スズキ スズキ ワゴンR 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
- 2022/10/17
スズキ ワゴンRの新型モデル情報を紹介します。スズキ ワゴンRの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。スズキ ワゴンR新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
スズキ ワゴンR新型モデルの概要
スズキ ワゴンRは、デビュー後に軽自動車の年間販売台数トップを連続で記録したこともある人気の軽自動車だ。1993年に発売された初代モデルは高いシートポジションで、それまで低い車高で室内も狭いというイメージだった軽自動車のあり方を変えた。現行モデルは、2017年に発売された6代目となっている。
ワゴンRには軽自動車ではなく普通自動車のシリーズもあるが、軽自動車のワゴンRにはFXとハイブリッドFX-Sがある。ほかにもワゴンRカスタムZ、スティングレー、スマイルなど、兄弟モデルも多く、それぞれ特徴が異なるクルマとなる。
ラインナップは、2WDと4WDでそれぞれATとMTがあり、価格帯は121~159万円と求めやすい価格帯の軽自動車になっている。
スズキ ワゴンRの外観・内装デザイン
軽自動車のイメージを一新していまだに人気をキープしているスズキ ワゴンR。その理由をまずは車の外観と内装デザインという購入時のファーストインプレッションに関わるポイントから見ていこう。
外観:太めのセンターピラーがワゴンらしさを主張
ワゴンRの見かけは軽ハイトワゴンというほど居室の高さをアピールしていない。だが、フロントガラスの大きさで広さと視点の高さ、視認性の良さが外観からもうかがえる。車を真横から見ると、ワゴンRという名前どおり、ワゴン然としたハコ型のボディがよくわかる。外からでも居室の広さが想像できるのだ。
さらに太めのセンターピラーと、その後ろの収納スペースを示すピラーでフロントシートとその後ろをはっきりわけてワゴンらしさをアピールしている。フロントは挑発的ではなく、いたって普通だ。ケンカを売らないルックスで、乗り手を選ばない軽自動車ともいえる。
内装:ワイドな視界と平行基調のデザインで快適
ワゴンRのインパネは水平基調で吹き出し口がレイアウトされ、中央にディスプレイ メーター類はその上に位置する。レバーはディスプレイの下で、軽自動車では見慣れた並びだ。
ハンドル上部にメーター類があったほうが見やすいという人には、オプションでヘッドアップディスプレイが用意されている。ダッシュボードは平たいオープンタイプとなっているため自由度の高い収納が行える。
シートは運転席と助手席の間に仕切りがないベンチシートで、移動も楽だ。シートは軽自動車らしい質感だが、ブラックではなくベージュだとかなり印象が変わる。基本はブラックのシートだが、ハイブリッドではベージュ内装も選べる。
スズキ ワゴンRのサイズ・室内スペース
スズキ ワゴンRは軽自動車のイメージを変えた車だが、それは見た目よりもサイズなど数値で見たほうがはっきりする。売りの室内スペースと収納の能力などをチェックしていきたい。
ボディサイズ:小回りが効いて圧迫感のない大きさ
ワゴンRのボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1650mm。全高の高さが際立っている。ボディのデザインではハイトワゴンらしさはないが、全体に高いのだ。横幅も軽自動車の規格ギリギリを攻めている。
最低地上高は150mm。背が高く、シートの座面も高いワゴンRにすっと乗り込める高さで、普通車と同じサイズだ。最小回転半径は4.4mとなっており、小回りも効くのは軽自動車ならではと言えるだろう。
室内スペース:軽自動車の狭さを改善した驚きは健在
小さく狭くて乗りにくかった軽自動車のイメージを一新した初代ワゴンRの「乗りやすさ」は6代目になったいまも健在。
室内サイズは長さ2450×幅1355×高さ1265mmと、いまでは珍しくなくなった広さだが、軽自動車の可能性を切り開いたパイオニアともいえる室内空間の広さは健在。シートに座ったときに感じるアイポイントは高く、フロントガラス越しの視界も広く確保されているため、運転もしやすく開放感も抜群だ。
収納スペース:濡れた傘を収納すると水分を排出
ワゴンRのラゲッジルームは奥行きが250mmでスペースに余裕はないが、後部シートは左右別で倒すことができ、さらに前後にスライドできるので、日常の買物なら充分に事足りる。さらに車内のいたるところに収納スペースを用意。意外に便利なのが、濡れた傘をリヤドア内側のアンブレラホルダーにそのまま収納でき、水分は車外へ自然に排出される機能だ。
助手席の下には洗車道具などを入れられる四角いアンダーボックス、助手席にあるオープントレーにはドリンクホルダーを備え、運転席側にもアッパートレイが用意されている。
スズキ ワゴンRの性能・燃費・装備
スズキ ワゴンRの走行性能や、燃費も気になるところだ。ハイブリッドモデルもあるが、NAモデルとどう違うのだろうか。それ以外の便利な装備・機能などの運転を快適にしてくれるポイントも確認していく。
走行性能:好みに合わせて選べる選択肢の広さ
ワゴンRは全モデルに2WD・4WD、CVTと5MTを用意。さらにハイブリッドモデルのFX-Sもあり、ドライバーの好みで車を選ぶことができる。
ハイブリッドFX-Sではモーター機能付き発電機がバッテリーに充電するとともに、エンジン駆動をアシストする。
エンジンは自然吸気の直列3気筒。ハイブリッドモデルでなくても自然な加速が味わえ、不足感はあまり感じない。その理由のひとつとして、ワゴンRがハイトワゴンでは最軽量クラスということもある。
安全性能:軽量衝突吸収ボディ「TECT」を採用
ボディには車全体の軽量化と、衝撃吸収性を高めた「TECT」(テクト)を採用。超高張力鋼板も使用している。加えてプラットフォームに「ハーテクト」を採用。これも燃費向上に役立っている。
また、ボディは歩行者傷害軽減をはかるような構造を採用。さらに乗員には高性能シートベルト、頸部への衝撃を吸収するシートなどを備えている。
そして、スズキ車ではおなじみの予防安全技術「スズキ セーフティサポート」を搭載し、クルーズコントロールからブレーキサポート、誤発信抑制機能、ふらつき警報、駐車時などに便利な全方位モニター用カメラを備えている。
燃費性能:WLTCモード24.4、ハイブリッドは25.2km
ワゴンRのFXは、2WD・CVTモデルの燃費はWLTCモードで24.4km/L。5MTで24.8km/Lだ。フルタイム4WDではCVTで23.2km/L、5MTで23.0km/Lで、大きな差はない。ただし、5MTではドライバーの運転の仕方やシフトのタイミングなどで燃費が大きく変わることも考えられる。
ハイブリッドFX-Sの燃費は、2WDで25.2km/L、フルタイム4WDで24.2km/Lで思ったほど大きく燃費性能が高くなるわけではない。ただし、JC08モードだとFXの2WD・CVTが26.8km/Lなのに比べてFX-Sの2WD・CVTでは31.0km/Lとはっきり上回っている。
装備・機能:リヤシートもリクライニング可能で快適
ワゴンRではリヤシートも含め、全席が前後スライド、リクライニングが自在で、居室の広さを活かして乗員それぞれが自分の快適ポジションでくつろぐことができる。
また、小さな子どもを乗せることが多いファミリーには、規格を満たしたチャイルドシートをしっかり後部座席に取付けできる装置も用意されている。いざというときにチャイルドシートがずれたり、車外へ飛び出したりすることを防ぐことが可能だ。
さらに盗難防止機能としてイモビライザー、想定外の操作でドアが開かれるとハザードランプとホーンで警告するなどの防御手段を備えている。
スズキ ワゴンRおすすめポイント要約
スズキ ワゴンRは、現在に連なる広くて背の高い軽ハイトワゴンのジャンルを切り開いたモデルだ。室内の余裕はいまも受け継がれており、ファミリーでも使いやすく、お出かけにも活躍してくれるはず。
ワゴンと名がつくだけあって、外観からもワゴンスタイルが目につくが、室内は各シートがそれぞれ独立してスライドし、倒すことができるのも便利だ。
ワゴンRにはハイブリッドモデルもあるが、WLTCモードの燃費性能は自然吸気モデルと燃費に大きな差はない。モーターでエンジン走行をアシストしてくれる走り出しの軽さはあるので、実際に試乗で乗り比べてみるといいだろう。
スズキワゴンR 2023年11月発売モデル
FX
価格 | 129万円 |
---|---|
排気量 | 660cc |
駆動方式 | FF |
最高出力 | 49 ps(36 kW)/6500rpm |
---|---|
最大トルク | kg・m(5.9 Nm)/5000rpm |
乗員 | 4名 |
燃費 | - |
FX
価格 | 142万円 |
---|---|
排気量 | 660cc |
駆動方式 | フルタイム4WD |
最高出力 | 49 ps(36 kW)/6500rpm |
---|---|
最大トルク | kg・m(5.9 Nm)/5000rpm |
乗員 | 4名 |
燃費 | - |
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