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トヨタ トヨタ アクア 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2024/07/01

トヨタ アクアの新型モデル情報を紹介します。トヨタ アクアの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。トヨタ アクア新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

トヨタ アクア新型モデルの概要

トヨタ アクアは、初代モデルが2011年に登場。「次の10年を見据えたコンパクトカー」を目指し、高い実用性や、ハイブリッド専用車としての優れた低燃費、そして買いやすい価格などを実現していた。

そんな大ヒットモデルのデビューから10年。2021年7月、新型アクアが登場した。35.8km/Lという燃費性能をマーク。そのうえ上質さや、快適性、デザイン、走り、安全性など、全方位で魅力をアップした。2022年11月には一部改良とGRスポーツ発売を行い、2024年4月には2度目の一部改良を実施した。

パワートレインは、1.5Lハイブリッドシステムで、4WD(E-FOUR)にはリアにもモーターを積む。グレード構成は、X、G、Zの3グレードが基本で、走行性能を高めたGRスポーツが加わる。それぞれに2WD(FF)、4WD(E-FOUR)を用意するが、GRスポーツは2WD(FF)のみだ。

ではさっそく、全方位で魅力を高めた2代目アクアの注目ポイントを見ていこう。

トヨタ アクアの外観・内装デザイン

大ヒットモデルのあとを受けてデビューした2代目トヨタ アクア。外観は変貌を遂げ、内装デザインも大きく進化した。初代のウィークポイントを克服して生まれ変わった2代目の魅力的なデザインをまず確認していこう。

外観:ルーフラインがぐっと伸びやかに

2代目アクアのルックスは、まずフロントマスクに目がいく。洗練された表情や上質感を持ち、ヘッドランプはシャープなイメージながら、どことなく親しみやすさを感じさせてくれる。

サイドに回ってみると、伸びやかなモノフォルムシルエットのキャビンで、実にスマートな印象。ウィンドウ構成は後方でポップアップするデザインだ。左右に張り出したリアフェンダーも個性的。エモーショナルでダイナミックなルックスを作り上げた。

リアビューは、踏ん張り感をもたらす力強さに満ち、ボディラインに寄り添うようにデザインされたテールランプも上質さを見せている。

内装:インテリアも大人びたセンス

インテリアは、機能を集約したデザインで、シンプルでクリーン、しかも上質な空間だ。上級2グレード(ZとG)は、ソフトな合成皮革を施した助手席前のコーディネートが、大人びたアクアを見せてくれる。最上級のGには、合成レザーに、ストライプ柄のファブリック(もしくはチェック柄のファブリック)を組み合わせるおしゃれ仕様をオプションで用意。これは大人になったアクアをとくに実感する仕様だ。

10.5インチ大型ディスプレイオーディオをトヨタのコンパクトカーとして初採用。乗り込んだとたん目に入る存在感たっぷりのこの大型ディスプレイオーディオは、Zグレードに標準装備、GグレードとGRスポーツにメーカーオプションで用意する。

GRスポーツのインテリアは、体をしっかりとサポートしてくれるスポーティシート(GRロゴ付き)と、エアヌバック+合成レザーの専用シート表皮によって特別感たっぷりだ。専用本革巻きステアリングホイール(GRロゴ付き)や、アルミペダルなども、走りの良さをアピールする。

トヨタ アクアのサイズ・室内スペース

上質感を強調して誕生したトヨタ アクアの2代目。初代はコンパクトさも魅力だったが、2代目はボディが大きくなったのか実際のサイズは大いに気になるポイントだろう。また、室内スペースの広さや、荷室を含めた収納について、ここでチェックしていこう。

ボディサイズ:全長と全幅は同サイズをキープ

2代目へのモデルチェンジで重視したポイントのひとつが室内の広さだが、ボディのサイズは全長4050㎜×全幅1695㎜×全高1485㎜で、ホイールベースは2600mm。初代と比較すると、全高を30mm高くし、ホイールベースを50mm延長したが、全長と全幅は同サイズに収めている。

ホイールベースを伸ばしながら全長をキープできたのは、フロントオーバーハングを30mm、リアオーバーハングを20mm短縮したからだ。この工夫で、従来型と同じ全長をキープし、取り回しの良さを維持しているのだ。

室内スペース:リアシートの快適さにこだわった

コンパクトなボディをキープしながら、室内空間を広げた2代目アクア。ホイールベースの延長分の恩恵で、前後シート間の距離(前席と後席の着座位置の距離)は従来に比べて20mm長くなって、リアシートの足元が広くなった。

また、全高が高くなったことと、高いルーフを後方まで引っ張ったことで、リアシートの頭上のゆとりも増えている。実際、座ってみると、窮屈さを感じないリアシートだと感じるだろう。また、ボディの全幅は同じだが、室内の幅は30mm広くなっている。

運転のしやすさにもこだわっていて、フロントサイド前方の三角窓を拡大して視認性をアップ。ワイパーの停止位置も下げて、すっきりした視界を確保している。

収納スペース:使い勝手にこだわった荷室

荷室長の数値は従来型より少なくなってはいるものの、荷室高や最大荷室幅は拡大。リアシートを前に倒したときのフロアもフラットに近くなった。また、バックドアの開口部が拡大しているから、荷物の出し入れの際のストレスが低減しているのも注目ポイントになる。

小物収納を見てみると、グローブボックスに加えて、その上部もフタ付きの収納スペースとなっていて使いやすい(上級グレードで合成レザーを施している部分が、上部収納のフタとなるわけだ)。

前席の間のコンソールにはスライド式スマホトレイと2個のカップホルダーを配置。上級グレードのZとGには、アームレストとして活躍するコンソールボックスも装備する。XグレードとGRスポーツは、コンソールボックスを持たず、そこに後席用のカップホルダーを配置。なお、上級グレードのZとGの後席用カップホルダーは、リアセンターアームレストに備えている。

トヨタ アクアの性能・燃費・装備

内外観の魅力を引き上げて登場したトヨタ アクア。全車ハイブリッドだが、快適性などを含めた走りの性能の進化は、ぜひチェックしたい部分だ。また燃費をどれほど向上させているかも気になる。安全面など装備・機能についてもここで見ていこう。

走行性能:モーターだけで走れる領域が増えて静か

最高出力91ps、最大トルク120Nmの1.5リッター直3エンジンと、80ps、141Nmの電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。E-Four(4WD)は、6.4ps、52Nmのモーターをリアにも搭載する。エンジンとモーターにより動力性能として発揮できる出力(システム最高出力)は116ps(85kW)だ。

注目は、高出力なバイポーラ型ニッケル水素電池を駆動用車載電池として世界初採用した点。従来型アクアのニッケル水素電池に比べてバッテリーの出力が約2倍に向上した。アクセル操作に対するレスポンスが向上し、また、電気だけで走行できる速度域が拡大。EV走行領域は2倍となり、街なかの多くのシーンをモーターだけで走行できる。会話の弾む静かな室内空間をもたらしたが、これには、遮音材の効果的な使用も貢献している。

アクセルペダルを緩めるだけで回生によって減速度を増大させ、滑らかに減速することができる「快感ペダル」をトヨタで初めて採用。

また、軽量・高剛性ボディや、新たなサスペンションの投入で、走りの質をアップ。乗り心地へのこだわりも2代目アクアの注目ポイントだ。

安全性能:一部改良で安全装備がさらに充実

「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」を標準装備。交差点での右左折時の事故に対応範囲を拡大したプリクラッシュセーフティや、全車速追従型レーダークルーズコントロール、同一車線内の中央を走行するよう操舵支援するレーントレーシングアシスト、ペダル踏み間違い時の急加速を抑制するプラスサポートなどを搭載した。

駐車時の操作を車両が支援するトヨタチームメイトのアドバンストパークも採用(オプション設定)した。

2024年4月の一部改良で、安全装備を充実。ブラインドスポットモニター(停車時警報機能付き)+パーキングサポートブレーキ(前方静止物・後方接近車両)と、パノラミックビューモニター(シースルービュー&ムービングビュー付き)を、Zグレードに標準装備した。

また、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)を、今までオプションだったXグレードにも標準で装備した(GRスポーツやGグレードは以前から標準装備)。自動防眩インナーミラー(ドライブレコーダー付き)はZ、G、GRスポーツに標準装備する。

燃費性能:燃費性能に磨きをかけて登場

バイポーラ型ニッケル水素電池を含め、新たに投入したハイブリッドシステム(1.5Lエンジン+モーター)が、優れた燃費性能を実現。WLTCモード燃費は、34.6km/Lを達成した。

燃費データは、グレードで異なり、Xグレードが上記データの34.6km/Lをマーク(E-Fourは30.0km/L)。ZとGグレードが33.6km/L(E-Fourは30.0km/L)で、スポーティな走りにこだわったGRスポーツが29.3km/Lだ。

優れた燃費を誇った従来型でも29.8km/Lだったので、2代目アクアは燃費性能をいちだんとアップさせているのだ。

装備・機能:災害時などに役立つ給電機能を全車に

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)と非常時給電モードを全車に標準装備。停電など非常時には「非常時給電モード」にすると、電気ポットやドライヤーなどといった家電製品が使用可能だ。ガソリン満タン状態で消費電力400Wなら約5日間、ガソリンを電気に変換して活用できる。

大型で高精細な10.5インチディスプレイは、Zグレードに標準装備。他グレードは7インチディスプレイが標準だが、GRスポーツとGグレードは10.5インチがオプションで選択可能だ。

運転席パワーシートはZグレードにオプション、シートヒーターは全車にオプション、ステアリングヒーターはX以外のグレードのオプションアイテムだ。なお、これらのコンフォート装備はセットでのオプションとなるので、カタログやWebのメーカーパッケージオプション一覧表などをチェックしてほしい。

トヨタ アクアおすすめポイント要約

全長と全幅のサイズをそのままに、室内の広さを向上させた2代目アクア。上質感のアップも見逃せないポイントだ。

燃費性能にこだわるならXグレードとなるが、装備の面も考慮するとやはりZやGグレードをチョイスしたいところだ。

その一方で、スポーティな走りを重視したGRスポーツも見逃せない。最高出力などは他のグレードと共通ながら、足回りの強化を行っている。ベースとなるアクアの高いボディ剛性をさらに向上させるため、ボディフロア下2か所へブレースを追加。さらにリアバンパーリインフォースを追加した。これらによって、操縦安定性のアップとフラットな乗り心地をもたらした。さらに、サスペンションや電動パワーステアリングを専用チューニング。足元は、205/45R17タイヤ(POTENZA RE050A)と専用17インチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント付き)だ。専用のエクステリア、インテリアも魅力となる。GRスポーツは、2代目では2022年11月にアクアのラインアップに追加となった。

GRスポーツが加わった2022年11月のとき、各グレードの一部改良も実施され、ボディカラーにツートーン4色とポップオレンジクリスタルシャインを設定。また、合成レザーとチェック柄ファブリックをあわせたシート表皮(ブラック×オレンジの内装色)を、Zグレードに設定している。そして、2024年4月の一部改良で先述の安全装備の充実が実施され、同時に、上質感を高めた特別仕様車のZラフィネが発売となった。中古車を購入の際は、これら改良の内容も確認しながらお気に入りの1台をチョイスするのがおすすめだ。

トヨタアクア 2024年8月発売モデル

Z ラフィネ

価格 267万円
排気量 1500cc
駆動方式 FF
最高出力 91 ps(67 kW)/5500rpm
最大トルク kg・m(12.2 Nm)/3800〜4800rpm
乗員 5名
燃費 -

Z ラフィネ

価格 284万円
排気量 1500cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 91 ps(67 kW)/5500rpm
最大トルク kg・m(12.2 Nm)/3800〜4800rpm
乗員 5名
燃費 -

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