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【再現度ヤバし!】ホンダNSR50を本気のテレフォニカモビスター化

  • 2020/04/13
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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写真左はテレフォニカモビスターカラーのRCV-mini。写真右は2001年、鈴鹿サーキットで世界GP250ccクラスでポール・ツー・ウィンを決めた加藤大治郎と、世界GP250ccホンダワークスマシン「NSR250」(月刊モト・チャンプより)。

ホンダNSR50/80用フレーム改に、縦型エンジンを搭載したカスタム「RCV-mini」。写真は伝説の日本人GPライダー・加藤大治郎が駆った世界GP250ccクラスのシリーズチャンピオンマシン「ホンダNSR250」をRCV-miniで再現したもの。ダイジローのテレフォニカモビスターが、Nチビ改で蘇った!
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
PHOTO●てつかたかし(TETHUKA Takashi)
※4MINIチャンプ7より(2004年発売)

伝説のゼッケン♯74 大治郎のNSR250を、縦型4ストエンジン搭載のNチビ改【RCV-mini】でカスタマイズ

製作:ファルコン

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ホンダのワークスマシン・NSR250で世界GP250ccクラスの2001年シリーズチャンピオンを獲得した加藤大治郎(月刊モト・チャンプより)。ミニバイク時代から、“ダイジロー”の愛称で親しまれた。2003年、鈴鹿サーキットでのMotoGP決勝レース中の事故により26歳で永眠。

2ストのNSR50を駆る、ミニバイク時代の加藤大治郎(第一回JMCCにて/月刊モト・チャンプより)。青木兄弟、武田雄一などなど、NSR50を足掛かりにロードレースで活躍したライダーは数多い。
 写真のカスタムは、2001年、世界GP250ccクラスにフル参戦2年目にして11勝を達成し、見事シリーズチャンピオンに輝いた、ゼッケン♯74の「ホンダNSR250」カラーにペイントされたRCV-mini。ゼッケン♯74の「ホンダNSR250」を駆ったライターは、MBX50改やNSR50改などのミニバイクレースを経て、見事に“世界イチ”を勝ち取った加藤大治郎だ。

 このレプリカは、上記のレプソルカラーと同じく、Nチビの12インチフォルムとのバランスも絶妙な、「RCV-mini」のキットを用いて違和感のないシャープなフォルムに演出されている。

「RCV-mini」のポイントは、剛性の高いNSR50/80用フレームや足周りを用いているため、オーバー15馬力の125ccフルチューンエンジンでも、ガンガンに攻めれること。写真の「RCV-mini」は、ミニバイクレースまるち杯全国大会の4ストクラスで優勝するなど、数々の栄冠に輝いた生粋のレース仕様。エンジンは、SP武川製キットなどで125ccにフルチューン。フロントカウル内にオイルクーラーを配置するなど、高回転域を多用するレーサーならではの機能が盛り込まれている。

 当時このRCV-miniキットは、15万円弱で発売。NSR50/80の車両に加え、CB50系やエイプ系の縦型エンジンが別途必要だが、ネットオークション等で発売されている中古バーツを上手に使えば、リーズナブルな価格でレース用4ストロークマシンに仕上げることができた。

「RCV-mini」は、全体的にはシャープでスリムなイメージながら、意外に大振りなリアビューが特徴。リアカウルから顔を出しているアップ型センター出しのマフラーは、チューニングエンジンやレースにも対応する「RCV-mini」のキットに付属のチタン製。

 なおファルコンではレース専用車のほか、保安部品の付いた公道走行可能バージョンの製作も手掛けていた。

「RCV-mini」の外装パーツは、MotoGPマシンの「RC-211V」をイメージしてデザインされている。
シャープでスリムなイメージながら、大胆なリアビューを演出。
チューニングエンジンやレースにも対応する、チタン製アップ型センター出しのマフラーを装着。
“レースで勝つこと”を追求した、シンプルでレーシーなハンドル周り。
フロントカウルの奥にはオイルクーラーを設置。
バンク角を稼げるアップ型のセンター出しマフラーを装備。
レーシーなテール周り。マフラーは軽量なチタンを採用。
カウルには「RCV-mini」のロゴを配置。

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