レクサス レクサス LX 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
- 2023/08/07
レクサス LXの新型モデル情報を紹介します。レクサス LXの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。レクサス LX新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
レクサス LX新型モデルの概要

レクサス LXは、同ブランドのSUVラインアップにおいて、フラッグシップのポジションに鎮座するモデル。1996年に、ランクル「80」をベースに北米で販売が始まったLXだが、ここに紹介するのは4代目で、ランクル「300」と関係が深い成り立ちだ。
この4代目LXの日本でのデビューは、2022年1月。レクサスの最上級クラスのモデルだけに、ラグジュアリーな装いをまとい、新車価格1250〜1800万円のプライスタグを掲げて発売された。
フルサイズSUVとして5mを超える全長と、2mに迫る全幅を持つ大型ボディが特徴。搭載エンジンは、V6・3.5Lツインターボエンジン1タイプで、グレード構成は「LX600エクゼクティブ」を筆頭にして、スタンダードグレードの「LX600」、悪路走破性を高めた「LX600オフロード」をラインアップする。「LX600」と「LX600オフロード」には7人乗りと5人乗りを用意。「LX600エクゼクティブ」はセカンドシートの居住性を追求して優雅な移動を約束する4人乗りとなる。
レクサス LXの外観・内装デザイン

フラッグシップに相応しい力強さと、洗練されたプロポーションを採用したというレクサス LX。フロントマスクのスピンドルグリルがまず目を引く外観や、オフロードでも安心とくつろぎをもたらす空間に仕立てた内装デザインについて見ていこう。
外観:フレームのないスピンドルグリルを採用
機能性と優雅さが調和したレクサスらしいフォルムに、スピンドルグリルを採用。7組のフローティングバーで立体的な形状を創造し、フレームを持たないシームレスな構成のグリルだ。また、サイドラジエーターグリルも冷却性能を確保するため開口部を大きく取ったデザインだ。
フロントピラーをやや後方配置のキャブバックワードデザイン。骨太なボディに合わせたレクサス最大の22インチタイヤがいかにも走りの確かさを主張する。リア中央のブランドマークは、従来のL字マークから新たなLEXUSロゴに刷新。リアコンビネーションランプは、L字形状と一文字デザインを組み合わせた。
新たに登場したグレードの「オフロード」は専用エクステリアが特徴で、マットグレー塗装のホイールや、ブラック塗装のホイールアーチモール、黒光輝塗装を施したフロントグリルなどを採用した。
内装:アシストグリップが過酷なシーンをサポート

インパネはすっきりした印象の二段構成で、上段はエアコンの吹き出し口を左右にオーバーハングさせて水平基調を強調。下段では左右ドアアシストグリップまで連続した造形で、包み込むような安心感を提供する。このアシストグリップは、オフロード走行時、同乗者の姿勢保持のしやすさを追求して、太さや角度にこだわった。また、フロントドアトリムの肩口や腰部に柔らかなソフトパッドを採用するのは、プロテクト性を強調して、乗員に安心とくつろぎを提供するためだ。
コックピットは、より運転操作に集中できる「Tazuna Concept」を採用。ヘッドアップディスプレイの配置や、インパネ上段に装備の12.3インチタッチディスプレイをナビ画面とすることなどで、スムーズな視線移動も実現した。オフロード走行時においてもドライバーの操作性を高めるため、各スイッチの最適配置も徹底している。
レクサス LXのサイズ・室内スペース

国産最大級の大型ボディを持ち、堂々した風格が漂うレクサス LX。全長5mを超えるボディのサイズは、他のモデルと比較してどの程度のものかまずチェックしてみたい。そのほか、優れた居住性を誇る室内スペースや、カーゴスペースの実用性を含めて収納の面についても、注目のポイントを確認していこう。
ボディサイズ:存在感と迫力に満ちたフルサイズボディ
ボディのスリーサイズは、全長が5100㎜、全幅が1990㎜、全高が1835㎜で、先代モデルより全長が20㎜長く、全幅が10㎜広くなった程度。サイズに関しては大きな変化はないものの、迫力ある大型ボディは、あらゆるシチュエーションで存在感バツグンだ。
同じレクサスのRXと比較すると、200mm以上長く、70mmワイドで、130mm以上も背が高く、圧倒的な力強さを感じるボディだ。このサイズともなれば、やはり住宅街などで気を使うシーンは多く、最小回転半径も6mなので、取り回しは決してイージーではない。しかし、このボディの大きさこそがLXならではの魅力のひとつにもなっている。
室内スペース:エグゼクティブは4座独立式シート

用意された3グレードのうち、スタンダードな「LX600」と、過酷なシーンでの使用を想定した「LX600オフロード」は、7人乗り(3列シート)と5人乗り(2列シート)をラインアップする。室内の寸法は、長さ2755mm(5人乗りは1950mm)、幅1630mm、高さ1190mm。ボディの大きさにふさわしい広い室内が用意され、セミアニリン本革シートなどプレミアムな設えが魅力のスペースとなっている。
なかでも「LX600エクゼクティブ」は4人乗りとして、優雅さにこだわったモデル。4座独立式のシートを採用し、専用リアパワーシートの最大48度のリクライニングと、最適な座面角度のコントロールによって、負担が少ない姿勢をワンアクションで実現する。しかも、オットマンを展開し、240mm助手席スライドと約114mmのエクストラスライド機能を併用することで、レッグスペースは1000mmを誇る。
収納スペース:スイッチ操作で広い荷室が出現
便利な機能を集約したセンターコンソールを採用。美しいデザインのカップホルダーのほか、小物入れ、左右両開きコンソールボックスなど収納スペースも過不足なく用意した。


カーゴスペースの使いやすさも追求されていて、「マルチシートオートアレンジ」(ラゲージスペース拡大機構)を採用。荷室のオートアレンジスイッチ操作によって、フロントシートも含む全てのシートが動き、広大な荷室を作り出す。このときの荷室の長さは約2082mm、幅は約1322mm(最大幅)、容量は1977Lを誇る。リアバンパーの下に足を出し入れすることで自動開閉を行うハンズフリーパワーバックドアも装備する。
ちなみに、7人乗り仕様では、セカンドシート肩口のスイッチを押すことによって、セカンドシートを電動で跳ね上げるなど、サードシートへの乗降性をより容易にするウォークイン機構を備えている。
レクサス LXの性能・燃費・装備
オンロード、オフロード問わず、優雅な移動体験を提供することを謳い登場したレクサス LX。その特別な時間を演出するために磨かれた走りの性能のほか、気になる燃費についても確認してみたい。合わせて、安全面やマルチメディアシステムなど装備・機能についても見ていこう。
走行性能:低速からのフラットなトルクが魅力
パワーユニットは、先代の5.7LのV8エンジンに代えて、3.5LのV6ツインターボガソリンエンジンを新たに搭載。V8自然吸気エンジンからダウンサイジングしつつも、ターボ化によってパワーは大幅向上していて、最高出力305kW(415ps)、最大トルク650N・mを発揮する。組み合わせるトランスミッションはDirect Shift-10ATとなる。
新GA-Fプラットフォームを採用し、伝統のラダーフレームを刷新。最新の溶接技術の活用などで、高剛性(従来型比+20%)かつ軽量なフレームとして、静粛性や走りの質の向上も果たしている。また、高張力鋼板の採用箇所を拡大し、ボンネット、ルーフ、全ドアパネルにアルミを用いることで、約200kgの軽量化や、低重心化、前後重量配分の改善を果たした。そのほか、新AHC(アクティブハイトコントロールサスペンション)、AVS(アダプティブバリアブルサスペンション)を採用。フレーム車でありながらオンロードでの高い車両コントロール性と優れた乗り心地を実現している。
悪路走破性のさらなる進化も見逃せない。伝統のボディオンフレーム構造やリアのリジッドサスペンションなど、ハード性能を磨き上げた。路面状況に応じたオフロード走行支援を6つのモード(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCK)から選択できるマルチテレインセレクトや、オフロード走行をアシストするクロールコントロールなどのソフトウェアも進化を果たしている。
新たに登場したグレードの「LX600オフロード」では、センターに加えて、フロントとリアにもディファレンシャルロックを備えて、車輪がスタックした場合の脱出性をアップ。18インチタイヤは65%の高い偏平率を持ち、悪路での路面追従性を高めている。
安全性能:「Lexus Safety System +」を装備
先進の予防安全技術「Lexus Safety System +」を採用。単眼カメラとミリ波レーダーの性能アップで、「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大し、交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能になっている。加えてドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援や、低速時の事故予防をサポートする低速時加速抑制などの機能も追加された。
また、同一車線内の中央を走行できるよう操舵を支援する「レーントレーシングアシスト」の車線認識にAI技術を活用。支援範囲を拡大し、よりスムーズで途切れにくい操舵支援を実現した。そのほか、「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」に、カーブの大きさに合わせて減速する機能を採用するなど、安全面の配慮が徹底している。
ヘッドライトでは、ブレードスキャンアダプティブハイビームシステム(AHS)を採用。高速回転するブレードミラーにLEDの光を反射させ、その残像効果によって滑らかに前方を照らすものだ。照射エリアと遮光エリアをきめ細かく調整でき、遠方の歩行者や路肩、標識などをより早く認知できる配光を実現する。
燃費性能:WLTCモード燃費は、8.0〜8.1km/L
高効率ツインターボを採用し、低速から立ち上がるフラットなトルク特性を持つ3.5L・V6ツインターボガソリンエンジンや、ギアステップのクロス化をもたらしたDirect Shift-10ATを搭載。気になる燃費データ(WLTCモード燃費)は、「LX600オフロード」が8.1km/L、そのほかのグレードが8.0km/Lだ。
5.7Lの自然吸気V8エンジンを搭載する先代モデルは、JC08モードで6.5km/L。WLTCモードのほうが低い数値になるはずなので、その点から見て、ダウンサイジングのツインターボエンジンと10ATを搭載したこの4代目LXは、燃費向上を果たしていると判断してよさそうだ。
装備・機能:指紋認証スタートスイッチを全車装備
インパネに上下2画面のデュアルディスプレイを採用(どちらもタッチディスプレイ)。上段は12.3インチディスプレイで、ナビやオーディオ画面を表示し、オフロード走行時にはマルチテレインモニターにもなる。下段は7インチで、空調コントロール画面や、ドライブモードセレクトなど走行系の画面を表示する。
車両周辺の状況確認を4つのカメラでサポートするマルチテレインモニター。ドライバーの死角になりやすい車両周辺の路面状況を確認でき、アンダーフロアビューに切り替えると、手前で撮影された映像を床下透過映像として提供し、車両下の状態や前輪の位置などの確認に役立つ。
また、上下2画面のディスプレイなので、上段の画面でカメラ画像を映しながら、下段で車両状態を表示。画面の表示を切り替えることなく、オフロード走行時の状況を把握できるのがありがたい。
そのほか、注目は、LEXUS初の指紋認証スタートスイッチ。スタートスイッチ中央の指紋センサーにタッチすると、登録された指紋情報と照合。指紋情報が一致しなければエンジンが始動しないシステムだ。スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながらの操作となるが、セキュリティの向上は大いに歓迎したいことだろう。
また、サイドドアイージークローザーも便利だ。イージークローザー機能で半ドア状態から全閉の状態にしてくれ、ドアを閉めるときの使い勝手を向上させている。
レクサス LXおすすめポイント要約
4代目となるレクサス LXは、伝統のオフロード性能とオンロード性能を両立することで、快適な移動体験を提供している点が魅力だ。しかも、独立式4座仕様の「LX600エクゼクティブ」や、ヘビーデューティな仕様で専用エクステリアを採用する「LX600オフロード」を用意するなど、多様なニーズに応えるラインアップも特徴だ。
レクサスのフラッグシップSUVならではのラグジュアリーなインテリアや、先進の装備アイテムなども注目のポイント。かなり高額なプライスタグだが、魅力を満載するモデルだ。
なお、現在(2023年7月初旬の時点)のところ、新車オーダーは、まだ注文が停止の状態。新車検討の際は、レクサスディーラーへの問い合わせがまず必要になりそうだ。
レクサスLX 2025年5月発売モデル
LX700h 特別仕様車 HIDEKI MATSUYAMAエディション
価格 | 1,700万円 |
---|---|
排気量 | 3500cc |
駆動方式 | フルタイム4WD |
最高出力 | 408 ps(300 kW)/5200rpm |
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最大トルク | kg・m(66.3 Nm)/2000〜3600rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
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