愛知製鋼:粗鋼生産高累計5000万トンを達成
- 2019/11/11
- Motor Fan illustrated編集部
愛知製鋼は、粗鋼生産高累計5000万トンを達成し、本日11月8日、知多工場内第2製鋼工場で記念式典を執り行った。
愛知製鋼株式会社は「よきクルマは、よきハガネから」という創業者 豊田喜一郎の熱い思いのもと、1940年に創業し、現在の刈谷工場において特殊鋼を生産、そして1943年には現在の主要生産拠点である知多工場が操業を開始した。モータリゼーション進展による需要増に応える生産性向上に加え、自動車の環境保全・軽量化・高出力化に対応する高強度で被削性の高い鋼の開発・量産に取り組んできた結果、創業以来79年での生産記録到達となった。
具体的には、国内初の平炉によるによる特殊鋼生産を開始した他、1982年には、世界で初めて複合製鋼プロセスを確立し、電気炉~取鍋精錬炉~真空脱ガス装置~連続鋳造設備を連続配置したことで、多種多様な鋼種を高い生産性で製造すると同時に、品質向上とエネルギーコスト低減も達成した。これは、その後の製鋼設備近代化のモデルとなり、高く評価されている。その他、150トン、60トン電気炉2基へのライン集約による生産体制の効率化に加え、2011年に竣工・稼動したNo.3ブルーム連続鋳造機を皮切りに、鋼材生産プロセス改革としての圧延・精整工程の再構築により、高品質な鋼材を短納期かつ安定的にお客様にお届けする体制を構築してきた。
今後も、多様化するお客様のご要望に対応すべく、競争力のある特殊鋼・ステンレス鋼の生産に取り組んでいく。そして、素材メーカとしての強みを活かしながら、付加価値の高い製品をお客様に提供し、次世代社会の発展に貢献していく。
【参考】知多工場 粗鋼生産のあゆみ
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