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TOKAI RIKA Digitalkey:クルマ向けデジタルキーシステムをLOMAのカーシェアサービス「LOMACA」へ提供

  • 2021/06/21
  • Motor Fan illustrated編集部
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東海理化とdotDによる戦略的協業ビジネス・TOKAI RIKA Digitalkeyの、スマートフォンで鍵の解錠/施錠ができるシステムがLOMAのカーシェアサービス「LOMACA」に採用され、5月より福岡市内にて実証実験を開始している。

「LOMACA」は、営業拠点から半径5キロ圏内へ、顧客の注文後30分以内にシェアカーを届けるサービス。 TOKAI RIKA Digitalkeyは、クルマの鍵の解錠/施錠をスマートフォンで行なうことができるシステムとして、 車載スマートデバイス「FREEKEY Box」と、実証実験用スマートフォンアプリ「FREEKEY for CAR」を「LOMACA」に提供する。スマートフォンに一時的にクルマの鍵の解錠/施錠の権限を付与することにより、顧客は非対面・非接触でシェアカーを受け取ることができ、利用後は希望のエリアのコインパーキングに駐車するだけで返却することができる。スタッフは返却を確認したら、車載用EVバイクにてシェアカーの回収を行う。

顧客にシェアカーを届け、EVバイクで戻るスタッフ

 TOKAI RIKA Digitalkeyが提供する車載スマートデバイス「FREEKEY Box」は、クルマの物理的な鍵を内部に入れた状態で車内に設置するだけで、スマートフォンのアプリ操作による鍵の解錠/施錠が可能となる仕組み。これにより、非対面・非接触でのクルマの受け渡しを実現している。また「FREEKEY Box」は車内への設置や電源接続も簡単かつスムーズに行うことができ、BLE※1通信のため、インターネットが使用できないオフライン環境でも鍵操作が可能。

 今後「LOMACA」でのデジタルキーの本格運用に向け、TOKAI RIKA DigitalkeyはAPI ※2とSDK ※3をLOMAへ提供する予定。大規模なシステム開発を要することなく、BLE通信による車載スマートデバイス操作機能、鍵の権限管理機能、各種ログデータとの連携が「LOMACA」の管理システム上で可能。これにより、サービスユーザーは別のアプリをダウンロードする必要なく「LOMACA」アプリより直接、鍵の解錠/施錠を行うことができる。

※1 BLE (Bluetooth Low Energy):電子機器などに使われる低消費電力の無線通信技術。
※2 API (Application Programming Interface):外部のアプリケーションとシステム連携をするための機能のこと。本件ではサービスユーザーのスマートフォンにデジタルキーを配信するために、LOMACAサーバーとTOKAI RIKA Digitalkeyのサーバーを連携させるための機能を指す。
※3 SDK (Software Development Kit):ソフトウェアを開発するために必要なプログラムや文書などをひとまとめにしたパッケージのこと。本件ではスマートフォン上のLOMACAアプリでデジタルキーの操作を可能にするためのプログラムのことを指す。

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