• モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
2020 モーターファン・テック・エキスポ
  1. TOP
  2. 2020 モーターファン・テック・エキスポ
  3. 技術/サービス
  4. THK:機械要素部品に簡単装着し「見える化」を実現する「OMNIedge」

2020モーターファンテックエキスポ:THK株式会社 THK:機械要素部品に簡単装着し「見える化」を実現する「OMNIedge」

  • 2020/06/16
  • Motor Fan illustrated編集部
このエントリーをはてなブックマークに追加

OMNIedgeは、今年の1月より提供を開始いたしました製造業向けIoTサービスです。機械要素部品にセンサを取り付けるだけで部品の状態を見える化し、最適なメンテナンスの時期が分かります。現在稼働している設備への設置、「レトロフィット」ができ、通信なども、難しい設定はいりません。データは閉じられたネットワークで安全に運用いたしますので信頼性も高く安心してご利用いただけます。すぐに始めていただけるよう、料金体系もサブスクリプション型にしておりますので、導入時の機器購入もございません。いざ始めようとするとハードルが沢山あったIoTをワンパッケージ化、「簡単」「安全」「初期コストゼロ」を実現し、たいへん始めやすく、使いやすいIoTサービスになっております。

□ 安全
□ 環境・エネルギー・資源
□ エンジン・トランスミッション
□ EV/HVシステム
■ 実験・計測・車両開発・生産・製造
■ 情報・通信・エレクトロニクス
□ その他

商品化の背景

 弊社の主力製品、LMガイドをはじめとした機械要素部品をお客様にご提供させていただく中で、以下のような課題を伺いました。
 
 1つ目は、機械要素部品は破損してから気付くことが多いというお声です。機械の急な停止やいわゆる「ドカ停」を多くの方がご経験をされており、その対策として、まだ使える部品を時間単位で定期交換、急な破損に備え在庫を多めに保持していることがございました。
 2つ目は、メンテナンスをベテランの経験や勘を頼りにして運用されている点です。人手不足や技能継承の観点から、属人化しない仕組みにしたいというお声が非常に多いです。
 最後にIoT化を進める上で、コストや手間が思っていたよりもネックになっている点です。
 
 これらの課題を解決することはできないかと考え製造業向けIoTサービスOMNIedgeを開発いたしました。

仕組み

 機械要素部品にセンサをつけ、それらの状態を数値化(見える化)できる点が大きなポイントです。また、設定いただいた閾値を超えるとご担当者様にメールでお知らせできます。

 センサはワンタッチで簡単に部品に装着ができます。振動センサを使用し、LMガイドの振動データより、破損と潤滑状況を見える化します。

 通信環境やセキュリティ面は、NTTドコモ様、CISCOシステムズ様にご協力いただき安全に運用いただけます。NTTドコモ様は国内No.1の通信回線の御実績、CISCOシステムズ様も安全性の高い通信技術をお持ちであり非常に信頼性が高く安心です。これらの安心・安全な環境が導入当初から整っていることも特長です。

 費用面ですが、初期コストゼロ、サブスクリプション型料金を採用いたしました。センサなどの機器、通信費、アプリケーションまでをワンストップでご提供いたします。
(導入時の機器購入費用はかかりません)

これから

 まずは機械要素部品の状態を見える化することからスタートいたしますが、今後は装置にある他の部品データとの連携なども視野に入れて開発を進めております。

 OMNIedgeについて詳しく話を聞きたいという方はIOTイノベーション本部までお問い合わせください。HPから気軽にできるオンライン相談も実施中です。

https://www.thk.com/omniedge/jp

お問い合わせ先:THK株式会社 IOTイノベーション本部 企画・マーケティング部
OMNIedge/リニアモータ・制御セクション 水田笑
n.mizuta@thk.co.jp