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2020モーターファンテックエキスポ:株式会社ヴァレオジャパン ヴァレオ:48Vクローポール式モーターで自律型電動配送ドロイドを開発

  • 2020/06/15
  • Motor Fan illustrated編集部
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ヴァレオは、中国に拠点を置く大手 e コマースプラットフォームで食品配送サービスプロバイダーである Meituan Dianping と共同で、自律型の電動配送ドロイドのプロトタイプであるヴァレオ eDeliver4U を開発しました。

□ 安全
□ 環境・エネルギー・資源
□ エンジン・トランスミッション
■ EV/HVシステム
□ 実験・計測・車両開発・生産・製造
□ 情報・通信・エレクトロニクス
□ その他

 長さ 2.80 m、幅 1.20 m、高さ 1.70 m のドロイドは、1 回の配送で最大 17 食を運搬でき、汚染物質を排出することなく、密集した複雑な都市環境を約 12 km / h で自律的に走行します。約 100 ㎞の自律性を備えたこのプロトタイプは、特に世界中で増えているゼロエミッションゾーンにおける宅配が今後どのようになるかを垣間見せてくれます。 Meituan Dianping のコネクテッドデリバリーボックスは、エンドカスタマーがスマートフォンのアプリケーションで予約できる安全なデリバリーを可能にします。

 ドロイドの電動自律走行には、すでに量産されており、自動車業界のスタンダードに適合したヴァレオのテクノロジーが使われているので、高度な安全性が確保されます。 ドロイドは 4 台のヴァレオ SCALA®レーザースキャナー(量産車に既に搭載されている唯一の自動車用LiDAR)、フロントカメラ、2 台の魚眼カメラ、2 台のレーダー、6 台の超音波センサー、ソフトウェアと人工知能を備えており、これらのセンサーとアルゴリズムによる検知システムによって自律的に動作します。 電動シャーシは、ヴァレオ 48V モーターと、システムの頭脳として機能して推進力をコントロールするインバーター、減速機、48V バッテリー、DC / DC コンバーター、ヴァレオ 48V バッテリーチャージャー、電動パワーステアリングとブレーキシステムを備えています。

「この配送ドロイドは、私たちが開発した技術プラットフォームを活用することで新しい形態のモビリティにも対応するヴァレオの能力を示しています」と、 ヴァレオの会長兼最高経営責任者であるジャック・アシェンブロワは述べています。「プラットフォームのモジュール化により、ヴァレオの技術は自動車、自律シャトル、ロボタクシー、さらにはドロイドにも簡単に搭載することができます。 これらの新市場において、ヴァレオは車両の電動化、運転支援システム、自動運転におけるリーダーシップをさらに強化できるでしょう」

48V ベルト駆動式電動アクスル "eAccess"

ベルト式スターター・ジェネレーターをベースにしたフル推進システム(クローポール式モーター)
・超小型モビリティ、グリーンスローモビリティなどのパワートレインとして最適なソリューション
・最大出力12kW、定格7kWで最大重量700 kgの車両に対応
・用途毎に最高速度/登板性能を最適化するため9:1から21:1のギヤ比に対応
・独立したサスペンション及びリジッドアクスルドライブに対応
・アフォーダブルなマイルドハイブリッドの電動化ソリューションからの派生
・市街地走行を可能にする性能を確保
・軽量(22kg以下)、コンパクト(パッケージングサイズ:320x240x390mm)
・完全空冷式システムで、費用対効果が高く、搭載が容易
・短期間で市場投入可能:最初の量産は2020年6月に開始予定
・モジュラー構造:上位クラスへの出力アップ可能



お問い合わせ先:パワートレインシステムズ・筏 洋一郎
yoichiro.ikada@valeo.com