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カスタムは自由自在!モンキーだからこそ出来る、レプリカ・モンキーのカスタム伝 ♯1 【元はホンダ・モンキーです】ホンダRC211V、カワサキZ2を忠実に再現!

  • 2019/09/24
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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モンキーをベースに、ホンダのMotoGPワークス「RC211V」を再現したカスタム(ストリート仕様)。

モンキーカスタムの醍醐味、それは小さな外観で、憧れの名車を再現できること。工夫次第では、本物を超えるフォルムに仕上げることも可能だ。中古車市場でも人気を誇る、50ccモンキー(生産終了)をベースにした、伝説のレプリカカスタムをご紹介しよう。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

下記のベースマシン=実はモンキーです!

写真は1997年(平成9年) に発売されたモンキー生誕30周年記念モデル。
 小さくて可愛い車体のため、プラモデル感覚で自宅でも手軽にカスタムが楽しめる50ccのモンキー。生産終了後は125cc版も登場したが、50cc版は中古車市場のタマ数の多く、現在でもカスタムベースとして高い人気を誇っている。

 特に涙型の「ティアドロップ型ガソリンタンク」を採用した、キャブレター仕様の1978年~2006年モデルは、カスタムパーツも非常に豊富で、自分の思い描く独自のスタイルにチェンジできるのが大きなポイントだ。

公道走行も可能な、レプソルカラーの「ホンダ RC211V」レプリカ

製作:伽羅コレクション ※4MINIチャンプ7(2004年発売)より

「伽羅コレクション」澤身の力作ともいえる、モンキーをベースにしたRC211Vレプリカ。同社のRC211Vレプリカキットは、前後10インチホイール、ロンクスインクアーム、ロングフロントフォークを装着したモンキーを前提にデザインされた街乗り仕様だ。

 アッパーカウル、サイドカウル、アンダーカウル、タンクカバー、シート、ナンバーステー、ヘッドライト、テールランプ、スクリーンが1セットになっていた(当時の価格は9万3450円・白ゲルコート/現在は廃番)。

 写真はレプリカキットに、ホンタのMotoGPワークス、RC211V(RC212VやRC213Vの前身)のカラーリンクを施した外装キット装着モデル(当時の塗装済みRC211Vレプリカキットの価格は18万9000円/現在は廃番)。

造形はもちろん、塗料にも徹底的したこだわりあり!

2001年から2006年、ホンダワークスとしてMotoGPに投入された「RC211V」。写真のライダーは、2006年に年間チャンピオンを獲得したニッキー・ヘイデン。
 2004年(平成16年)の取材当時、まず驚いたのが、その芸術的なフォルムと質感の高さ。いくつもの曲線が織りなす、美しくて流れるようなボディラインは、見ているたけでもトロケそうな気分になった。

 2019年現在、筆者は20数年に渡り、数々のモンキーカスタムを見てきたが、このカスタムは「ここまでやるか!」と思わせるほど、類まれな完成度を誇っていた。

 10インチホイールに合わせたボディ設計により、12インチホイール採用のエイプをベースにしたRC211Vレプリカ比べ、一回り小さなフォルム。しかしその圧倒的な存在感は、他のカスタムショップや一般のカスタマーが手掛ける12インチのRC211Vレプリカをリードした、繊細かつ堂々たるもの。

 近くで目を凝らし、実際に見てみないと分からないような、ほんのわずかな凹凸にもこだわるなど、時間とコストがかかる困難な製法を、あえて用いているのがポイントだ。

 このレプソルカラーは、塗料にもこだわりあり。例えば一見ブラックに見える、深みのあるブルー。 これは、プラモデル用の塗料を研究し、吟味したもの。また、オレンジの塗料も、厳選に厳選を重ねたものを使用したものだ。

 マフラーはオリジナルの右側横出しのチタンマフラーを装備。テールカウルから伸びるセンターアップ出しマフラーはダミー。

 造形の深いタンクカバー、ミニランプが埋め込まれたフロントカウル、スピード&タコをレイアウトしたメーター類など、細部まで徹底したつくりも特筆すべきところ。伽羅コレクションの職人技が光る、モンキーカスタム史に残る、正真正銘の伝説の1台だ。

●カスタムDATA

★エンジン:
SP武川 Rステージ88cc
伽羅コレクション MotoGPタイプ フルチタンマフラー(廃番)

★足周り:
Gクラフト 160mmロングスイングアーム(モノショック)
Gクラフト スピットファイヤーホイール(10インチ)
NSR用フロントフォーク

★外装系:
モンキーRC211Vレプリカキット(廃番)
Gクラフト バックステップ
ハリケーン セパレートハンドル

モンキーカスタムの定番「Z2」レプリカ

製作:Gクラフト 

「Z2(ゼッツー)」の愛称でもおなじみの名車、カワサキ Z750RS。
 「50cc」「キャブレター仕様」のモンキー用外装パーツで人気なのが、“Z2ルック”に仕上げてくれるアイテムたち。

 写真はモンキー用パーツの老舗「Gクラフト」が手掛けたZ2カスタム。外装はもちろん、極太160mmロングアルミスイングアーム、前後10インチホイール(ノーマルは8インチ)、NSR用φ30フロントフォーク、前後ブレンボ製キャリパー(フロントはラジアルマウント式の4P)など、足周りも徹底チューン。

 ガソリンタンクは、ノーマルのティアドロップ型タンクを、人気のZ2カラー(オレンジ×パープル)にペイント済みだ。

●カスタムDATA

★エンジン:
Gクラフト BOSマフラー

★足周り:
Gクラフト 160mmロングスイングアーム
Gクラフト アルミホイール(10インチ)
Gクラフト マルチタイプステムキット
NSR用フロントフォーク
ブレンボ ラジアル4Pキャリパー(前)
ブレンボ ラジアル2Pキャリパー(後)
Gクラフト フロントキャリパーサポート

★外装系:
Gクラフト 3Pバックステップ
Gクラフト カスタムシート
Gクラフト GDFサイドカウル+シートカウル
Gクラフト フロント チビフェンダ―
Gクラフト ナンバープレートステー
Gクラフト フロントビキニカウル

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