もし、車のセンサーの整備が間違っていたら !? 増加する、先進運転支援システムの補正整備に必須 ボッシュ:一般整備工場向けADASエーミングツール、10月1日発売
- 2018/09/13
- Motor Fan illustrated編集部
ボッシュは、自動ブレーキ、オートパーキングシステムなど、先進運転支援システムを搭載した自動車の補正整備(エーミング)を正確かつ効率的に行うためのツール、ADAS エーミングツール「SCT415・P アシストポール」 「ターゲットボード」を10月1日に発売する。
エーミングとは、車の特定の整備後に先進運転支援システム(ADAS)が認識する、センサー、カメラ、レーダーのゼロポジションを同システムに学習させる作業。
近年、自動ブレーキ、パーキングアシストシステムなど、先進運転支援システム(ADAS)を搭載した自動車は増加を続けており、自動ブレーキ(衝突軽減ブレーキ)の新車搭載率は2016年で既に約66%に達している。これらの自動車にはいくつものセンサー、カメラ、レーダーが搭載されており、人物、障害物、距離などを緻密かつ正確に検知することで車の安全な走行をサポートしている。しかし、エーミングが正しく行われていなかった場合、システムの「パフォーマンスの低下」や「制御の停止」といった問題につながる可能性がある。
今回、ボッシュが販売開始する「SCT415・P アシストポール」「ターゲットボード」は車の修理や整備の際、先進運転支援システムのエーミング作業を正確かつ効率的に行うために必須のツール。レーザー光を使って補正作業に必要なターゲットボードの正確な位置決めに要する時間を最大4分の1に短縮できる。また高い汎用性により輸入車・国産車問わず幅広い車種、システムに対応が可能で、今後発売される新車種や新システムへの拡張も可能。さらに、ボッシュはツールだけでなく、正確にエーミング作業を行うためのトレーニングと、一定の作業精度を保つための環境整備の監査・測量を定期的に提供することで、一般整備工場の抱える不安や疑問をトータルでサポートする。
■ボッシュ ADASエーミングツールの特徴
1、 世界売上高No.1自動車部品メーカーのボッシュならではの知見を活かしたツール、トレーニング、環境監査・測量で整備工場をトータルサポート
2、 レーザー光を使った正確かつスピーディーな位置決めにより作業時間を短縮
3、 SCT415と種類豊富なターゲットボードにより幅広い車種やシステムに対応
同ツールは欧米において2015年に発売開始され、多くの一般整備工場で活用されており、世界大手のグラスフィッターメーカーにも採用されている。さらに、多くの自動車メーカーに純正採用されており、すでに多くの安心と信頼を得ているツールだ。
また、これらの先進運転支援システムのセンサー類のエーミング作業は同センサー類の脱着時のみならず、アライメント調整、バンパー脱着、フロントガラス脱着等においても必須項目とされている。そのため、整備工場においては修理や整備の際に、正確なパーツの取り付けや正しいエーミング作業が必要になり、カーオーナーにおいてはそのような先進技術に対応した整備工場を選択することがますます重要になってくる。
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