル上部によって良好な前方視界を実現。また、中央を低く抑えたうえ、両サイドは高くすることでボディ幅の把握しやすくするボンネット形状を採用している。

直立したAピラーは、斜め前方の死角を減少。悪路で路面を見下ろしやすくする低いベルトラインは、従来型プラド(150系)よりも30mm低く設定した。

シートまわりは、前席のヒップポイントがプラド(150系)より330mm高くなっているから、運転中の眺めはいいだろう。ホイールベースは、ランクル“300”と共通(80シリーズから続く伝統)の2850mm。その恩恵もあって、2列目と3列目のタンデムディスタンス(着座位置間の距離)はプラドより66mm増え、3列目からリアゲートまでの距離も25mm多くなっている。

収納スペース:開閉できるガラスハッチを採用

大人4人が満足でき必要な物を運べる荷室容量へと、ラゲージスペースが拡大したのも朗報だ。プラド(150系)と比較して2名乗車時のラゲージ容量は10L多い408Lを確保した。

7人乗りはサードシートを格納可能。さまざまな荷物を積めるフラット空間となる。ゴルフバッグ(9.5インチ)は4つ収納でき、床面がほぼフラットだからレジャー用品も安定する。

ZXとVXグレードは、リアゲートの上部にあたるガラスハッチだけ開閉させることもでき、狭い場所での荷物の出し入れのとき便利だ。また、ZXには、リアバンパーの下に足を出し入れすれば、リアゲートが自動開閉するハンズフリーパワーバックドアも装備する。

アクセサリーソケット(DC12V・120W)を装備し、ZXではアクセサリーコンセント(AC100V・100W)も備える。小物入れは各所に備え、フロントアームレスト(ステッチ付)&大型センターコンソールボックス、フロントカップホルダー(2個)、セカンドシートセンターアームレスト(カップホルダー2個付き)などを用意している。

トヨタ ランドクルーザー“250”の性能・燃費・装備

オフローダーとしての高い基本性能と、市街地などオンロードでの扱いやすさを両立させたトヨタ ランドクルーザー“250”。その走りの性能を引き上げるために投入されたメカニズムや、ランニングコストに関連する燃費など、気になるポイントをチェックしていこう。合わせて、安全性能や、装備・機能についても見ていこう。

走行性能:悪路のほかオンロードでも扱いやすく

"300"と同じ強固なラダーフレーム構造のGA-Fプラットフォームを採用。最新の溶接技術「非線形テーラードウェルドブランク」や、超高張力鋼板を採用した。プラドに比較して、フレーム剛性が50%アップ、車両全体の剛性は30%の向上を果たした。

また、優れた悪路走破性とともに、オンロードでも扱いやすさを追求。ランドクルーザー初となる電動パワーステアリング(EPS)とSDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)を搭載した。電動パワーステアリングは、オフロード/オンロードを問わない操作性を実現し、また、オフロードでのキックバックによって生じるハンドル取られを低減。SDMはスイッチ操作でフントスタビライザーのロック/フリーを切り替えることができる。

パワートレーンは2タイプ。2.8L直噴ターボディーゼルエンジン+ダイレクトシフト8ATの組み合わせと、2.7Lガソリンエンジン+6スーパーECTの組み合わせだ。また、センターディファレンシャルにトルセンLSDを採用。路面状況や走行状態に対して、前後のトルク配分を最適コントロールしてくれ、優れた走行安定性をもたらしている。

オフロード走行で路面上に応じた走行支援を選択できるマルチテレインセレクトを搭載(ZXグレード)。6つのモードからセレクトでき、DIRT(未舗装路など)、SAND(砂地など)、MUD(ぬかるむ路面)、DEEP SNOW(深雪路など)、ROCK(岩場など)のほか、AUTO(オート)のモードを設定した。

車両周囲の状況を映し出すマルチテレインモニター(ZXグレード)は、マルチテレインセレクト作動中に4つのカメラで、ドライバーの死角になりやすい車両周辺の路面を確認できるのだ。

安全性能:オフローダーであっても最新のシステム搭載

予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に採用する。「プロアクティブドライビングアシスト」は、一般道などでもドライバーの運転をさりげなく支援してくれる機能で、「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」などリスクを先読み。歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーのステアリング/ブレーキ操作をサポートしてくれる。

また、「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」をZXに標準装備、VXにオプションで設定する。自動車専用道路で渋滞時(0km/h~約40km/h)に、アクセル、ブレーキの支援に加え、ハンズオフも可能に。渋滞時の再発進もドライバーの操作なしでOKだ。レーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシストが作動し、ドライバーが前を向いているといった条件下となるが、渋滞時の疲労が軽減されてドライバーが助かる機能だ。

燃費性能:ディーゼル車はWLTCモード燃費11.0km/L

2.8L直噴ターボディーゼルエンジンは、コモンレール式燃料噴射システムを採用。トランスミッションはダイレクトシフト8ATを組み合わせ、WLTCモード燃費は11.0km/Lを達成した。尿素水溶液を尿素SCR触媒内に噴射することで、有害なNOx(窒素酸化物)を化学反応により窒素と水に還元する尿素SCRシステムや、DPR(排出ガス浄化装置)も採用する。

2.7Lガソリンエンジンは、トランスミッションに6スーパーECTを用いて、WLTCモード燃費は7.5km/Lを達成。デュアルVVT-i(吸・排気連続可変バルブタイミング機構)の採用や高圧縮比などが燃費に貢献している。

装備・機能:中級グレードでも本革シート装備

フロントマスクの仕様は、グレードで異なり、最上級グレードのZXはラジエターグリルなどがスタイリッシュなカラーリング。エントリーグレードのGXではブラックのバンパーを採用するなど無骨な仕様となる。

タイヤサイズもZXが265/60R20、VXが265/65R18、GXが245/70R18とグレードによって異なる。ホイールはいずれもアルミホイールで、ZXがマットグレー仕上げ、そのほかがダークグレーメタリックだ。

室内の装備は、ZXではTFTカラーメーターが12.3インチ。ディスプレイオーディオはZXとVXが12.3インチであるのに対して、GXのディスプレイオーディオは8インチとサイズが小さくなる。サウンド関係は、ZXがJBLプレミアムサウンドシステム(14スピーカー)で、VXがパイオニアプレミアムサウンドシステム(10スピーカー)だ。

ステアリングはZXとVXが本革巻き(ステアリンヒーター付き)で、ZXにはパドルシフトも加わる。また、シートは、ZXとVXが本革タイプだ。

トヨタ ランドクルーザー“250”おすすめポイント要約

原点回帰を謳い、オフロード性能にも磨きをかけて登場したランドクルーザー“250”。デビュー時(2024年4月)の通常モデルの新車価格は下記で、旗艦モデルの“300”に近いプライスを付けて登場した。

●ディーゼルエンジン車
・GX(5人乗り) 520万円
・VX(7人乗り) 630万円
・ZX(7人乗り) 735万円

●ガソリンエンジン車
・VX(7人乗り) 545万円

※合わせて、2タイプの限定モデル(ZX“ファーストエディション”、VX“ファーストエディション”)も発売。

ランクル兄弟は、どのモデルも高い人気を誇るが、この“250”もその例に漏れず、もうすでに多くのオーダーが入り、2年待ちなどという声も聞かれていた。ディーラー2店に問い合わせたところ、「今回のオーダー枠は埋まってしまった」という(2024年5月26日現在)。つまり、現在のところ、この2店では新規オーダーを受け入れられない状況らしいのだ。

ランクル“250”の購入には、運良くオーダーができ(または次のオーダー枠に入れることができて)、そのうえで納車までの時間を楽しむ覚悟も必要のようだ。中古車で良い出物に出会えるとよいが、プレミア価格の可能性があるだろう。

トヨタランドクルーザー250 2024年4月発売モデル

ZX

価格 735万円
排気量 2800cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 204 ps(150 kW)/3000〜3400rpm
最大トルク kg・m(51 Nm)/1600〜2800rpm
乗員 7名
燃費 -

VX

価格 630万円
排気量 2800cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 204 ps(150 kW)/3000〜3400rpm
最大トルク kg・m(51 Nm)/1600〜2800rpm
乗員 7名
燃費 -

VX

価格 545万円
排気量 2700cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 163 ps(120 kW)/5200rpm
最大トルク kg・m(25.1 Nm)/3900rpm
乗員 7名
燃費 -

GX

価格 520万円
排気量 2800cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 204 ps(150 kW)/3000〜3400rpm
最大トルク kg・m(51 Nm)/1600〜2800rpm
乗員 5名
燃費 -

ZXファーストエディション

価格 785万円
排気量 2800cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 204 ps(150 kW)/3000〜3400rpm
最大トルク kg・m(51 Nm)/1600〜2800rpm
乗員 7名
燃費 -

VXファーストエディション

価格 700万円
排気量 2800cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 204 ps(150 kW)/3000〜3400rpm
最大トルク kg・m(51 Nm)/1600〜2800rpm
乗員 7名
燃費 -

VXファーストエディション

価格 590万円
排気量 2700cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 163 ps(120 kW)/5200rpm
最大トルク kg・m(25.1 Nm)/3900rpm
乗員 7名
燃費 -

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