HERE Technologiesは2月27日、通信業界における5G無線ネットワークの計画と展開を加速しつつ、ネットワーク計画運営コストの低減をサポートする、HERE Geodata Modelsを発表した。
HERE Geodata Modelsは、5Gアンテナ周囲の物理的環境を構成する建物、樹木、道路脇の地物(街灯、電柱、歩道橋、看板など)を表現する高精度で拡張可能な3Dデジタルモデル。この3Dモデルにより、5Gネットワークの計画者や無線周波数(RF)エンジニアは、リモートで現場の調査を行い5Gアンテナの配置を正確に計画することができるようになり、最適な通信エリアを構築できる。
●通信業界の5Gイノベーション、そしてその先に対応する3D位置データ
HERE Geodata Modelsは、HEREの企業向け高解像度3D地図ソリューション群に加わる。自動運転車両システム(SAE L1-5)では、HERE LanesとHERE HD Live Mapを活用することで安全性と快適性を高めている。また、VerizonとHEREは、5Gネットワーク、エッジコンピューティング、HERE HD Live Mapを統合することで、車と歩行者の衝突防止技術の開発を目指している。このソリューションは現在、大規模な交通シミュレーション、ラストマイル配送やライドシェアのピックアップ/ドロップオフ向けのより詳細な位置特定と
ナビゲーション、リアルワールドゲームの開発に向けてテスト中。