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最大トルク発生回転数は3000rpm、この低回転エンジンは頼もしい存在だ。/モト・グッツィ・V9 BOBBER SPORT

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⚫️ディテール解説

オーソドックスなフロントマスク。丸形ヘッドランプに装備のミニバイザーはアルミ製。光源はH4バルブが使われている。
バランスとしてフェンダーが小さく見える。フロントタイヤは130/90-16インチサイズ。韓国産コンチネンタルのConti Milestoneを履く。フロントのシングルディスクはφ320mmローターをフローティングマウント。油圧キャリパーはブレンボ製の対向4ピストンタイプだ。
伝統の縦置き90°Vツインエンジンは、空冷のOHV2バルブ。コンパクトなシリンダーヘッド・デザインが印象深い。クラッチはφ170mm乾式単板タイプが採用されている。
スイングアーム式リアサスペンションは2本ショックタイプ。オーリンズのサブタンク付きショックユニットを採用。φ260mmシングルディスクにはブレンボ製油圧キャリパーがボトム側に採用されている。
左右のブラックマフラーは若干の傾斜はあるが、ほぼストレートに伸ばされている。スイングアームの右側には後輪駆動用のシャフトが内蔵されている。
ほぼフラットなドラッグバーハンドル。軽く手前に絞られ、ブラックアウトされたパイプバータイプだ。
いたってスッキリとシンプルな丸形シングルメーター。電気式だがスピードはアナログ表示。モノクロ液晶ディスプレイは切り換えにより多彩な情報表示ができる。
ディマーやパッシングはスイッチボックス前方部で人差し指で操作。モードスイッチはメーター液晶ディスプレイ内の表示内容を切り替えできる。ウインカースイッチの右側はトラクションコントロール用。OFFも含めて3段切り替えができる。
デザインにこだわりを感じられるハンドル右側スイッチ。上からハザード、プッシュ式のエンジンキルスイッチ、一番下が始動用スタータースイッチだ。
シングルシートを装備した割り切りが潔い。元々ショートシートの採用がBOBBERの特徴だったが、リヤシートが取り払われた。
ダブルクレードルタイプのパイプフレームはタンク下からシートレールへストレートに続く、そのフレームワークにも懐かしさを覚える。
リヤビューも実にオーソドックス。往年のスポーツバイクに見られたスタンダードなデザインがそこにある。

◼️主要諸元◼️

エンジン:4ストローク 空冷90°V 型 2 気筒 OHV 2バルブ
総排気量:853cc
ボア × ストローク:84mm×77mm
最大出力:40.44kW(55HP)/6,250rpm
最大トルク:62Nm/3,000rpm
燃料供給方式:マレリ製電子制御燃料噴射システム シングルスロットルボディ
始動方式:セルフ式
トランスミッション:6速リターン
クラッチ:Φ170㎜乾式単板クラッチ

フレーム:高張力鋼管ツインチューブクレードルフレーム
フロントサスペンション:Φ40㎜油圧式テレスコピックフォーク
リアサスペンション:オーリンズ製油圧式ツインショックアブソーバー フルアジャスタブル
フロントブレーキ:320mmステンレス製シングルフローティングディスク ブレンボ製対向4ピストンキャリパー
リアブレーキ:260mmステンレス製フローティングディスク ブレンボ製対向2ピストンキャリパー
フロントホイール:3.50"x16"アルミダイキャスト
リアホイール:4.00"x16"アルミダイキャスト
フロントタイヤ:130/90-16"
リアタイヤ:150/80-16"

全長/全幅/全高:2,185mm/840mm/1,160mm
シート高:785mm
ホイールベース:1,465mm
燃料タンク容量:15ℓ
車両重量:210kg
セーフティシステム:MGCTトラクションコントロール、ABS

製造国:イタリア

◼️ライダープロフィール

元モト・ライダー誌の創刊スタッフ編集部員を経てフリーランスに。約36年の時を経てモーターファン バイクスのライターへ。ツーリングも含め、常にオーナー気分でじっくりと乗り込んだ上での記事作成に努めている。

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