マツダ マツダ MX−30EVモデル 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
- 2025/01/14
マツダ MX-30 EVモデルの新型モデル情報を紹介します。マツダ MX-30 EVモデルの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。マツダ MX-30 EVモデル新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
マツダ MX-30 EVモデル新型モデルの概要
マツダ MX-30 EVモデルは、扱いやすいコンパクトなSUV、MX-30のバッテリーEVバージョン。マイルドハイブリッドモデル同様、センターオープン式ドア構造の「フリースタイルドア」を持ち、マイルドハイブリッドモデルの登場から遅れること3か月の2021年1月に発売となった。
なお、ロータリーEVモデルが、2023年9月に予約販売を開始している。
ここで紹介のEVモデルは、マイルドハイブリッドモデル同様、2022年10月に改良を発表。2024年10月にも改良を受け、その際、ラインアップは、ベース車(EV)のほか、「Modern Confidence(モダンコンフィデンス)」、「Retro Sports Edition(レトロスポーツエディション)」の3つの仕様となった。駆動方式は3仕様とも2WD(FF)のみだ。
では、さっそく、MX-30 EVモデルの魅力を、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに、見ていこう。
マツダ MX-30 EVモデルの外観・内装デザイン
マツダ MX-30 EVモデルは、同社初の量産電気自動車。マイルドハイブリッドモデルのコンセプト「わたしらしく生きる」をもとに、より豊かな人生をもたらすことを目指して開発された。親しみやすさを感じるデザインや、温かみのある素材使いによる心がととのう室内空間などを、マイルドハイブリッドモデルから受け継ぐ。まずは、外観と、内装デザインの注目ポイントにスポットを当てて、MX-30 EVモデルの個性を見ていこう。
外観:フリースタイルドアも採用
マイルドハイブリッドモデル同様、シグネチャーウイングを廃止して、シンプルながらも存在感ある個性的なフロントマスクを創造した。ヘッドランプは、シリンダー形状による奥行きのある造形で、彫りの深いデザイン。リアコンビランプも立体感を際立たせたフォルムで仕上げた。
サイドビューは、センターピラーを持たず、いわゆる観音開きとなるセンターオープン式ドアが特徴。RX-7の後継モデルとして登場したロータリースポーツカーのRX-8(2003年デビュー)同様、フリースタイルドアと呼び、左右に採用している。
内装:新形状のコンソールとコルクに注目
インテリアデザインは、開放感を実現するために、フローティングテーマによる構成を採用した。水平基調を強めることで、インテリアをよりシンプルかつワイドに表現。フローティングさせたコンソールは注目ポイントのひとつだ。
素材使いも斬新。マツダの前身が東洋コルク工業であることを思い起こさせるコルク素材の投入が新しい。樹木を伐採することなく樹皮を採取して生まれるコルク素材は、天然由来の環境負荷の少なく、しかも、MX-30では、コルク栓を生産した端材を製品に使用する。この「ヘリテージコルク」は、素材本来の温もり感のある見た目と手触り、クッション性のある機能性を活かしてコンソールトレイ部とドアグリップに採用する。
また、ペットボトルのリサイクル原料を使用した呼吸感素材(専用繊維素材)など、環境に配慮したマテリアルの多用も注目ポイントだ。
マツダ MX-30 EVモデルのサイズ・室内スペース
マイルドハイブリッドモデルと同じく、マツダSUVラインアップのなかでCX-5よりコンパクトで、サイズとしてはCX-30と並ぶポジショニングにあるマツダ MX-30 EVモデル。手頃な大きさであることはイメージできるが、実際のサイズは取り回しに関係するだけに注目したいポイントだ。また、快適性や使い勝手を左右する室内スペースと、収納についてもチェックしていこう。
ボディサイズ:SUVスタイルのコンパクトEV
ボディサイズは、全長4395㎜×全幅1795㎜×全高1565㎜。3ナンバーサイズながら、全長が4.4mを切り、全幅が1.8mを下回るため、取り回し際の心配が少ない大きさだ。最小回転半径が5.3mで、その点でも、コンパクトSUVとしての扱いやすさを持つ。
着座位置は高めに設定され、すっきりとした見晴らしを確保。同時に、運転席から見えるボンネット量を最適化してフロントノーズの先端が分かりやすく、車両感覚のつかみやすいのもうれしい。
しかし、マイルドハイブリッドモデルと比較すると、全長と全幅は同値だが、全高は15mm高い1565㎜だから、高さ制限1550mmの機械式パーキングに対応しない点に注意したい。また最低地上高も、180mmのマイルドハイブリッドモデルに対して、130mmとなりボディ下のクリアランスが少ない点にも留意したい。
室内スペース:乗り降りもしやすいフリースタイルドア
4ドアなのに2ドアクーペのようなルックスをもたらすフリースタイルドア。ロータリー搭載のスポーツカーであるRX-8でも、スタイリッシュな外観を生み出したように見た目の恩恵もさることながら、MX-30の各モデルでは、乗降性の面でも貢献度が大きい。
専用設計のヒンジによってフロントドア82°、リアドア80°まで大きく開くセンターオープン式のドア構造を実現したフリースタイルドア。乗り降りしやすいうえ、ベビーカーでのアクセスでも威力を発揮する。
インテリアをシンプルかつワイドに表現していて、開放感の実現とともに、助手席乗員までをも含めた一体感を作り出している。後席は、後席のサイドトリム構造を生かした囲まれ感のあるラウンジソファ調だ。ちなみに後席は3名掛けだ。
収納スペース:カップホルダーのリッドにもコルク採用
下部を吹き抜け構造とした独創のフローティングコンソール。下部にコンソールトレイを採用する。ヘリテージコルクは、基材と同時に成型する手法や専用コーティングで、自動車部品としての高い耐久性を両立しているという。
またフローティングコンソールの後方には、カップホルダーを2つ配置。リッド付きで、そのリッドにもヘリテージコルクを用いているのもインテリア自慢のMX-30シリーズらしい魅力だ。運転席と助手席の間のコンソールボックスはアームレストとしても機能。リアシートのセンターアームレストにもカップホルダーを2つ設けている。
ラゲッジスペースは、幅1000mm、長さ(後席使用時)800mm。機内持ち込みサイズのスーツケースを4個積み込める容量を確保している。また、フロア下には、小物の収納に便利なサブトランクも備えている。
リアシートは6対4の分割式。シートバックを前に倒せば、荷室のフロアとの段差の少ないフラットな空間が広がる。レジャーからデイリーユースまで幅広いシーンで使えるラゲッジスペースだ。
マツダ MX-30 EVモデルの性能・燃費・装備
同社初の量産電気自動車マツダ MX-30 EVモデル。思い通りに操れる走行性能と、様々なシーンで体感できるシームレスで滑らかな挙動を実現している。ここでは、バッテリーEVとしての性能をもたらしたメカニズムや、エンジン車では燃費に当たる電費など、気になるポイントをチェックしていこう。合わせて、安全性能や、装備・機能についても見ていこう。
走行性能:EVも人馬一体による走る歓びを重視
リチウムイオンバッテリーとモーターから成るシステムと、人間中心の思想に基づいた技術を融合させることで、ドライバーの思いのままにクルマを操れるドライビングフィールを実現。
モーターのパワースペックは、最高出力107kW/4500~11000rpm、最大トルク270Nm/0~3243rpm。搭載するバッテリーは、買い物や通勤など、日常使いの使用環境に見合った走行距離を考慮し、総電力量35.5kWhとした。
車速コントロール性の良さをさらに拡大する機能として、回生減速度を切り替えるEV専用のステアリングホイールパドルを設定。これは、デフォルトの「D」を基準に左右それぞれ2段ずつ、計5段によるもので、左パドルを操作すると回生減速度が強まり、右パドルを操作すると回生減速度が弱まるシステムだ。
例えば下り坂では、左パドルの操作で車速の上昇を抑える動きとなり、ドライバーは安心してスピードコントロールが可能。逆に、登り坂で勾配がきつくなったときに、右パドル操作で車両の走行抵抗が減ったかのような軽快な走りを楽しめる。また、ワインディングでは、左パドルの操作で加減速がしやすくなり、荷重移動コントロールを容易に楽しめる。
新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」を採用。シート、ボディ、シャシーを有機的に連携させながら、人間の特性に基づいた造り込みを徹底し、人間の感覚にフィットした乗り心地と操縦安定性を実現している。
マイルドハイブリッドモデルではブレーキによる姿勢安定化制御を追加した「GVC Plus」を投入したが、EVモデルでは、モーターのトルク特性を活かして、より幅広い領域で最適な前後荷重移動を実現する「e-GVC Plus」へと進化させて採用。EVとして類まれな高いハンドリング性能を実現した。
安全性能:先進安全装備をさらに充実
EVモデルでは、ベース車を除き、安全面をより充実させて装備しているのがポイントだ。マイルドハイブリッドモデルでオプションだった機能を標準装備とするなど拡充している。
被害軽減ブレーキ技術のスマート・ブレーキ・サポート(SBS)の右直事故回避アシスト機能を全車に標準装備。前側方接近車両検知(FCTA)も全車標準だ。
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)[全車速追従機能付き]を全車に装備し、車線に沿った走行をアシストするクルージング&トラフィック・サポート(CTS)は、ベース車を除き標準装備。アクティブLEDヘッドライト(ALH)、交通標識認識システム(TSR)もベース車を除く標準装備となる。
燃費性能:一充電走行距離は256km
リチウムイオンバッテリー(総電力量35.5kWh)を搭載。一充電走行距離(WLTCモード)は、ベース車、「モダンコンフィデンス」、「レトロスポーツエディション」、いずれの仕様も、買い物や通勤など日常生活での実用的な使用環境に適う256kmとなる。旅行やロングドライブなどというよりも、都市部を中心にした使用で魅力が輝くだろう。
交流電力量消費率(WLTCモード)についても3仕様で共通し、145Wh/km。各モードのデータも紹介すると、市街地モード121Wh/km、郊外モード129Wh/km、高速道路モード152Wh/kmとなっている。
装備・機能:改良でセンターディスプレイを大型化
装備面はマイルドハイブリッドモデルと少し異なる。とくにベース車は、シンプルな装備内容となる。
運転席&助手席独立コントロール機能を持たないが、フルオートエアコンは全車に標準装備。本革巻きステアリング、運転席パワーシート、運転席&助手席シートヒーターは、「モダンコンフィデンス」と「レトロスポーツエディション」に標準装備した。
シート表皮は、ベース車がクロス、「モダンコンフィデンス」が合成皮革とクロスのコンビ、「レトロスポーツエディション」は合成皮革とスエード調生地のコンビだ。
「Mazda Harmonic Acoustics(マツダ・ハーモニック・アコースティックス)」(8スピーカー)をベース車に標準装備し、ボーズサウンドシステム(12スピーカー)を「モダンコンフィデンス」と「レトロスポーツエディション」に装備した。
マツダコネクトでは、EVモデル専用の追加サービスを揃え、駆動用バッテリーの充電ON/OFF、車内のエアコンの作動/停止、近くの充電スポットの検索などを「MyMazda」アプリを用いて行える。
2024年10月の改良で、装備のグレードアップなどを実施。従来の8.8インチから、大型化した10.25インチセンターディスプレイを新たに採用し、ワイヤレス接続機能(Apple CarPlay対応)を追加。また、車両や車内の貴重品が盗難にあわないように警戒状態にする車両盗難警報装置のバーグラアラーム(侵入センサー無し)も採用した。
マツダ MX-30 EVモデルおすすめポイント要約
マツダ MX-30は、マイルドハイブリッドモデル、EVモデル、ロータリーEVと、3つのモデルをラインアップする。ここで紹介のEVモデルはバッテリーEVで、一充電走行距離256kmとなるため近隣エリアの走行などふだん使いに活躍するモデル。センターオープン式ドア構造の「フリースタイルドア」を持ち、扱いやすいサイズのコンパクトSUVのEVとして、独自の魅力を持つのが注目ポイントだ。
ベース車、「モダンコンフィデンス」、「レトロスポーツエディション」の3タイプのうち、装備の充実を重視するなら、やはり、合成皮革&スエード調生地のシートなどを装備した上級感ある「レトロスポーツエディション」がおすすめ。シックな専用コーデイネートのインテリアカラーも魅力だ。
2021年に登場したものの、販売台数は多くなく、中古車も台数がかなり少ない。2024年10月の改良を受けたモデルとなると、登場からまだ間がないため、中古車で検討するなら時間をおいてからチェックしてみたい。
マツダMX−30EVモデル 2024年11月発売モデル
ベースグレード
価格 | 467万円 |
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排気量 | 0cc |
駆動方式 | FF |
最高出力 | - ps(- kW)/-rpm |
---|---|
最大トルク | kg・m(- Nm)/-rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
モダンコンフィデンス
価格 | 518万円 |
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排気量 | 0cc |
駆動方式 | FF |
最高出力 | - ps(- kW)/-rpm |
---|---|
最大トルク | kg・m(- Nm)/-rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
レトロスポーツエディション
価格 | 521万円 |
---|---|
排気量 | 0cc |
駆動方式 | FF |
最高出力 | - ps(- kW)/-rpm |
---|---|
最大トルク | kg・m(- Nm)/-rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
マツダMX−30EVモデルの歴代モデル
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