トヨタ トヨタ RAV4 PHV 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
- 2025/04/15
トヨタ RAV4 PHVの新型モデル情報を紹介します。トヨタ RAV4 PHVの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。トヨタ RAV4 PHV新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
トヨタ RAV4 PHV新型モデルの概要
トヨタ RAV4 PHVは、5代目RAV4のシリーズに2020年6月に加わったプラグインハイブリッドモデル。既存のハイブリッドモデルよりもフロントモーターの高出力化などで、システム最高出力225kW(306ps)を達成し、スポーティで力強い走行を実現している。
デビュー時は、RAV4 PHVのモデル名で、「G」、「G“Z”」、「BLACK TONE」の3グレードを設定して登場したが、2022年10月にRAV4に統合され、以降、RAV4の「Z」グレードとしてラインアップしている。
改良は小規模なものだが、3回実施。ここでは2024年11月に改良を受けた最新仕様(2025年1月発売)を中心に、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに、その魅力を見ていこう。
トヨタ RAV4 PHVの外観・内装デザイン
SUVらしい力強さと洗練さを融合したデザインに、プラグインハイブリッドモデル専用のディテールを採用するトヨタ RAV4 PHVと「Z」グレード。まずは、外観と、内装デザインの注目ポイントにスポットを当てて、その個性を見ていこう。
外観:最上級モデルとしての専用デザイン
八角形(オクタゴン)など多角形をモチーフにしたデザインを外観の随所に取り入れて登場した5代目RAV4。プラグインハイブリッドモデルは、その力強いイメージを受け継ぎながら、RAV4ブランドの最上級モデルとして専用デザインを採用しているのが注目ポイントだ。
艶ありブラック仕上げを施したメッシュデザイン(ダーククロームメッキモール付き)の専用フロントグリルなどを採用。フロントビューは先進かつスポーティなイメージをより強めた。リアまわりでは、バックドアに金属調の加飾を配置。アルミホイールも専用で、切削光輝&ブラック塗装が施されている。
内装:ブラック内装にレッドステッチ採用
天井のほかピラーなどもブラック基調で統一したキャビン。スポーティさとともに、上質感を醸し出すレッドステッチも注目ポイントだ。インストルメントパネルをはじめ、ドアトリム、シート、ステアリングホイール、シフトブーツ、センターコンソールにレッドステッチを施し室内をコーディネートした。
シート表皮は、陰影を際立たせる横基調のキルティング意匠とレッドリボン加飾を採用した合成皮革(パーフォレーション付き)。以前、設定していた「BLACK TONE」と「G“Z”」も同様の仕立てだ。なお、「G」は、シートのメイン部分に、ファブリックの快適性と革のような質感を併せ持ったレザテックを使用していた。
トヨタ RAV4 PHVのサイズ・室内スペース
GA−Kプラットフォームを採用し、ハリアーのプラグインハイブリッドとの共通項が多い、トヨタ RAV4 PHVと「Z」グレード。ミッドサイズSUVであり、相応の大きさであることはイメージできるが、サイズは取り回しに関係するだけに注目したいポイントだ。また、快適性や使い勝手を左右する室内スペースと、収納についてもチェックしていこう。
ボディサイズ:ミッドサイズSUVの迫力あるボディ
ボディサイズは、全長4600㎜×全幅1855㎜×全高1695㎜。全長も全幅もミッドサイズSUVらしい数値の大型ボディで、存在感あるルックスだ。1994年に登場した5ナンバーの初代RAV4(3ドアで全長3695㎜×全幅1695㎜×全高1655㎜)と比較すると900mm以上長く、その5ドア版である1995年のRAV4 V(4105×1695×1660mm)と比べても495mm増となっていて、圧倒的な大きさだ。
運転席からの視界のよさはありがたい部分だが、住宅街の狭い路地が連続する道の通行やすれ違い、また、スペースに余裕のない駐車スペースでは、取り回しに気を使うシーンはやはりあるだろう。
なお、現行ハリアーよりも全長が140mm短く、ハリアーに比べると取り回しが助かる部分はある。
「Z」グレードの最低地上高は、大径タイヤの装着もあり、200mmとなっている(19インチタイヤの場合)。オプションの18インチタイヤを装着の場合は195mmとなる。
室内スペース:良好な視界を確保した運転席
インストルメントパネルを低くすることで圧迫感を抑えた点や、室内から見えないように設計したワイパーなどによって、すっきりとした前方視界を確保した運転席。同時に、ドアミラーの取り付け位置の最適化や三角窓の採用で、良好な斜め前方の視界を実現している。
また、リアクォーターガラスの拡大や、リアドア後部のピラー断面を小さく設計したことで、斜め後方視界も良好なものとした。
ホイールベースはハリアーと同じ2690mm。キャビンは、大人4名のロングドライブをこなすスペースだ。後席は十分な前後席間距離で、膝まわりにゆとりを確保。フロントシート下に足先を入れられるのも快適な移動に貢献してくれる。
収納スペース:実用的なラゲージスペース
小物類を置くことができるオープントレイを、インストルメントパネルの運転席側と助手席側、そしてセンターコンソールに配置。そのほか、カップホルダー(前席2つ、後席2つ)、ドアポケット、オーバーヘッドコンソール、デッキサイドポケットも備える。
5代目RAV4は、リアシート使用状態でもクラストップレベルのラゲージ容量580Lを実現して登場した。プラグインハイブリッドモデルはやや少なくなるものの、SUVとして十分な490Lという容量を確保。6対4分割可倒&リクライニング可能なリアシートを採用し、ラゲージスペース床面の長さはリアシート使用時で996mm。リアシートを倒すと1855mmまで拡大する。
「Z」グレードでは、リアバンパー下への足の出し入れでバックドアが自動開閉する、ハンズフリーパワーバックドアを標準装備する。
トヨタ RAV4 PHVの性能・燃費・装備
RAV4の高い基本性能と、プラグインハイブリッドシステムの優れた能力を融合したトヨタ RAV4 PHVと「Z」グレード。その性能を引き上げるために投入されたメカニズムや、ランニングコストを抑えてくれる燃費など、気になるポイントをチェックしていこう。合わせて、安全性能や、装備・機能についても見ていこう。
走行性能:走りの楽しさの追求が魅力
プラグインハイブリッドシステム「THSⅡ Plug-in」を搭載。エンジンは2.5L直4ユニットで、最高出力130kW(177ps)、最大トルク219Nmを発揮する。モーターを前後に搭載したE-Four(電気式4輪駆動)で、フロントモーターは134kW(182ps)/270Nmの高出力。リアモーターは40kW(54ps)/121Nmを発揮する。
とくにフロントモーターのパワフルさが、RAV4ハイブリッドモデル(2.5Lハイブリッド)との違いで、88kW(120ps)/202Nmのハイブリッドモデルに比べて、プラグインハイブリッドのフロントモーターは、62ps/68Nmも高いスペックを持つ。
システム最高出力は225kW(306ps)を達成。0-100km/h加速タイムは6.0秒をマークし、力強い加速を実現している。
TNGAプラットフォーム(GA-K)を採用し、大容量リチウムイオンバッテリーを車体中央の床下に搭載。低重心化、重量バランスの最適化を追求して、ドライバーの感性を重視した上質な乗り心地と優れた操縦安定性をもたらしている。
足回りでは、前後ショックアブソーバーの摩擦特性と減衰力特性を最適化。コーナリング時の優れた操縦安定性や、重厚感のあるしなやかな乗り心地を実現した。
また、E-Fourによって優れた駆動力を余すことなく四輪に分配。卓越した走行安定性や、降雪時や雨天時の安心感を追求している。
安全性能:一部改良で予防安全機能を向上
歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティを採用。駐車場など低速走行時における衝突緩和や、被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]なども装備した。
また、車両全周囲の映像をディスプレイオーディオに表示するパノラミックビューモニターを採用。後方視界や、目視しにくい箇所など、周囲の確認をサポートしてくれる。また、ヘッドアップディスプレイも、ドライバーの目線移動を減らし、運転疲労軽減に貢献してくれる。
「Z」グレードとして設定された2022年10月の一部改良で、プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車、および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加するなど、Toyota Safety Senseの機能を拡大した。また、デジタルインナーミラーに録画機能を採用している。
燃費性能:航続距離は1300km以上
満充電状態でEV走行距離は95kmを達成。ハイブリッド燃費(WLTCモード)は22.2km/Lをマークする。2.5LハイブリッドモデルではWLTCモードが20.6km/Lだから、プラグインハイブリッドモデルはそれを上回る性能を実現している。
ガソリンタンク容量は55L。ハイブリッド燃費22.2km/Lをかけ算して、EV走行距離95kmを合わせる計算で、航続距離は1300km以上となる。
また、外部給電機能を標準装備。最大1500W(AC100V)の給電が可能で、停電・災害時などの緊急時や、アウトドアに役立つ。EV給電モードとHV給電モードを設定。HV給電モードはバッテリー残量が所定値を下回るとエンジンが起動し、ガソリン満タン状態なら最大1500Wの給電を続けても3日程度を過ごせる電力を供給できる。
装備・機能:RAV4の最上級仕様を誇示する装備
最新の「Z」グレードの装備内容は、非常に充実。シート関連では、運転席8ウェイパワーシート、電動ランバーサポート、助手席4ウェイパワーシートに加えて、運転席・助手席の快適温熱シート、後席左右のシートヒーター、さらに運転席・助手席のベンチレーション機能までも標準で装備する。
タイヤサイズは、19インチ(235/55R19)が標準の仕様。オプションで18インチ(225/60R18)もチョイス可能だ。そのほか、リアサイドスポイラー、リアスポイラー、本革巻きステアリング、ステアリングヒーター、ヘッドアップディスプレイ、デジタルインナーミラー、パノラミックビューモニターを標準装備し、パノラマムーンルーフをオプションで用意した。
センターディスプレイは、2020年のPHVデビュー時は9インチ(ディスプレイオーディオ)を採用。2022年10月に設定された「Z」グレードでは10.5インチとなった。
トヨタ RAV4 PHVおすすめポイント要約
EV走行距離95kmが可能なプラグインハイブリッドシステムを持ったRAV4 PHVと「Z」グレード。システム最高出力225kW(306ps)、0-100km/h加速タイム6.0秒という動力性能が魅力だ。力強いパフォーマンスを求めるなら、ハイブリッドモデルを凌駕するこのプラグインハイブリッドモデルを検討したい。
最新の「Z」グレードは、上級装備を採用していて、RAV4の最上級仕様としての価値を示す。この「Z」グレードのみのラインアップに変更されているが、RAV4 PHVデビュー当初は、「G」、「G“Z”」、「BLACK TONE」の3グレードを用意していた。これらを検討する際は中古車を考えることになるが、「BLACK TONE」は装備が充実。「G」や「G“Z”」は装備が「最上級」にはならないが、そのぶん予算を抑えられるケースがありそうだ。
ただ、中古車の場合、RAV4 PHVの3グレードも、「Z」グレードも、いずれも台数が少ないので、ハイブリッドモデルなども合わせて検討してみたい。
トヨタRAV4 PHV 2025年1月発売モデル
Z
| 価格 | 566万円 |
|---|---|
| 排気量 | 2500cc |
| 駆動方式 | フルタイム4WD |
| 最高出力 | 177 ps(130 kW)/6000rpm |
|---|---|
| 最大トルク | kg・m(22.3 Nm)/3600rpm |
| 乗員 | 5名 |
| 燃費 | - |
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